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北欧子育てパパ③-子育ての悩みと工夫

世界一男女平等と言われる北欧フィンランド。
30代で首相のサンナ・マリンさんが象徴するように、女性が社会で活躍する国という印象をもっている人も多いと思います。

↑夜にはハードに踊るということで、世界中のメディアに取り上げらていたことも記憶に新しいのではないでしょうか。

男女平等は、ビジネスに限ったことではなく、生活も同様です。
世界で唯一、パパがママと同じだけ育児に時間を使う国と言われ、50:50で仕事・生活ともにお互いの責任を果たす文化があります。

そんな北欧における子育てパパのエピソードや影響を受けて工夫をしてきたことなどについて、2つ記事を書きました(1回目2回目)。

そこでは"イクメンヅラ"をしてしまいました。

しかし、実際には私の家事や育児能力のあまりの無さから、日々、様々な問題が発生しておりました。パパに抱っこされても泣き止まない、離乳食を食べなくて痩せていく、保育園に馴染めない、親が一人の時間がなくてイライラ爆発など。。

前回まではポジティブ面だけお話しましたが、今回はリアルな失敗や悩みから、どのような工夫をしてきたかについてご紹介してみます。

ME TIMEがとれずイライラ

独身時代や子供のいないときは、自分で自分の時間をコントロールしやすいですが、子供ができると、朝起きる時間、夜眠る時間、育児や家事に必要な時間など、生活スタイルを子供を中心に調整していく必要が出てきます。

仕事、育児、家事と時間を埋めていくと、どうしても犠牲になるのが、趣味やスポーツなど、自分の時間です。

特に、頑張り屋さんほど、子供が生まれてからの反動は大きいように思います。

よくカモメを見かけました。

私の場合も、留学、子育て、転職、新しい分野の勉強、兼業、こうした形でまだ自分に時間を投資をする必要がある人は特に、ME TIMEがないことが悩みになるのではないでしょうか。

対応策としては「マインド」に関するものと、具体的な「行動」に関するものがあると感じています。

「マインド」面では、時間軸を長くして考えることです。例えば、独身時代にガムシャラに働けば1年で昇進するところが、2−3年かかるかもしれませんし、転職活動も5社応募できたのが、2社になるなど、ゆっくりになることが考えられます。

そんなときには焦ったりしてしまうのですが、前に進んでさえいればOKというぐらいに捉える心の余裕が必要です。

フィンランドで私と同じように子育てをしているパパ友と話をしていたときに印象的だった話に

30代までに子供がある程度、手がかからなくなるところまで成長して、家を買って、キャリアの方向性が定まって、とにかく継続していくこと。その後、40代で余裕が出た時に、会社の中で高い地位に着いたり、起業したり、やりたいことをするというプランを考えてるよ。

という5年、10年という長期スパンで、人生設計を考えており、5年後、10年先の子供の年齢と、自分やパートナーの年齢などを照らし合わせて、お金・キャリア・家・趣味などのプランをなんとなく持っているようでした(もちろんプラン通りに行かなくても)。

内閣府から◯◯家作線会議シートが出てたりします(こちら

行動面では、5年、10年先になっていたい状態を決めて何にフォーカスするかを決めるということと、お互いがME TIMEをとれる時間の使い方を工夫する2つです。

1番大切かなと思っていることは、これだけは譲れないという優先順位をつけることです。例えば、仕事・お金・家族・健康・趣味から特に大切にしたいことを決めたり、逆に、優先度を下げて、今はあきらめることを決めることは、余裕のある時間の使い道をするためにしています。

ワンオペが連続して発生する

1日のなかで知らず知らずのうちに、ワンオペになり負担がかかっていることが少なからずありました。

例えば、夜ご飯を食べさせ、お風呂を入れ、保湿剤を塗り、髪を乾かし、歯を磨き、という一連の流れがたった1-2時間のうちに起こります。

そこでパートナーがいなければ、1−2時間の間にたくさんのことを1人で行うことになります。思いの外、疲れちゃったりします。

雪遊び⛄️

こんな形で、1つ1つの育児や家事が連続して発生する細かなワンオペが、できるだけ起こらないよう、交代番子で分担をするようにしました。

ママが夜子供の寝かしつけをするなら、翌朝はパパが朝ごはんを作る。
お風呂で子供の身体を洗って、迎えて薬を塗るのはもう片方がする。などなど。

細かなことに感じるかもしれませんが、案外、小さなことが溜まって、爆発することってあると思います。それを避けるために、分担をするなら、連続しないということをオススメしたいです。

ちょっとアホになる

夜泣きで寝不足が続いたり、子どもの食事をあげながら、おしゃべりをしてその間に、パパから明日の予定について聞かれる。疲れてる時に、様々なことを同時に行う場面がたくさん出てきます。

すると、当たり前に単純なことができなくなったりします。
例えば、電車で遊びに行ったら荷物を忘れてくる、遊びやホテルの予約日を間違える、ふるさと納税のクーポンを発行し忘れて決済しちゃうなどなど…

余裕がない時に限って、こうしたアホなことをやらかしてしまい、イライラして、子どもやパートナーにも怒ってしまったり、二次災害も起こります笑

壮大な自然に虹@アイスランド

この悩みについては、根本的な対応策がなく、挙げるとすれば、自分の頭のキャパシティが減っていることを認識することと、いい意味で適当でいいやと完璧主義をやめることだと思ってます。

自分の認知能力が下がっているから、旅行の予約などは、ダブルチェックをしてもらったり、予定通りにいかなくても(子供はいつも予定通りにいかないですが)、まあいいや、と思えると少し楽になります。

パパとママが話す時間がない

今週末のこと、保育園のこと、次の休みのこと、仕事の悩み、家のこと、親のこと、ほんとにたくさん話す必要があることがあります。

そして、目の前に話さなければならない「タスク」のようなことがいっぱいで、ほんとに大切などうでもよい「雑談」がなくなっていく

こういう経験って、子供を持つパパ・ママには共通だったりしませんか?

北欧の夏は最高だよね。

しかも、子どもは話まくる(女の子は特に?)ので、子どもが寝てから話をすることになります。もしかすると、その夜の時間が唯一の自分時間だったりするかもしれません。となると、お互いに話すよりも、早く寝たいとか、趣味の時間、キャリアアップ、別のことをしたくなりますよね…

でも、話す時間が減ると、関係性がギクシャクしがちです。

そこで、よくするために、曜日を決めて、お互いに話す夜の時間をとっていました。話すことをLINEでリストにしとく、みたいなことも一時期してました(保育園を決めたり、引っ越したり、色んなことが重なった時期です)。

こうして、ある意味、強制的に話す時間を確保するというのが大切なときもあると思います。 

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4つほど共働き子育てでよくある悩みと工夫を書いてみました。実際には、まだまだ、北欧子育てパパへの道は遠そうですがw

読んでいただいたみなさんはどんな失敗や悩みがありますか?

私とも共通点があったり、違うことがあったり、人それぞれあると思います。忙しくて、疲れていると、イライラの原因すら言語化できない時があって、苦しかったりします。

1つずつ原因を考えて、対策を一緒に考えて、行動していく。でも、きっとすぐにはよくならなかったり、お互い理解できないかもしれない。完璧主義になりすぎずに、ゆっくりよくしていく、そんなことが大切なんだろうと思います。仕事みたいになっちゃいましたが、楽しむことも大切です…と自分もリマインドしたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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