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子育て&教育について

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子育ての思い出。中学校教師時代の体験談。親子関係や育児について思うこと。学校や障害児の教育についてなど。
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#学校教育

元教師の私が、久しぶりに学校教育について思うことを語る

私は以前、中学校の先生をしていた。 これは私にとって唯一の「正職員」としての職歴だったので、私を知ってもらうために、このnoteでも「元教師」という肩書をずっと掲げてきた。 だけど、「元教師」という肩書は、(私の地元も含めて)地方では、社会的信用度が高く、地域の皆さんからリスペクトしてもらえる履歴なんだけど、首都圏の人からは不評らしい。 お受験が盛んな地域の人は特に、こちらが「公立学校の元教師」だと知ると、サッと顔色が変わり、相手がドン引きしているのが伝わってくる。…なん

厳しくて意味のない校則は、もう手放すべきではないか

今朝、野本さんのこの記事を読んで、「ホントその通りだよなぁ」と深くうなずきました。 「我慢が美徳」という昭和時代の価値観で子供たちをきっちり躾けてきた結果、良くも悪くも、この「我慢してルールに従う」教育の成果が出てきて「ゆるく生きている人が許せない!」という人ばかりになっちゃったのかもです。 この記事の中で、 という部分があります。 確かに、学校に通っているお子さんをお持ちの人の話を聞くと、「よくわからないルール」「意味のない規則」が結構あり、皆さん難儀していらっしゃる

学校のテストの点数が全てではない

以前、私は教師をしていたため、時々、中高生のお子さんを持つ方から、「うちの子は、全然勉強ができない」というお悩みを相談されることがある。 よく聞くと、「テストの時、親が期待した以上の点数がとれない」ということで、「うちの子は勉強が出来ない」と解釈していらっしゃる様子。 昭和時代に生まれ育った人たちは、 テストの点数が低い=勉強ができない=頭が悪い という認識の人が多い。周りもそういう人ばかりだから、これが当たり前だと思っている。そのため、テストの点数がとれないと、それ