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写真日記・散策と旅の記録

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2020年秋から開始した写真日記。 2021年春より「日帰り旅レポート」にリニューアル。現在は旅行記も含まれています。 飛騨高山(岐阜県)やその近隣の町や他県の散策や旅の思い出を… もっと読む
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2021年4月の記事一覧

【写真日記】飛騨の春を歩いて楽しむ~春の高山祭~

先週4月14日・15日の二日間、飛騨路に春を告げる春の高山祭(山王祭)が執り行われました。 今年はコロナ対策でかなり規模を縮小した形の執行となりましたが、昨年は神社での神事のみだったことを思うと、今年は祭り屋台を見ることができるので、祭り好きな私としては嬉しいところ✨。 ちょうど15日はすっぽり予定が空いていて、しかもいいお天気だったので、ふらり祭り見物に出かけてみました。 ◇ 午前中、ゑび坂の上にある駐車場に車を止めて、古い町並みの辺りを散策してみました。 途中、

【写真日記】枝垂れ桜が咲く里へ~飛騨朝日・桜紀行~

2021年4月11日、日曜日。朝から青空が広がる良いお天気だけど、空気は凛と冷えていた。久しぶりの放射冷却。 日中は気温が上がったものの、羽織ものが一枚欲しい気温だ。そんな花冷えの清々しい空気の中でも、我が家の周りの桜たちは、生き生きと元気に咲いている。 午後から何をしようかな…と考えていたら、お昼ごはんが済む頃、夫が「枝垂れ桜を見に行こうか」と言い出した。 「そうだなぁ、良いお天気だし、せっかくだから見に行ってこよう。」 そう答えて、急遽、私たちは桜を見に出かけるこ

【写真日記】飛騨高山の桜便り~亡き人を思い出す桜の風景~

「桜の樹の下には屍体が埋まってゐる」 そう書いたのは梶井基次郎だ。(『桜の樹の下には』より) 妖艶な美しさで人を惹きつける桜を前にして、彼はその根元に屍が埋まっていると想像した。昭和3年にこの短編小説が発表されて今年で93年が経つが、彼のこの斬新な桜のイメージは、今も色褪せることなく新鮮な輝きを放っている。 毎年咲いては散っていく桜に、ここまで心奪われるのは一体どうしてなのだろう。 ◇ …と、ちょっと改まった感じで書き始めた今回の写真日記。今日はいつもの写真日記とは趣