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子育て&教育について

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子育ての思い出。中学校教師時代の体験談。親子関係や育児について思うこと。学校や障害児の教育についてなど。
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2020年11月の記事一覧

社会をやさしく変えたいのなら…

今朝、こちらの記事を読んで「うん、その通りだよなぁ」と深く共感しました。 たなかともこさん 「違いを認めるって大事だけど」 彼女の記事のなかで「やさしさの一振り」という言葉が何度か出てきて、的を得ている良い言葉だなぁ~と思いました。 実は、この「やさしさの一振り」、社会をより良く変えていくのにものすごく大事なものだと私も思うのです。 以下、これは私の体験から得た「やさしさの一振り」考。 ◇◇ うちの息子は、生まれたときの病気がもとで肢体不自由という障害を負っていま

あたたかくてやさしい~息子が出会った関西のおかん達~

障害児をもつ親にとって、「子供の自立」はとても悩ましい課題だ。どこまで親が手を出して介助をし、どこから自力でやらせるのか・・・。その線引きが非常に難しい。できたら家族以外の人と関わり合い、たくさんの人に揉まれて生きてくことが理想だと思う。 そんな我が家には、肢体不自由の息子がいる。 幼少期から高校を卒業するまでの間、私たち夫婦は、両足と左手が不自由な息子にずっと付き添ってきた。どこに行くにも車で送迎し、上手くできないことは代わりにやってあげて、夫と二人で息子の手となり足と