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ひとり旅・自分と繋がる新しい自分へ・5話

ひとりピクニックな食事を終えて、トラックの荷台に座ったまま、心地よい潮風に吹かれながら、何気なく今起きていることを考えていました。
2020年3月25日から始まったロックダウン。あれから2020年10月15日の観光再開までの205日間、初体験の長い長いお休み。でしたが、過ぎてみると意外と短かかったようにも思えます。この間、ハワイ州中のほとんどのホテル、リテールのお店、レクレーション、観光関連の会社など一時閉鎖をしましたので、多くの人が失業しました。

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長いお休みの間、60日間連続、近所の海で泳ぎ、スノーケリングをしながら何気なく海中をチェックしているうちに、全く人が来なくなってから時間が経つにつれて、どんどん海中の様子が変わってることに気づきました。白化されたサンゴの隙間から、小さなサンゴが育っていたり、色が無くなりそうになっていたサンゴが色を取り戻しはじめたり、魚を沢山みかけたり、小魚の群れが戻ってきたり、元気な雲丹が増えて、日々変わっていきました。
海は正直です。時間を重ねる毎に海水が澄んできれいになっていきました。

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海だけではありません。ハワイ島の地上の自然、大地も森も日増しにパワーを取り戻しているように感じます。再び観光が再開する前、人の行き来があまりないうちに、この自然の美しいハワイ島をまわってみたいという思いが、ずっ〜とどこかにありました。

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あれこれ思いを馳せているうちに、ケアウカハの涼しくて心地よい時間がどんどん過ぎていきます。なんだか眠くなってきました。そのまま、荷台に仰向けになって青い空を見ながらのお昼寝も気持ち良さそうです。
と、その時、傾き始めた太陽が目的地に向かわないと‼︎と告げてきました。
まだまだ目的地まであと数時間。さあ、次の場所に向かって出発です。
(続く)



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