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ある日の整形外科・・・ふふふ🌙

ある日、私は、整形外科へと行った。左手首がものすごく痛くなり、朝っぱらから、悲鳴をあげていたのである。自分でも、何が原因かわからない。これは、その顛末⭐

とるものとりあえず、主人の車で整形外科へと向かう。
ところが、その整形外科が、流行りの整形外科で、生じっか、客(?)が多く、待ち時間が異様に長いのが悲劇の元であった。


私は、その朝、ギャン泣きで、目を覚ました。左手首が痛いのである。今までにない経験で、どうしてこんなになったのか分からない。原因不明の痛みで、ひんひん泣いていた。

哀れに思った主人が、コ○ナ後の療養中にも関わらず、(他の方への感染の可能性はもうありません)車を出して、私を整形外科へと送ってくれる。

整形外科へつくと、マスクをつけること、と言われ、マスクをつける。体温を測ったあと、50名ほどの待合室で、私は、痛む左手首を抱えながら、顔はすまして、心でギャン泣きして、2時間ほど待った。

診察室へ入ると、診察が始まった。

先生、もうへとへとのご様相。くたびれている(服装ではないです)が、丁寧に聞いてくださる。

レントゲンを撮り、結果、先生の診断は、

先生「腱鞘炎」

私「は?」

先生「左手で、書くのですか?」

私「いえ」

先生「・・・・・・」

私「ああ、じゃ、あれですね」

先生「ふむ」

私「実は、最近、コンピューターや、iPad、その他諸々で、スマホもずーっといじっております(左手で支え)。それですね」

先生「ああああ・・・・・・」

私「しかし、痛いですねー、朝から、泣き喚きました。ご近所様へも迷惑です」

先生「ああ、それは、それは」

私「では?(治療方法は?)」

先生「注射です(手首に溜まったカルシウムを溶かすため)」

私「(内心)ひーーーーーーっ!!」

と言うわけで、注射をしたのですが、
手元が狂い、腱を傷つけ、これは先生の名誉に言うのですが、忙しく、患者さんが多かったためか、または、手首に注射を刺すという、慣れない作業のためか、少し、外れてしまったようです。しかし、私は、

私「神経!神経!神経!!」

と、絶叫。神経にあたったと思ったのです。
先生にしてみれば、患者さんの苦しみを救おうという、使命感。
さすが、医者。
ブラックジャックとか、褒めませんけど(恨みじゃないですけど)使命を完遂し、
包帯巻き巻き、痛みは、スーッと引いて帰ってきたのです。

あとで、知ったことですが、左人差し指の腱に当たったようです。

その後、1ヶ月ほどかかりましたが、だいぶ痛みはひき、服も着替えられるるようになり、おかげさまで、一人で外出ができるようになりました。(それまでは、ジャージで一人では無理だった、怪しまれますからね、女は何かと)。

今では、痛みが、ピリッと来ることもなく、無事に過ごせるようになり、ご報告ができます。
けれど、次からは、もっと空いた整形外科に行こうと思いました(笑)。



            おわり



©2024.5.17.山田えみこ





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