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子育て&教育について

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子育ての思い出。中学校教師時代の体験談。親子関係や育児について思うこと。学校や障害児の教育についてなど。
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#思うこと

元教師の私が、久しぶりに学校教育について思うことを語る

私は以前、中学校の先生をしていた。 これは私にとって唯一の「正職員」としての職歴だったので、私を知ってもらうために、このnoteでも「元教師」という肩書をずっと掲げてきた。 だけど、「元教師」という肩書は、(私の地元も含めて)地方では、社会的信用度が高く、地域の皆さんからリスペクトしてもらえる履歴なんだけど、首都圏の人からは不評らしい。 お受験が盛んな地域の人は特に、こちらが「公立学校の元教師」だと知ると、サッと顔色が変わり、相手がドン引きしているのが伝わってくる。…なん

社会をやさしく変えたいのなら…

今朝、こちらの記事を読んで「うん、その通りだよなぁ」と深く共感しました。 たなかともこさん 「違いを認めるって大事だけど」 彼女の記事のなかで「やさしさの一振り」という言葉が何度か出てきて、的を得ている良い言葉だなぁ~と思いました。 実は、この「やさしさの一振り」、社会をより良く変えていくのにものすごく大事なものだと私も思うのです。 以下、これは私の体験から得た「やさしさの一振り」考。 ◇◇ うちの息子は、生まれたときの病気がもとで肢体不自由という障害を負っていま

子育てを卒業してみて

この春より、わが子(一人息子)は無事に大学を卒業して、新社会人になりました。 学生時代から一人暮らしをしていましたが、就職した後も(職場に近い所へ引っ越しして)、そのまま一人暮らしをしています。 ですので、我が家は完全に「子育て卒業」です。 私は母親としての役割を完了し、今や、たまに声が聴きたいと思って電話しても、息子から「うざい」「もうかけてこないで」と言われる始末(笑)。 でも、それでいいんです。 これが「お母さんの声か聴きたかったよ~」と泣きつかれたり、向こう