見出し画像

飛騨高山から日帰り旅~上高地へ~②

上高地への日帰り旅【前半】の記録はこちら↓です。

※ちなみに、上高地の地図やコースの詳細については、こちら【上高地公式ウェブサイト】↓をご参照下さい。

大正池を出発して梓川沿いの右岸コース(約3.8㎞)を歩き続け、ようやく河童橋に到着しました。

こちらが河童橋。この辺りからだんだん人が多くなり、混み合ってきました。

ちょうどお昼ご飯の時間帯だったので、どのお店も「満員御礼」状態。早めにランチを済ませておいて良かった・・・。

河童橋から梓川を眺めます。とても美しい水。上高地のパンフレットによく出てくる風景。

◇◇◇

さて、ここからどうしましょう?

夫は、河童橋周辺をぶらぶら散策して帰路に着くつもりだったみたいですが、私はこの先にある明神という所まで行ってみたいと思いました。

ただ、ここ(河童橋)から明神までは約3㎞。往復だと6㎞を歩くことになります。

大正池からここ(河童橋)まで、既にもう3.8㎞も歩いてきたのに、更に今から往復6㎞を歩く・・・。足腰に不安のある夫は、「えー!もう歩きたくない!足が痛くなったら嫌だよー!」と腰が引きまくっていました(汗)。

でも、私は「行ってみたい」と思いました。なかなか行けなかった上高地を今こうして訪れることができたのだから、せっかくの機会だもの、明神も是非行ってみたい・・・。こんなにお天気が良いのも珍しいことだと思うし、後で後悔しないよう、このチャンスを生かしたい・・・。

そんな私の強い願いが通じたのか・・・、夫は不安を口にしつつも(渋々ですが・笑)私の案に乗っかってくれました。

明神への道は、左岸コースを行くことにしました。

途中、キャンプ場を通過し、山道に入っていきます。

ここでも沢山の人たちとすれ違いました。でも、こちらの道は登山客が多かったです。大きなザックを背負い、登山の格好をした人たちが沢山歩いていました。山から下りてきた人、今から山に登る人。いろんな人たちが歩いていました。山のルールで「すれ違うときに挨拶を交わす」というのがあるのですが、それをして下さる人がいて、観光客風の私たちも「こんにちはー」と挨拶をしました。山から下りてきた人たちは、日焼けした顔で少し疲れモード。連休中はおおいに山を満喫されたのでしょうね。

山の中の道を歩き続け、ようやく開けた所に出てきました。

登山客が荷物を下ろして休んでいます。ここが明神。右に見える建物は「朝焼けの宿・明神館」です。そして、この碑は穂高神社奥宮の碑。

ここで少し休憩して、明神橋を渡りました。

吊り橋だから、結構揺れます(汗)。吊り橋を渡るのは何十年ぶりだろう・・・。懐かしい体感。

橋を渡って左へ折れて、案内表示に従って行くと、その先に木造の鳥居が見えてきました。

こちらが穂高神社奥宮。安曇野市にある穂高神社の奥宮です。奉られている神様は穂高見命。日本アルプスの山々と海陸交通を守護する神様だそうです。

お参りをしたあと、拝観料を払って明神池へ・・・。

ここは穂高神社の神域です。明神池はひょうたん型をしていて、それぞれを「一之池」「二之池」と呼んでいます。こちらは一之池。礼拝所が設置されていました。

一之池の礼拝所。

ここは非常に神秘的で不思議な空間でした。とても神聖で崇高な場所です。

女神のエネルギーを感じました。

奥にあるのが明神山。この池では毎年10月8日に御船神事が行われるそうです。

ここで神様に、この場所に導いていただいた御礼を心から申し上げました。

こちらが二之池。

小さな島が至る所にあって、山水画のような風景。

一之池と二之池の境から、一之池を眺めてみました。

神秘的だなぁ。池の中から女神様が出てきて「あなたが落とした斧は、金の斧ですか?銀の斧ですか?」と聞いてきそうな雰囲気。

夫にその話をしたら、「女神様に『金の斧を3本、銀の斧を2本落としました・・・』って言っちゃいそう。つい欲に目がくらんで・・。」と言っていました。かなり煩悩にまみれています(汗)。

美しい池を拝み、身も心も清められた感じがしました。美しい水があるところはエネルギーが浄化されているので、そこにいるだけで心がサッパリして気持ちが良いです。

私たちは心の中で御礼を申し上げ、神社を後にしました。

もと来た道を歩き、梓川に出ます。

また明神橋を渡りました。

行くときはお天気が良かったのに、この辺りから、なんだか雨が降りそうな雰囲気になってきました。急いで戻らなきゃ・・・。

行きは果てしなく遠く感じられたのに、帰り道はあっという間でした。

どんどん歩いて河童橋に戻ってきました。

橋の近くのお土産屋さんを覗いてみたけど、欲しいものは特になかったので、そのままバスターミナルに向かうことに・・・。

時計を見ると、もう3時過ぎだったので、そろそろ帰ることにしました。

こちらが上高地バスターミナル。奥の方にあるバス乗り場には、たくさんの人が集まっていました。

私たちが乗るバスは、5番乗り場が発着場です。

5番乗り場は何処かな・・・とキョロキョロしていたら・・・。なんと!

1ヶ所だけ、ウッドデッキまでズラ~と長蛇の列が出来ていた乗り場があったのですが、なんと!それが5番乗り場。平湯方面へ帰る人の列でした(ノД`)。

他の乗り場と比べても断トツの人の多さ・・・。30分おきの発車で、今は15時30分発のバスを待っている人たちの列が出来ていました。

この時、往復のバス乗車券を買って置いて良かった・・・と思いました。

次々と人が来るので、少しでも早く列に並んだ方が賢明です。私たちはそのまま最後尾に着きました。

ずっと遙か先にある列の先頭まで眺めてみましたが、「バス一台でこれだけの人を乗せるのは無理だろうから、次の4時のバスまで待たなきゃいけないかも」と思いました。夫も同じことを感じていたようで「最初に帰りのバスの券も一緒に買っておいて正解やったなぁ」と話しました。

◇◇◇

やがてバスの時間になりました。バスが一台来て、先頭から順番に人が乗っていきます。じっと様子を見守っていましたが、「やっぱりこの一台では無理だわ。私たちは次のバス待ちだわ・・・」と思い始めた矢先、なんと!もう一台バスが来てくれることに!

二台目のバスが到着し、一台目のバスから溢れて乗ることができなかった人たちが次々と順番に乗車していきます。私たちも無事に乗ることができました!良かった♡

夫とバスに乗り込み、ふと乗り場の方を見たら、二台目のバスにも乗りきれなかった人たちが並んでいました。残念なことに、この人たちは次のバスまで待たなきゃいけないそうです。

こうしてバスは出発。始発の上高地バスターミナルの時点で、補助席もフルに使っての満席状態。途中の停留所からの乗車は絶対に無理な状態なので、確実に帰りのバスに乗りたいのなら、上高地バスターミナルで始発から乗るのが鉄板ルールだな・・・としみじみ感じました。

◇◇◇

バスは30分ほどで「平湯バスターミナル」→「あかんだな駐車場」に到着。

私たちはあかんだな駐車場で降りて、車に乗りました。

せっかく平湯に来たのだから・・・ということで、日帰り温泉へ。

奥飛騨温泉郷平湯温泉「ひらゆの森」

ここは日帰り温泉が利用できる施設です。

さすが平湯です。湯ノ花が多くて、お肌はすべすべ。カラダが温まりました。歩き疲れてクタクタだった足も、温泉に浸かったら疲れがとれて楽になりましたよ。

内風呂の他に、外風呂(露天風呂)がいろいろあって、面白かったです。

熱めのお湯に浸かって、すごくサッパリしました。

◇◇◇

平湯では霧雨が降っていましたが、下界に降りてきたら雨はやみ、美しい夕焼けが広がっていました。

素晴しい風景。久しぶりの山歩き。美しい水の流れ。

すごく楽しかったなぁ・・・。

また行きたい♡と思いました。

こうして上高地への日帰り旅は無事に終わったのでした。

この記事が参加している募集

よろしければサポートお願いします!いただいたサポートは旅の資金にさせていただきます✨