決意 準備は出来た
8日金曜日、私はFriends International Reach Programmeに申請した。私のSupervisorから声をかけていただき、ここカンタベリーで2年目の奉仕をすることになったのだ。ビザは、Charity Workerビザ。その名の通り、働くことはできない。奉仕をして生きていくことになる。
一方で、経済源はオンラインで仕事をしているので、そこから。Paul(パウロ)はテントを作って生計を立てながら福音を伝えていた。
自分がパウロだとは言えないが、いま私は、仕事があるからこそ、学生を招いて食事会など主催できるのであり、節約したりお金に心配せずにイギリスで生活することが出来ているのである。だから、この仕事を祝福してくださっている神様に感謝。
さて、今回、このReach ボランティアを申請するにあたり、私の中で葛藤があった。今の気持ちは、
たとえ住む場所がなくなっても、住む場所も自費で、生活費もすべて自分でまかなわなければならないとなっても、わたしはここで伝道の道を続ける
ということである。
これまで、まず、キャリアについて悩んでいた。自分はイギリスで伝道師として進んでいっても良いのか。国連の夢は?これまでのキャリアは?そんなことを考えていた。
でも、神様は私に道を開いてくださった。それは、伝道師の道であり、3年後、5年後は分からないけれど、いま神様が開いてくださっている道は、イギリスでの伝道師としての訓練の道なのである。
私は手ぶらでイギリスに来た。なのにいまは、求められている場所があり、休んだりすると「えみ、なにしてるの。」とこっちが心を縮めるほど連絡が来るほど周りに愛されて、世話をいただいて生きているのだ。
長い冬の間、私はここ、カンタベリーで、必要のない人間かと思っていたが、春が来て、鬱が取り去られ、そんなネガティブ妄想から解放された。私は、ここカンタベリーで、愛されていて、来ないとつつかれるほど、みんなに覚えられているのだ。それは、笑っていても、泣いていても祈ってくださいとお願いすると祈ってくれる人たちがここにいるからである。
手ぶらで来たイギリスで、神様は必要なものをすべてくださった。そして、失うものは何もない、そう教えてくれたのだ。
国連JPOは今年は受けていない。その代わり、と言ってはなんだが、母校UPEACEの卒業生に向けて開講された授業を毎週土曜日朝6時から9時まで受けることができるようになった。明らかに経験不足だった私は国際協力の分野で第一線で働く同じ大学を出た仲間たちから刺激をもらいながら、プロジェクトマネジメントを学ぶことができるようになった。
神様は、私たちを単純にお造りにならなかった。神様は、私たちに様々なギフト(賜物)を与えてくださった。伝道師としての、ホスピタリティーや聖書を学ぶ機会を与えてくれた一方で、3つの大学院に行かせてくれて、中国語も英語も学ばせてくれた。これでもかというほど、私を挑戦へと導き、そしてあらゆる困難に遭った時、救いの御手をくださった。だから私はここにいる。
いま、私は、堂々と、これから一年は伝道師として生きるということができる。そして、その後は神様の新たな召に従います、と。
それは、イギリスで伝道師になることかもしれないし、海外で日本人スタッフとして国際機関で働くことかもしれない。
いずれにせよ、神様の導きに誤りはなく、私たち自身が神様の声を聞かずにあっちにいったり、こっちにいったりして、また神様の元に戻ってくるのである。
そう考えると、今回の私の国連を目指す道への紆余曲折はその過程に過ぎず、神様は必ず私の道を正してくださり、私の心を整えてくださったのだ、ということができる。
私はもう、「国連に挑戦できるのに伝道師でいいのかな」なんて言わない。
「いまは伝道師として生きていきます。」と言える。
一年後はどうしているとか、一年後はどうしようとか、考えてしまうのが人間である。しかし、すべての創造主の神様は、明日のことすら心配しなくてもよい、私が養う、と言ってくださっている。
近いうちに、私はこのRreachボランティアの面接を受けることになる。
「どうしよう、嘘はつけないけど、心は迷っている」という時期を乗り越えて、いまは、堂々と、「いまはこの道しかないと思っています。先のことは、神様に委ねます。」ということができる。
神様は、私に良い未来を用意してくださっているのだ。それは、世世にまで渡る。
さて、明日はどんな一日が待っているのかな。
神様、私にだけこっそり、おしえてください。
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