マガジンのカバー画像

旅の記録

98
旅の記録と思い出
運営しているクリエイター

2020年11月の記事一覧

飛騨の山々、こんにちは!【新穂高ロープウェイ・西穂高口駅へ】

先日、夫婦で新穂高ロープウェイへ行き、北アルプス(飛騨山脈)の名だたる山々を間近で眺めてきました。 新穂高ロープウェイとは、岐阜県高山市の奥飛騨温泉郷(旧上宝村)にある施設です。日本唯一の2階建てゴンドラに乗り一気に標高2,156mまで登ることができるので、お子様からお年寄りまで気軽に山々の絶景を楽しめ、とても人気がある観光スポットです。 また、西穂高岳へ向かう登山者には、このゴンドラを利用して西穂高口駅まで行き、そこから西穂の山頂へと向かう人もいて、本格的な装備をした山男

我が夫(つま)へ  ♯袖摺れ

夫の還暦と定年退職のお祝いに東北を旅した。 ここは秋田県と青森県の県境にある十和田湖。途中、観光バスの車窓から見えた湖の雄大な風景に胸が躍る。 ◇ バスを降りて湖畔を歩いた。 4月の半ばだというのに、山並みが雪で白く染まっていた。お土産屋のおばちゃんの話だと前日にかなり雪が降ったそうな。 だから空気が凜と冷えているのね。 でも、今日は晴れ。青空と雲と山が湖水に映って美しい。 ◇ 今回の旅は名古屋発のフルムーンツアー。私たち以外は皆さん70代くらいの高齢者だった

敬虔な祈りの街へ ♯寧静

この建物の前に初めて立った時、私はヨーロッパにある古い修道院の遺跡のように感じた。 ここは広島県。広島市のシンボル原爆ドーム。 今から75年前の1945年8月6日。モダンで美しかった軍都広島は灼熱の地獄と化した。 私がこのドームの前に立ったのは40代最後の秋。子供の頃から、ただただ怖いというイメージしか無かった。悲しい歴史を受け止めることができず、ずっと避けてきた場所。しかし、この日の私は勇気を出して広島に向かった。 どれほどの恐怖と苦痛と悲しみがあったことだろう。 で

朝焼けと雲海と山と空~飛騨国の秋~

今日は朝5時半に起きて、夫と二人で安峰山に登りました。 ちなみに、この安峰山は高山市のお隣・飛騨市にある標高1000メートルの山で、一般的な登山道とは別に、小型車が通れる細い舗装された道もあります。(・・・とは言っても、かなり急で険しい道路なので、山道に慣れた人でないとちょっと怖いです・・・) 安峰山については、上のサイトで詳しく説明されてあるので、良かったらご一読を・・・。 標高1000メートルの山なので、登山初心者さんでも登りやすい山です。また車で登れるので、足が悪