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RPAについて考える

昨日、RPA DIGITAL WORLD2018(東京国際フォーラム)が開催されました。

情報収集のため参加して講演など聞いてきました。私見ではありますが、今、このとき感じたことを備忘録も兼ねて、ここに記していこうと思います。更新はマイペースです。

数年前から、大手中心に、にわかに導入され始めたRPA。
ざっくりですが、今の利用率はというと、昨日の講演によれば、RPAの本格導入orトライアル中を合わせた数字が、大企業70%、中堅企業60%、中小企業50%…という状況だそうです。大企業はそろそろ運用課題が出てきている段階。中小企業では本格導入がまだ20%ほどですが、最近は、「導入したいので見積もりがほしい」という問い合わせが急増しているそうです。

働き方改革とセットで、業務改革の手法としてRPAをきっかけに大幅な業務の棚卸&整理&マニュアル整備が進んでいるんだな、という感じですね。

もちろん、RPAも魔法の道具ではありませんので、過度な期待は禁物で、業務のどの部分をロボットに任せるのか、なるべく仕組みをシンプルに構築して…と、事前の準備&整備が大事になってくると思います。

また、RPAを導入したからといって安泰ではなくて、ある業務は処理時間が削減されてメリットあるけれども、新たにロボット管理、ロボットが不具合出した時のリスク管理が、仕事として発生してくることになります。

とはいえ、これからの時代らしい、新しい仕事(ロボット管理等)が出てきましたね。

だから、RPAを導入することで仕事量が削減されるというよりは、これからの時代に合った仕事のやり方(ヒトとロボットとの協働)に置き換えられている、という印象を受けました。

RPAのクラウドサービスも新しく出たようですし、今後導入価格も下がってくると思われますので、一部の業務をcloudでRPA化してみる、というのも、新しい時代に適応した労働の置き換えのトライアルとして、やってみる価値はあるのかな、と思います。

そして、企業の提供サービスの質も、数か月で劇的に変わっています。

今年の春でのRPAセミナーでは、今後RPA×AIをもっと深めて広げていきたい、という話を聞きましたが、数か月たった今、すでに多くの企業で、RPA×AIサービスを(一部の機能かもしれませんが、)提供していました。

RPA、AI共に、加速度的に進化しているのを感じます。

また、今回のある講演の中で講師が、

「これから3~5年で劇的に変わります。」

とおっしゃっていましたが、
その言葉は直感でも、「そうなっていくんだな」と、頭で素直に受け入れられました。

そのくらい、技術も、企業の提供サービスの質も、数か月で劇的に変わっているのを肌で感じ取ることができました。

今、私たちは、新しい産業革命の真っただ中にいるんですね。


RPAのみならず最近の技術革新で思う大事なこと。

このような劇的変化の時代の中で、人間にとって何が重要になってくるか。昨日のRPAフォーラムでも思いましたが、以下の3点がポイントなのかな、と思います。

■「考える力」…課題を発見し考え抜く力

■「新しいものを生み出す力」…今はAIを使ってどうビジネスや生活に落とし込むか、そこが喫緊の課題かな、と思います。

そして、

■「協働して創る力」…ここが昨今では大事なのではないでしょうか。今は「知恵の協働」によってAIなど目覚ましいスピードで発展しています。

上記の3点が、AIやロボット、IoTの新しい時代の中で、人間が持つべき、機械に対応しうる尊い価値なのではないかと、私は思います。

大人になってからいざ、といっても動きづらいので、子どものうちから、「教育」によって、これらの力を育てていくべきかと思います。

もちろん、大人になってから気づいても、まだ遅くないと思っていますので、意識して高めていきたいものです。

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