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子育て&教育について

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子育ての思い出。中学校教師時代の体験談。親子関係や育児について思うこと。学校や障害児の教育についてなど。
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#息子

そうだ、京都へ

先日、息子と久しぶりに電話で話をした。 この春から、息子は京都で暮らしている。 バタバタと忙しく過ごしていて、すっかり頭の中から消えていたんだけど、ある時、ふと「元気でやっているのかしら?」と思い出した。 私は他の一般的な母親と異なっていて、子供が実家から巣立って行ったからと言って「淋しい…淋しい…」と泣いたことは一度もないし、こまめに連絡を取らないし、食料と手書きの手紙が詰められた「オカンの愛情宅急便」を送ったことも一度もない。 息子には自由を謳歌してほしいから、変

そろそろ「昭和の呪い」から開放されてもいいんじゃないの

先週末、息子が帰ってきました。 週末のお休みを利用して、3泊4日の短期帰省です。 この間、息子は「春の高山祭」に参加したり、こちらでまだ残っていた諸々の手続きを完了させたりして、バタバタと忙しく過ごした後、あっという間に向こうへ戻っていきました。 私たちも、息子が帰ってきたからと言って、特に感傷に浸ることもなく、慌ただしく過ごしていました。 ただ、ちょっと心配していた向こうでの新しい職場について、息子に「どうだったの?」と聞いてみたところ、息子曰く「前の職場より、めっち

花束と別れとジュビリー

昨日、息子が巣立っていきました。 大学を卒業してから5年間、地元に帰ってきて、こちらで働いていたのですが、大学院の試験に合格したので、この春から、院生として学生再デビューすることになりました。 と、同時に、今どきの院生は、社会人として働きながら大学院に通う…というスタイルがスタンダードらしく、教授に相談したり、他の社会人院生からアドバイスをもらいながら、向こうで就活を決行。おかげさまで、良い職場が見つかり、4月3日からそこで働かせていただくことになりました。 ちなみに息子

懐かしく愛しい日々

先日、私は夢の中で幼かった頃の息子に会った。 この時、私は夢だとは気づいていなくて、最初に実家の裏の道を歩いている所から始まった。 その道は、昔、私が子供の頃に登下校で通ったり、幼なじみと遊んだ道だ。でも、高校を卒業して大学に入り、こうして大人になったら、その道を歩くことは無くなった。更に、結婚して実家を出て以降は、実家へは車で行き来するので、ますます家の裏の方へ行くことは無くなった。 夢とはいえ、ここを歩くのは何十年ぶりだろう。私はこの道を一人で歩きながら、「わぁ、こ

全ては息子の一人暮らしから始まった

2014年の春、一人息子が京都の大学に進学した。 京都で息子が暮らす部屋は、合格が決まった時に大学が送ってくれた不動産屋のパンフレットを見て選んだ。実際に現地に行き、いろいろ見学させてもらい、大学に近くて、生活もしやすそうな所で決めた。 契約したマンションは、最上階に大家さん家族が住んでいるので安心だし、大通りから少し入ったところで静かだし、家賃もこの間取りでこの値段は東京なら倍はするだろう・・・という金額で、とてもありがたかった。さすが大学の街だけあって、アパートやマン