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私の創作小説

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【読み切りハートウォーミングサスペンスドラマ】ころされた山田えみこーPartⅡ⭐

【読み切りハートウォーミングサスペンスドラマ】ころされた山田えみこーPartⅡ⭐

前編、こちら⬇

前回、サスペンスドラマで私、山田えみこは滅多刺しにされて殺された。

そしてまた、死んだ。いっかい死んだのに。

またnote湾岸七曲署から、二人の刑事が現れた。

以前のトレンチコートともう一人である。

「器用な人ですねぇ。また、滅多刺しにされて死んでいる」
「珍しいよ。二回も惨殺されるのは」 
「いや、死ねること自体フツーは、二回は有り得ないですから」

トレンチコートと、

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【創作小説】山田家嫁姑ソラの虹③

【創作小説】山田家嫁姑ソラの虹③

今までのお話は、こちらに収録されています⬇

みつ義弟さんの急死で、姑は、私たちに同居を頼んできた。
独居では、不安らしい。

私たちが自分の家に帰ると、夜中、トイレに起きたときに大異変が起きていた。

(ポタポタ……、ポタポタ……)
「きゃー!! 」

私は、夜中にも関わらず、大きな悲鳴をあげていた。
天井から水が滴り落ちている。

ここは、木造アパート、1階の2DKである。

夜中の11時にト

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【創作小説】山田家嫁姑ソラの虹②

【創作小説】山田家嫁姑ソラの虹②

前作は、こちらに収めてあります⬇︎

普段から、とても静かな静かなマンションだった。

義弟の「ミツにいに」は、私たちとしーちゃんが、ドライブに出かける前夜に亡くなっていた。「急性心不全」。
まだ、53歳だった。
「ミツにいに」は、同居していた私たちの義母、しーちゃんを残して、天国へと旅立ってしまった。

ミツにいには、善い人だった。

常識的で、しょっちゅう冗談を言っていて、明るくて、けど、騒ぐ

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【小説】山田家嫁姑のソラの虹①

【小説】山田家嫁姑のソラの虹①

(トウルルル……)
私の携帯のベルがなる。横浜の山々に日が沈む頃だった。

主人のお母さん、しーちゃんと 主人と 私で、箱根にドライブへ行った帰りの車の中でのことだ。いきなり、しーちゃんの凍りついたような声が聞こえる。

「ねぇ、えみちゃん、冷たくなって、〇〇が 冷たくなって……死ん……」

〇〇の部分は聞こえない。
私は、(何か ペットは飼っていただろうか? 冷たくなったって……? 死……? )

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【創作小説】峠の庵 恩返しー番外編③ー

【創作小説】峠の庵 恩返しー番外編③ー

今までのお話は、このマガジンに収録されています⬇︎

このお話の時代には、懐かし、昭和の匂いがします……。

或いは、これは、もうちょっと前の時代かもしれません。

その山里に、霊媒たぬきの母子は、棲み着いていました。

以前、いのちを助けていただいた庵の親父さんと女将さんの元を、離れたくはないのです。

けれど、その親父さんも、女将さんも、

今では、この世の人ではありません。

彷徨える魂とし

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【創作小説】峠の庵 恩返しー番外編②ー

【創作小説】峠の庵 恩返しー番外編②ー

今までのお話は、このマガジンに収録されています⬇

夏まつり……盆のまつりも兼ねている、その村のまつりでは、ご先祖さまのご霊体もごっそりとやってくる。

霊媒たぬきの親子のところでは、その前から(1年中ですが……)峠の庵の親父さんと女将さんの霊がうろうろしていました。

が、たぬきの親子と離れ離れになりたくないばかりにその親父さんと女将さんはいるので、それは、まったく無害なのでした。

親父さんと

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【創作小説】峠の庵 恩返しー番外編①ー

【創作小説】峠の庵 恩返しー番外編①ー

〈本編のあらすじ〉
ある 山の麓の民宿屋の庵で、その昔 お爺さんとお婆さんが住んでいた。しかし、都会から大臣が来るというのに お爺さんは、突然 死んでしまう。食事係のいないお婆さんは、困り果てる。

そんなところに、たぬきの親子が現れる。たぬきたちは、お爺さんにかつて、恩を受けた 霊媒たぬきだった。

親父さんに化けたたぬきのお母さんは、見事な料理で都会から来た大臣をもてなし、大臣は喜んで都会に帰

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【創作】「心の強い人って?」ピコスは、こう言われた

【創作】「心の強い人って?」ピコスは、こう言われた

昔々、ある所にピコスという行者がいました。
ピコスは、暗い出来事が次々と起こる世のなかで、悪王の圧政に苦しまされる夜の中で、「世のなかを救いたい」と、修行を積んでいたのです。

若いころから滝に打たれたり、食を断じたりなどして「強い心」を持とうと修行を積みました。

そして、ある日強い心を得た、と、確信したピコスは、修行をしていた山を降り、街を歩き始めました。

修行を終えたピコスは、自信に満ちて

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【共演小説ギャグ】メイぷる子🐝さんとえみこさん⭐️

【共演小説ギャグ】メイぷる子🐝さんとえみこさん⭐️

《このお話は、メイぷる子🐝さんという、このnoteの中で、私と仲の良いお友だちとの共演のお話です》

メイぷる子🐝さんのアカウントは、こちら⬇︎

ある日、クラリス女学園高等部の一年生に「メイぷる子🐝」さんと言う、とても可愛い新入生が入ってきました。

彼女は、とても遠いところから入学してくるので、寄宿舎に入らなければなりません。

メイぷる子🐝さんは、新しい学校での、新しい生活に心躍らせ

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【短編小説】ライジング・サン

【短編小説】ライジング・サン

なんだよ、こんなときに、この歌は。
はあ!? だぜ。
わかってんのか?
翔太郎のこと。
俺は、つくづくコンサートへの練習で思った。

それは、つい1週間前のことだった。
翔太郎は、失恋したんだ。

翔太郎は、俺たちのバンド「オリジン」のボーカルだった。

声もいい。艶があって、伸びもある。深みもある。
絶対に音程も外さない。

イケるバンドだ。
1週間後には、オーディション。

ミニコンサートでの

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【創作童話】わが家に幼児がやってきたーリターンズー(年末スペシャル)

【創作童話】わが家に幼児がやってきたーリターンズー(年末スペシャル)

わが家には、いつの間にか いついた幼児がいる。

「杏(あんず)ちゃん」と言って3歳児である。

杏ちゃんは、大のぱぱっ子で、日夜 杏ちゃん用に用意された抱き枕にしがみ付き「ぱぱ〜、ぱぱ〜」と、黄色い奇声をあげて じゃれついている。

抱き枕と杏ちゃんのツインテールが、居間のソファの向こうで揺れている。
あ、説明しなければならないのだが、この子はれっきとしたこの家に生まれた女の子で、イヌでも、もら

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【創作サスペンス】ころされた山田えみこ

【創作サスペンス】ころされた山田えみこ

「これは、酷い……、よっぽど恨まれてますね」
トレンチコートを着た背の高いシルバーヘアのくたびれた紳士に、警官は話しかけた。

床には、アラウンドフィフティのちょっと太った女性が、血まみれの状態で倒れている。

救急車を呼んだが、間に合わなかったという。

「一体、誰に恨まれていたんだ? こんなにずたずたにされるなんて」
「この女性……山田えみこさんは、相当恨まれていたそうです」
警官服に包まれた

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【創作小説】私の好きでも嫌いでもないこの季節⑨

【創作小説】私の好きでも嫌いでもないこの季節⑨

今までの話は、こちらに収録されています⬇

「ワタシ丿 オトウサン オカアサンハ
イイヒトタチ デシタ……」

カムフェンは、喫茶「オリジン」のカウンターの向こうで、私のコーヒーを作っているとき、いきなり身の上話を始めた。

意外だ。
この人は、アブナイ人だろうか?

「私は、大人になったら大学へ行くため、小さい頃から、出家させられたのです。そうすることで費用が出来ます。ラオスでは、よくあることで

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【創作小説】私の好きでも嫌いでもないこの季節⑧

【創作小説】私の好きでも嫌いでもないこの季節⑧

今までのお話は、このマガジンに収録されています。⬇︎

チャコが、振り向いて私を呼ぶ。目で合図する。
(こっちへおいで)。
私は、いきなりの展開に困って、首を横に振る。
しかし、チャコはしつこくこちらに手招きをする。

浅黒い肌のカムフェンが訝しがるので、もう、仕方なく、私はチャコとカムフェンのいるカウンターのほうへこそこそと向かう。
カウンターの向こうではカムフェンが、コーヒーカップを磨いていた

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