顕微授精による三倍体胚出現の考察と頻度

【ご質問原文】

ご投稿で勉強させていただいています。

重度の乏精子症のため、顕微授精で治療をしていました。4回目の移植が順調で今は妊娠中です。

2回目の移植のときの初期流産のことが未だに気になっていて、今回質問させていただこうと思いました。

流産の原因は三倍体ということがわかっています。

多くの場合、精子がふたつ受精し起こることがあるとネットで確認きました。

顕微授精の場合、ひとつの精子しか入れないのですが、三倍体での流産のケースというのは、聞く話でしょうか?

顕微授精でふたつ入れてしまうことはあり得るのでしょうか?

また、卵子や精子の二倍体というのもケースとしてあり得るというのをみたのですが、それはどの程度の頻度で発生するのでしょうか?

推察にあたって必要ではないかもしれないですが、胚盤胞の情報を載せさせていただきます。

年齢 夫婦とも30代半ば
採卵 1回 17個

5日目4AA 不着床、流産、不着床、4AB 妊娠継続 染色体異常なし
6日目 4AA×5、4AC

よろしくお願いいたします。

【回答】

ご質問ありがとうございます。

顕微授精であっても、三倍体の胚になってしまう可能性はあると思います。


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