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苦しかったときの話。求められている能力を理解しよう〜未経験で社内システムを構築しました〜

おはようございます!
本日は、

苦しかったときの話。求められている能力を理解しよう〜未経験で社内システムを構築しました〜

といったテーマでお話ししようと思います。

みなさん…お久しぶりですm(__)m
前回の投稿から約2週間のブランク…自分の力不足を痛感しております。
それでも、蓄積してきた投稿を読んでくださり「いいね」やフォローをくれた読者のみなさん、本当にありがとうございました。本業の激務の中でApple Watchからnoteの通知が来るたび「がんばれ!」と背中を押してもらっているような感覚で…大変励みになりました。

そう…そうなんです。
この2週間本当に苦しかったんです。
私は現在、不動産ベンチャー企業で空き家・相続に特化した不動産仲介のお仕事の傍ら、新規プロジェクトとして「一棟貸別荘」簡易宿泊業に挑戦しています。
そしてもう一つのミッション。
新たに社内システム(アプリ)の作成を担当することに。
こちらを期限内にリリースするため、毎日頭をフル回転させ、夕飯の準備ギリギリまで働き(ギリギリどころかアウトしとるっ泣)、休日返上で完成までこぎつけました。今回はその苦悩に満ち溢れたストーリーを皆さんにお話していきたいと思います。
お付き合いよろしくお願いいたします!!

エンジニアでも何でもない私

始めにお伝えしておかなければいけないのですが、私はシステムエンジニアの経験はこれっぽっちもありません。皆無っ!!そんな私にシステムやアプリなんて作れるのか…。自分でもそう思っていました。震えます。( ゚Д゚)
しかし!今はノーコードで業務アプリが作れる時代になったんですね…。

CMなどでもおなじみのキントーン。こちらを使って作成しました。
このアプリの目的『仕事の管理・進捗の一元化と効率化アップ』
そしてなぜ、エンジニア経験もない、ITに特別明るいわけでもない私が抜擢されたのか…
弊社の代表から直々に依頼を受けた時にこんな言葉をかけられました。
「ノーコードなんだからプログラムの知識なんて、さほど関係ないです。大切なのはみんなの想いを形にすること。こうなったら便利だな…もっと簡単になるのにな…そんな声を拾い上げて落とし込んでいくのです。大丈夫、えみさんなら出来ますよ。」
私はすべてのことに意味があると思っています。
特に弊社の代表は本当に一人ひとりに目を配っています。100人を超える従業員の名前を入社前から覚えているような方です。だからこのミッションを私に任せてくださったのも、必ず意味がある。自分に求められている能力は何なのか…真剣に向き合うきっかけにもなりました。
そして私なりに仮説を立ててみたんです。

なぜ私なのか?

①「効率」と「スピード」を重視した私の経歴

仮説①
私は共働きの2児の母です。とにかく時間がありません。
仕事に関してもダラダラ残業をしていたら、子どもたちがお腹を空かせて飢え死にしてしまいます。笑 どんなにマルチタスクであっても帰らなくてはいけない。これって世の中ではデメリットと捉えられることが多いかもしれませんが、私の考えはポジティブです。期限が決められているからこそ真剣に効率化と向き合うことができる。いや、向き合わざるを得ないのです。モジモジ悩まない決断力、ムダを排除する思考、常に進化を求める貪欲さ。これらはすべて「ない」からこそ生まれる能力だと思っています。
また私は今の会社に入社する前に正社員として働きながら、子育てをしながら宅建士をはじめ5年で5つの資格取得をしてきました。忙しい中でも勉強の時間をなんとか創り出してきた『効率化の証』とも言えます。このアプリの目的でもある効率化を考えた時におそらく私の経歴と、日ごろの仕事に対する姿勢を見た代表が、適任だと判断してくださったのではないかと思うのです。

②とにかく「人」が好きな私の性格

仮説②
創ってみて、完成して思ったのですがこのアプリの作成は、プログラミングの知識はほとんど必要ではありませんでした。(もちろん調べたり、コールセンターに何度も問い合わせはしましたが。)
それよりも何十倍も必要だったこと。
それは部署を超えてのコミュニケーションです。
弊社は主に不動産仲介業を営んでいますので一つの案件(物件が)売買されるまでに様々な部署が関わります。つまり各部署の「こうしてほしい」をひとつひとつ拾い上げていく必要があるのです。この作業、人によっては「面倒くさいな…大変だな…」と思われるかもしれません。しかし私にとってはもっとも、やりがいを感じる場面でもありました。組織は大きくなればなるほど細分化され、他部署がどんな仕事をしているか見えずらくなっていくものです。それによって部署同士の対立なんかも生まれがちですよね(;^ω^)
しかし、もともと組織がどう創られているか、その仕組みにとても興味があった私は、部署のラインを飛び越えてさまざま人たちと話をするのが大好きでした。他部署ではどんな仕事をして、どんなことで困っているか、仕事の話だけでなく何気ない雑談も含めて時間を見つけては積極的に話しかける毎日。現場の生の声を聞くと改めて「仕事って人と人との繋がりだよなぁ」と思い知らされるんですよね。一人で完結する仕事なんてこの世には存在しない。ですからアプリの試作を他部署の人を見つけては捕まえて、試してもらう。つどつどフィードバックをもらって修正…という作業を何度も何度も繰り返していきました。完成してリリースした今、この作業が何よりも大切だったと思います。ユーザー(弊社のスタッフ)が使いやすいアプリでなければ意味がない。ここから一歩たりとも踏み外してはいけませんからね…。この繰り返しを躊躇なくできたのは私の核となるとにかく「人」が好き。のおかげだったと思っています。

➂「知識」ではなく「繋がり」を強みにした私の決断

仮説③
私はもともと宅建士の資格を保有していたこともあり、売買契約書の作成や重要事項説明の読み合わせなど、主に法律周りを担当する法務部で採用していただきました。しかし入社し仕事をこなしていく中で、決断したことがありました。自分の強み、これから自分は、何を武器にしてこの組織に貢献できるだろうか。と真剣に考えた時、自分の武器は「知識」ではなく「繋がり」だ。と振り切ったんです。以下のnoteでも話していますが、弊社の幹部との面談でも自分の考えを思い切って伝えていました。

もちろん、仕事上、知識を身に付けることはマスト。いわば最低限のマナーと言えるでしょう。しかし知識は仕事をこなしていけばおのずと身につくと思いました。その上で自分はどんな人間になりたいか…と突き詰めたとき、
「何を言うかではなく、誰が言うか」「誰」になりたい思ったんですね。例えば忙しい中で追加の仕事を頼まれた時、ふつうは嫌だな、と思ったり、断ったりすることってあると思うんです。でも、この人の頼み事だったら…仕方がない。きいてあげるか!って思える人ってぶっちゃけいませんか?(;^ω^)つまり「この人のために何かしてあげたい」と思えるような人。応援したくなる人です。まさに私の追い求める理想。こういう人って知識だけを詰め込んだ人ではないと私は思うんですよね。相手に対して思いやりをもって接することが出来るか、相手の立場に立って物事を考えられるかどうか、忙しい時、イライラしている時でも感情に任せた振る舞いをしていないかどうか、周りに流されず自分の信念をもっているかどうか…毎日の積み重ねがその人の「人となり」を決定づけると私は思っています。もちろん自分自身、完璧にできているとはお世辞にも言えませんが常に意識を持って仕事をしています。こういった姿勢も抜擢いただいた要因の一つではないかと感じています。

〇まとめ

構築からリリースまで本当に苦しかったです。
やったことのない手探りの仕事、不安との葛藤…
しかしこの経験を通して、自分が求められている能力を真剣に考えるきっかけをいただきました。
「すべてには意味がある」
与えられた作業をただこなすのではなく、立ち止まって考えることの大切さ。仕事とはつまり誰かの役に立つことであり、その対価としてお金をいただいているのです。
自分の価値とは何か…。
手探りの旅はこれからも続きます。

noteのご感想、ご意見、「こんなこと取り上げてほしい!」などのリクエストじゃんじゃんお待ちしております。執筆の励み、そして新たな気づきにつながりますので、ぜひコメント欄よりお待ちしております!!

本日もご一読いただきありがとうございました。



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