今期おすすめの麻雀アニメ『ぽんのみち』

2024年2月1日 18:35

「このおっぱいで麻雀アニメは無理だろ」と思わず口から出たものの、そういえば『咲-saki-』とかいうおっぱいで麻雀するアニメあったしな…と思い返し、この『ぽんのみち』というアニメのことを一応麻雀アニメと呼んでおくことにする。乳のデカさが雀力に比例するというのは世の常ですし。

というわけで、今回のnoteは特に深い話をするわけでもなく、ただ俺がみんなと一緒に観たいなと思った『ぽんのみち』という麻雀アニメを紹介するだけの駄文である。執筆時点でまだ３話しか放送されておらず、序盤も序盤だけれど、きっとこれはおじさん同士でワイワイ言いながらリアルタイムで観たほうが楽しいと思ったので早めに書いちゃった。
※ちなみに物語がまだめちゃくちゃ序盤であることを言い訳にかなり適当なことを言っているので、まじで真に受けないでほしい。

今回紹介する『ぽんのみち』は、原作が小中学生の女の子向け雑誌「なかよし」に連載中の漫画で、晴れて今年の１月にアニメ化した作品である。めでたい。

硬派というか、大人（~~おじさん~~）向けというイメージが強い麻雀の漫画が「なかよし」で連載され始めたときは、その物珍しさから一時期話題になっていたため自分も存在自体は知っていた。でもやっぱ小中学生向けの雑誌なので、麻雀漫画といえど結局は可愛らしい女の子達がキャッキャウフフとおままごとみたいな「お麻雀」をやるんだろ？と勝手にきららっぽい空気を想像していた。俺は普段から雀魂というアプリで過酷な修行を積み、男としてのプライドを掛けた熾烈な麻雀をしているので、あんまり麻雀を舐めるんじゃねえぞと、麻雀は命削り合う戦いなんだぞ、お前らにその覚悟があるのかと観た後に説教してやるつもりでいたのも束の間、一話でその独特な雰囲気とキャラの魅力に撃たれ、こうしてnoteを書くくらいにはハマってしまった。何事も食わず嫌いはよくない。

だいたい好きな作品がなぜ好きなのかを言語化するのってあんまり意味がないというか、結局はフィーリングベースなとこあるので他者に伝わるかわからんのだけれど一応文になりそうな要素は書いてみようとおもう。総じて言えることは、全体的になんかエロいということ。

まずはビジュアル面から話すけど、『五等分の花嫁』の作者（春場ねぎ先生）がキャラ原案ってことで薄々予想はしていたけれど、やはりというか当然の如く全員巨乳であり、四対の大山が雀卓を囲んでいる様は極めて壮観である。
また、単純に同じパターンの巨乳が並んでいるわけではなく、乳テントや乳袋、乳カーテン（※緩め。彼シャツに近い）等、巨乳を包む服のシルエットに多様性があり、しばしば血みどろの争いに発展する「好きな巨乳シルエット論争」（俺が今名付けた）への配慮が感じられる。そういう意味では結構現代的な作品だなと感じる。ほら、昔の乳袋一辺倒みたいなアニメを今放送したら間違いなく炎上するからさ。最近は何に関しても多様性がないと怒られる世知辛い世の中であるから

また念のため言っておくが、この作品から溢れ出る何とも言えないエロスの出所は乳に限った話ではないということは御留意願いたい。俺はそんな単純なエロスに引き寄せられるほど馬鹿ではない。

物語自体は、言ってしまえば「女子高生が毎日放課後に身内で雀荘に集まってだらだらとしょうもない麻雀をしてお茶をするだけ」であり、それは在りし日の『けいおん！』を想起させるが、妖麗なキャラデザに加えて、大学生が持ってるような絶妙なだらしなさから生じるエロスのせいで全然けいおん！にならない。

『ぽんのみち』のキャラは（特に主人公が）、なんとなく大人としての諦めの境地にいるというか、何も期待していない感じがある。麻雀がおもろいからやってるというよりは、暇だから牌を触っている感が強くて、暇がつぶせるなら別に麻雀じゃなくてもよさそう。（リーチェちゃんは物語を動かす役割があるので、麻雀に対して真面目な上級者枠であるけど）

だから、「音楽が楽しい、みんなといるのが楽しい、楽しみたいからゆるくやる」の『けいおん！』とは全然違う。あの子達は女子高生をちゃんと楽しむ十代の若さがあるのに対して『ぽんのみち』は最早留年キメた大学生である。煙草スパスパ吸っててストゼロ飲んでゲロ吐いて次の日の授業全部飛んだことあるタイプの、将来のことなんも考えてない文系の大学生である。しかしそれが悪いというわけではなくて、この世にはそういう「だらしなさ」からしか生じないエロスが存在していて、『ぽんのみち』からはどことなくそれが漂ってくるのである。これは大事なことであるが、あくまでも漂ってくるだけなのが良い。
あとこれは多分推している人に怒られるかもしれないけど、全員拗らせた大学生処〇みたいな感じなのに一人だけ明らかに男慣れしてそうな奴がいるのもリアルな大学生サークルっぽくてめっちゃ良い。誰のことを言ってるのかは観れば一発で分かると思うからあえて言いません。

あと、この子達が発するギャグが総じてめちゃくちゃおじさん向け（麻雀あるあるや麻雀漫画あるある）であり、こういうのが分かる子達とだらだら麻雀打ったらきっと楽しいだろうなっていうおじさんの願望を見事に捉えている。おじさんはね、もう別にエロいことしたいとかイチャイチャしたいとか思ってるわけじゃないの。若い子と話が合って、一緒に遊べるだけで十分なの。って感じの、もうカロリー高い萌えがキツく感じてきたおじさんにもおすすめできるあっさりアニメなんだよな。二日酔いに効く。

ってことで、まあエロいかどうかはその人の感性にもよるんだけど、お話は良い感じにだらしなくておもしろいし主人公が麻雀ド素人ってこともあって、ルール解説もあるから麻雀知らない人も全然観れると思う。割と万人向けなので暇なときにぜひ観てほしい。

締めと言ってはなんだけど、作中最もギリギリのラインを攻めている子を紹介して終わりにしようと思う。