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写真日記・散策と旅の記録

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2020年秋から開始した写真日記。 2021年春より「日帰り旅レポート」にリニューアル。現在は旅行記も含まれています。 飛騨高山(岐阜県)やその近隣の町や他県の散策や旅の思い出を… もっと読む
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#散歩道の風景

【写真日記】海の京都を訪ねて⑥舟屋の街・伊根町その2

伊根湾巡り遊覧船に乗った後、船乗り場の近くをざっくり散策した私たちは、もう少し伊根のまちを歩いてみることにしました。 《前回のおはなし》 道の駅「舟屋の里伊根」へ天橋立から伊根町へ向かう途中、給油のためガソリンスタンドに寄ったのですが、その時、店員さんに伊根町の駐車場状況をお聞きしました。 店員さん曰く「伊根町内の舟屋の街並みがある地区は、道が細くて入り組んでいるいため、車で入ると大変だと思います。少し離れているけど、山の上に道の駅があるので、そこの駐車場に車を停めて、

【写真日記】海の京都を訪ねて⑤舟屋の街・伊根町その1

天橋立の近くの旅館で一泊した私たちは、次の目的地に向かうことにしました。 《前回のおはなし》 宮津市から伊根町へ今日は「天橋立」がある宮津市を出発して、(地図で見ると)ちょうど真上にある与謝郡伊根町へ行きます。 伊根町と言えば「舟屋」。 舟屋とは、海から引き上げた船を風雨や虫から船を守るために建てられた建物です。 家の中に海があるってどんな感じなんだろう🙄? 海なし県で生まれ育った私たちには「海と共存する暮らし」は未知の世界で、非常に興味深いものがあります。なので、

【写真日記】冬の飛騨高山・雪の町並みをお散歩する

年末からの寒波の影響で、ここ飛騨高山も雪がしっかり降り、気温も下がってぐっと冷え込みました。 寒波が去った後も、最低気温はずっと氷点下です。朝晩は-5℃前後まで冷え込む日が続いています。そのため、市内のあちこちに、まだ雪がたくさん残っています。 ◇ 先日、高山市図書館(別名「煥章館」)に行ってきました。 この日は、最高気温も氷点下という非常に寒い一日でしたが、とてもお天気が良く、図書館での用事を済ませた後、そのまま家に帰るのが、何だか非常にもったいなく感じました。「せっか

【写真日記】飛騨高山・夕暮れ時のお散歩

ちょっとした用事を思い出し、車で飛騨高山の市街地に向かう。 弥生橋駐車場に車を停めて、ぶらりお散歩。 日下部邸の土塀を眺めながら、江名子川沿いを歩く。 ◇ 途中で右折して、下二之町に入る。 風に吹かれてくるくる回っているのは、新種の風鈴? カラカラと乾いた音を立てている。可愛らしい。 ◇ 夕方5時だから、人もまばらで静か。 オレンジ色の夕陽が、通りの所々を明るく照らしている。 コロナ前なら、この時間帯でも国内外を問わず多くの観光客が歩いていて、とても賑やか

【写真日記】飛騨の春を歩いて楽しむ~春の高山祭~

先週4月14日・15日の二日間、飛騨路に春を告げる春の高山祭(山王祭)が執り行われました。 今年はコロナ対策でかなり規模を縮小した形の執行となりましたが、昨年は神社での神事のみだったことを思うと、今年は祭り屋台を見ることができるので、祭り好きな私としては嬉しいところ✨。 ちょうど15日はすっぽり予定が空いていて、しかもいいお天気だったので、ふらり祭り見物に出かけてみました。 ◇ 午前中、ゑび坂の上にある駐車場に車を止めて、古い町並みの辺りを散策してみました。 途中、

【写真日記】飛騨高山の桜便り~亡き人を思い出す桜の風景~

「桜の樹の下には屍体が埋まってゐる」 そう書いたのは梶井基次郎だ。(『桜の樹の下には』より) 妖艶な美しさで人を惹きつける桜を前にして、彼はその根元に屍が埋まっていると想像した。昭和3年にこの短編小説が発表されて今年で93年が経つが、彼のこの斬新な桜のイメージは、今も色褪せることなく新鮮な輝きを放っている。 毎年咲いては散っていく桜に、ここまで心奪われるのは一体どうしてなのだろう。 ◇ …と、ちょっと改まった感じで書き始めた今回の写真日記。今日はいつもの写真日記とは趣