見出し画像

直感と何かに委ねること。

私、不思議な話は結構好きなんですが、それがまさか自分の身に起こると、本当にびっくりします。ただの偶然なのか導かれたのかはわかりませんが、何かの力が働いたとしか思えない出来事、今日は一つ、そんな話を書いていこうと思います。

私が大学生4年生の4月頃、就職活動に凄く悩んでいました。その頃は一流企業に就職したくて、就職試験を受けては落ち続けていました。

また、その頃に彼氏もいて同い年の大学生だったのですが、彼の方は「大学院に行く」と言っていたので少し羨ましく思っていました。

そしたらある日、その彼氏に振られてしまいました。理由は私が就職活動に落ちて悲観的になり過ぎていたからです。

振られたのは大学4年の5月頃で、友達に失恋のショックを色々話したら、その頃流行りだった出会い系サイト(20数年前は普通に流行っていたんです。恥ずかしい〜!)を紹介されました。

それで、ヤケになって近隣の大学生を検索したら、、なんと見つけたのが元彼氏の親友でした。これは流石に無いと思い、次を検索したら今度は中学時代の同級生。なんか、何かに邪魔されている感じがしてこの辺りで出会い系は諦めました。

そして、次に就職活動しながらふと思ったのです。「もし、元彼が行くように私も大学院に行けたら何か変われるのかな?」と。この時はまだ、何件か就職活動で二次面接に進むアテがあったので、ほんのり思う程度でしたが、6月頃になると就職面接も残り1件で、最終面接前になっていました。そして、私は何故か「もしこれに落ちたら大学院に行きたい。もっと勉強したい」と真剣に祈るように思うようになっていました。

母にその事を言ったら、今通っている私立ではなく国立大学の大学院なら進学してもいいと言われました。

今まで殆ど勉強してこなかった私が、地方私立大からいきなり国立大学の大学院に行ける訳ない!と思いましたが、このときは何故か挑戦しようと思いました。それで、母は近くの県までなら費用は出せるからT大かK大、O大を勧めてきました。特に勧められたのがT大学です。

そうこうしている内に、1件面接の残っていた某化粧品会社の最終面接が神戸で行われる事になり、私は神戸に行きました。会場に着くと、もう1人の面接の子がいて、その子は日本語がペラペラの中国人でした。

面接まで30分くらい待たされたので、その子に話しかけて色々話をしていると、何とその子はT大学大学院2回生でした。それで、面接後も話をする事になり、ついでに大学院の教授を紹介してくれる事になりました。このときは本当にびっくりしました。この後、就職最終試験には見事に落ちました。

そして後日、T大に行き、中国人の子と一緒に教授の所で話をしました。教授曰く、試験にパスしたら指導教官にはなるけど、まずは試験対策をして来いと言われました。

それで、大学院の試験問題(過去問)を持って帰って色々勉強したのですが、、私は経営学部だったけど、その時の試験問題は経済系だったのでちんぷんかんぷんでさっぱりわかりませんでした。それで、6月から9月まであまり勉強もせずに記念受験のつもりで試験に臨みました。

そしたら、、何とその年の試験は就職試験のような時事問題が出てきて楽々問題が解けてしまいました。更に、面接では内部の職員の方も受けに来られていて「今年は定員1名オーバーだから落ちるのは1人」と言っていました。かなり安心したところに、いきなり面接室から泣きながら出てきた子がいて、理由を聞いたら教授にいやらしい質問をされて喧嘩!?したと言っていました。

勿論、落ちたのは教授と喧嘩した子でした。結局、あまり何もしてないのに拍子抜けに大学院に入学する事になりびっくりしましたが、更に後日、元彼は大学院進学を止めて就職する事になったと共通の知り合いから聞きました。

今となっては何故こんな事になったのか全くわかりませんが、本当に直感で思い願ったことは自分がなんとかしなくても簡単に叶うものかも知れません。これは私の力ではなく何かが私を通して働いたんだろうなと思う出来事でした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?