塩竈金清神社の例祭と縄文土器

画像1 今日は岐阜県飛騨市宮川町塩屋にある塩竈金清神社の秋祭り(例祭)があり、夫と2人で参拝してきました。 我が家からは車で50分位です。 ここ飛騨市は映画『君の名は。』の舞台になった所でもあります。
画像2 神社の手水舎。 この塩竈金清神社は、塩屋地区のわずか7世帯で守られている、とても小さな神社です。 でも、この辺りは縄文時代に集落があったそうで、土器や石棒が多量に出土しています。特に石棒の数が非常に多く、どうもこの地に縄文人の石棒工房があったのではないか…と言われています。
画像3 この神社の下には、数千本の石棒が埋まったままなんだそうです。 昭和・平成の発掘作業のあと、あまりに大量すぎて、そのまま埋めて蓋をした…とのこと。 そして、この神社の御神体は古くから『石棒』なんだとか。
画像4 こちらが、その御神体(…を模したものです。恥ずかしいですが・汗) この神社の神様は子宝祈願で有名らしく、他県からも多くの参拝者が訪れています。 今日の神事にも、赤ちゃんを連れた若いご夫婦が何組か参拝されていました。御礼参りかな…。赤ちゃん可愛いかったです😊💕
画像5 こちらの宮司さんは格式の高い神主様だそうで、とても丁寧に祝詞をあげて下さいました。神事の後、参拝者全員が御払いしてもらい、最後に御神酒をいただきました。 この神社の杯は、なんと!春慶塗の杯でした。スルメもつけて下さって、なんとありがたいことか…。
画像6 神社の裏です。この奥に石棒工房があったみたいです。 ここで縄文人が暮らしていたのかと思うと不思議な気持ちになります。
画像7 神事の後、直会で御味噌汁をいただきました。 団子撒きでもらった団子を汁の中に入れて食べました。美味しかったです。
画像8 その後、神社を出てすぐ横にある『飛騨みやがわ考古民俗館』が開館していたので、ちょっと寄ってみました。 この資料館には、ここ宮川町で出土した縄文土器と石器&江戸時代から近代まで使われてきた民具や生活用具などが展示されています。
画像9 縄文時代の遺跡の場所。この塩屋地区の縄文集落は、北陸や信州の縄文集落との交流が盛んだったようで、両方の文化が混ざりあっているそうです。塩屋地区で作られた石棒は、北陸等でも見つかっており、当時は石棒で交易がなされていたようです。
画像10 ここ宮川町で見つかった信州系の土器。
画像11 こちらは、同じく宮川町で見つかった北陸系の土器。
画像12 私的には北陸系の土器の紋様が好きだな✨ 縄目のような緻密な模様がアートっぽくてカッコいいと思うのです。これも宮川町で見つかった縄文土器。 https://www.pref.gifu.lg.jp/kyoiku/bunka/bunkazai/17768/kouko/dounomae.html 動物の顔らしきものがあります。「ネズミじゃないでしょうか?ね」と、私たちを案内してくれた資料館のおじさんが笑顔で話してましたが、確かに🐀❗️ この土器の作者は、自分の作品が後世に残るとは夢にも思わなかったでしょうね✨

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