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相棒探しの旅① topoathletic/ultra venture

相棒探しの旅、まずはtopoから。
※足の形も癖も歩き方も走り方も人によって全然違うので、これはあくまで超個人的な見解です。人によって印象は全く違うと思います。

Amazon で少し安く買えたウルトラベンチャー。定価だと2万のものが1万3千円弱だった。確信を持って買うわけじゃないから少しでも安いとありがたいよね...。

2回の山行での感想(ほぼ初見、歩き)

topoathletic/ultra venture

フィット感 ★★★★★
柔 軟 性 ★★★★★
安 定 感 ★★★☆☆
耐 久 性 ★★★★☆
グリップ力 ★★★★☆
デザイン性 ★★★★★
足型とマッチしているか ★★☆☆☆

カルドラドとは全く違う、どちらかというとアルトラに近い?ラストの形状。わたしは足幅狭め、甲高ではないけど普通くらい。つまり“だんびろ”の要素がない。タイトめなシューズが好み。じゃあ全然違うやん、って思うかもしれないけれどtopoはロード用を履いていて、ふわふわすぎない適度な反発感が気に入っていたのと、ゆるめだけど内側が肉厚だから包み込まれる感じで案外イケるかもと感じていたため。

履いた場所は雌阿寒岳と知床連山縦走。トレイル率100%、土、木の根、ガレ、ザレ、湿地、草地、岩場、粘土質、泥、藪漕ぎなどかなり特徴的なサーフェイスを全部一気にテストできた(笑)むしろちょっとトレランシューズのテストにはややこしすぎたかも?あまり走れないトレイルで荷物も大きめだったのでほぼ歩き。

足入れ時は、「うん、よさそう、気持ちいい!」が最初の感想。包まれる肉厚さ。あと単純にカラーとデザインが好き。破れやすいつま先のソールの反り上がり部分や親指と小指の部分の補強も良さそう。

履いてみて感じた一番の課題は、ロード以外でふわふわクッション系をほぼ履いてないから、歩きでさえうまくいかない...うまく履きこなせない...どう接地するのがいいのかどう重心移動するものなのか、こりゃかなり慣れが必要そう。わたしの足幅が狭いから、初日に何度も靴の中で足がズレた拍子に軽く捻ってしまう。捻り慣れていて足首が緩いので軽くならどうってことないんだけど結構怖い。捻った時の反動(戻り)もシューズが違うと全然違う(笑)カルドラドの時はタイトだったからか瞬時に戻っていたけど、捻れたシューズと足のズレで戻りが遅れた感じ。捻挫とシューズの中ではブレは、2日目以降にシューレースをかなりキツめに締めたらわりと解決。これ系の幅広シューズはシューレースをギュウギュウに締めてもアリなのね!特に圧迫感がないからびっくり。シューホールと中足部のホールド感が連動してないらしい。それはそれで良いかも。

クッション性はかなりソフトで、柔らかいシューズは好きなんだけどもうちょい“しなり”というか芯のある屈曲性というか、柔らかでふわふわすぎるかも?そしてここまでのクッション性や接地の安定感はわたしはいらないかも。つまり、おそらくわたしはウルトラベンチャーじゃなくてテラベンチャーだったんじゃないかと。

グリップは結構良くって安定感あり!さすがビブラムソール。最初は探り探り足を着いていたけど、次第にグリップ感覚がわかってきたら不安感は全然なくて、ゴーロみたいなところでも大胆に足置きできたり。ただラグがそんなに深くないからなのかパターンの問題か、ヌルッとした泥や磨かれた岩や苔付きは苦手そう。そんなシーンに対応できるシューズはそもそも少ないかな。例えば雨天時の信越の斑尾山からバンフまでの下りみたいなどんなシューズだって絶対滑るシーンでは、シューズと足の一体感が大事だと思うので、そういう意味ではちょっと心配。真っ直ぐ下に足を着けるコースが中心なら問題なし。

履き慣れたらいい相棒になり得る!レースはおあずけ?

ひとつ驚いたのは耐久性。今回、トレイルがテクニカルすぎたというか路面変化が激し過ぎて服が破けたりカメラが壊れたり色んなものがダメになるくらいの場所で...こりゃ一発で新品のシューズに穴あけちゃうな(泣)って思っていたのに、終わってみればなんてことなし。アッパー破れがない!!!うそだ!?あんなに岩に擦ったのに!?あんなにハイマツや枝を漕いだのに!?火山のザラザラジャリジャリの殺傷率高めのガレを歩いたのに!?アッパーの補強ばっちり、ソール剥がれもなし。ほんとこれにはめちゃくちゃびっくりした。もう少し履き慣れてきたら旅の相棒にいいじゃないか。長旅は耐久性がめちゃくちゃ大事だから。

そんなわけで最初からわかっていたけど、わたしの足のタイプからしてちょっと幅が広く、優位性であるラストのゆったり感が逆にブレに繋がり、良い部分をうまく履きこなせていない印象。でもデザインやカラーは超お気に入りだし、足裏の疲れは少なめだし、耐久性も高い。「当たる」部分は一切なく痛みも足のトラブルも今回はなし。グッズグズに濡れたけど乾きも結構早かった。

結局ね、やっぱ見た目の好みも大事なわけで。それに関しては100点なんです。履き慣れたらいい相棒になるんじゃなかろうかという期待は込めつつ、レース用としてはまだ保留。ほぼ林道、ほぼロードなコースだったらアリか。悩ましい。次は走って試してみよう。

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