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つれづれなるままに🍀「丸亀製麺」🌛 

今夜は、外食をして、丸亀製麺に行ってきました。
みな、きびきびとしていて、やはり働いている人を見るのは、うちでごろごろしている主人を見るよりいい……。

今日は、私は 腱鞘炎の左手首を抱えて、
このご近所の丸亀製麺にやってきました。

お客さんの皆さん、楽しみに来たらしい。

外や大きな音に慣れないのか、小さな女の子は怖がっていた。

私は、(大丈夫だよ? )というようにニコッと笑いかけると。

女の子は、そそそと、怖がって お母さんの陰に隠れてしまいました。

私の小さな頃には、私は工場に住んでいたので 大きな音慣れして 同じ経験はないのですが、

静かな土地の女の子の気持ちは想像することはできるので わかります。

ツインテールのちょっと長い、じつに可愛い女の子です。

私も、こんな子が欲しかったな……と、

思っていると、

順番が来て、

私は、大盛りきつねうどんを注文しました。 
いつもなら、普通盛りなのですが、大盛りです!

とろろと温泉たまごを付けてもらって。
会計を済ませると、
なんだか、私達は注目されてるような気持ちがしました。

いえ、1人だけ バブルの頃のような髪型で(ソバージュに近い、セミロングのウェービングヘア)だったんですよ。

なんか、存在が1人だけバブリーなんです。白いトップスと黒いスカート。どこかレトロ(?)なんです。

日本の人の中では、私は珍しく、

時々流行を外れるのですが、
手が、腱鞘炎で髪がいつものように結けなく。
仕方ないんで、このままにしたんです。

緊張しているのをしれっと隠し。
何気なく「オンナは、女優よ」と決め込んで。

私は懐かしく、バブルの若い頃なんぞ懐かしんでました。

実際には、貧乏学生で。

二百円の油性ペン(絵を描くのに使う)を書くのもためらうくらいだったのですが、(美術系大学ではありません、英米文学科です)

当時の恋人の前では、

ちゃんと、バブルの格好をしてたんです。

肩のバットの入ったトップスと、
長めの白いスカート、茶色い髪はソバージュでしたが、デートは、毎回公園でした。
なんということでしょう。

大学生なのに公園です。

公園や、海辺でお話しして

お家に帰りました。海のざざーんという音。
頭上の覆いかぶさる大きな樹々。


さて、丸亀製麺なのですが、
これが凄く美味しいんです。

コシのある麺に、
とうめい感のある、

美味しいとろろと、
ほどよくとろっとした黄身の、
温泉たまごのオーケストラ。

この逸品を頂いて。
美味しく堪能、満足し。

私達は、にこにこ笑顔で足取りもかるく帰りました。

女の子が、不思議そうにこちらをみつめ、
私はニッコリと笑いかけ、
女の子は、安心したように笑顔をお返しし、
私達は木製の枠で囲まれたガラスの板でできた
紺色ののれんのかかった丸亀製麺の戸を開けて、足取りも軽く、出ていきました。

丸亀製麺、じつは、今回が初めてなのですよ。

以前にも他のうどん屋さんへ行ったことがありますが、

あ、ちょっとさらに二十キロ東京のほうへ行ったところにある、
はなまるうどんです。

私は、あまりに久し振りにうどん屋さんへ行ったので、
なんとなく記憶をたどりながら、
主人に「うどん屋さんって、揚げ玉タダで載せてくれたっけ? 」
と、聞いたのですが、
答えは「NO」です。

最近は、いつも同じところ。ファミレスとラーメン屋さんです。
何もかもが忙しく、
(あー、このままでは、何も新しい情報が入ってこない、もうちょっと視野を拡げなきゃ。新しいことは、広く知っておくと、話題に事欠かないもんね)
と、決意も新たに、新しい店(バブリー?汗)を開拓することを考えて、

夜が更け、店の前を走る、〇〇〇〇線のフロントライトを眺めながら、

再び、「オンナは、女優よ」と、決め込んで。
車に乗り込んだのでした。


©2024.5.4.山田えみこ





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