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ELYZAの人・カルチャー

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ELYZAメンバーの「入社理由」「今の仕事」などをお届けします。ELYZAに集まる社員やインターン生の想い、挑戦が分かる内容になっています。
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記事一覧

【インタビュー】「科学の探求と社会実装の両立へ」サムさんにポスドクからMLエンジニア転身の理由を聞いてみた

特任研究員(ポスドク)からAIカンパニーへ。日本、そして日本語に興味があったサムさんのこれまでの経歴を教えてください ELYZAでは「ELYZA Lab」チームに所属しながら、日本語 LLM の研究開発を推進しています。先日はその成果として「ELYZA-japanese-Llama-2-70b」※を公開できました。 僕は大学時代からずっと NLP・LLM の研究をしていたわけではなく、アメリカのペンシルベニア大学で数学と物理学を専攻し、シカゴ大学で天体物理学の修士過程と博

【インタビュー】「AIはインフラのような存在に」平穏を求める市川さんはなぜELYZAに飛び込んだか

AI は医療と同じくらい、人々にとって欠かせない存在になる市川さんの経歴を簡単に教えてください。 2013年に外資系の製薬会社に入社し、営業やマーケティングを担当しました。それからコンサルティングファームに転職したり、大学院に通ったりした後、少しだけフリーランスとして活動していました。ELYZAとはそこで出会いましたね。 現在は経営企画として、今の会社にとって必要だと思うことを幅広く担っています。最近だと財務/会計管理やアライアンスに関わる業務全般ですね。全社会議の運営や

『ELYZA Lab』は何を目指すのか。研究開発を担う Lab チームの想いとは?

こんにちは、株式会社ELYZA CTOの垣内です!今回の記事では、改めてELYZAの研究開発チーム(ELYZA Lab)の活動や今後の展望についてご紹介します! ELYZA についてELYZAは「未踏の領域で、あたりまえを創る」をミッションとして日々活動をしています。先端技術を探索し、未踏の領域での社会実装を行うことで、次の「あたりまえ」になる革新的なプロダクトを生み出し続けることを目指しています。 先端技術は常に新たな体験を生み出し、世界に革新をもたらしてきました。エン

【インタビュー】「楽しくなくちゃ続かない」臼井さんにプロダクト開発の流儀を聞いてみた

人と人との相互作用。その構造を最適化したい臼井さんの経歴を簡単に教えてください。 大学では、学部から博士課程、特任助教まで、社会がつくるネットワーク構造の研究に取り組んでいました。その後、Sansan株式会社でデータサイエンティストとしてSaaSプロダクトに関わるという経験を経て、現在はELYZAで自社プロダクトの開発を担当しています。 どのような分野を研究していたのですか? 計算社会科学と呼ばれる分野で、複雑ネットワークのメカニズムを解き明かそうと、ソーシャルメディア

【インタビュー】「全てはパズルを解くように」問題解決を楽しむSWエンジニア高橋さんのルーツとは?

自ら手を動かして、問題解決に向き合いたかった高橋さんの経歴を簡単に教えてください。 大学時代は画像処理や信号処理を扱う研究室で、画像を鮮明にするためのプログラム構築や、機械学習を用いた電子顕微鏡画像の種類識別などに取り組んでいました。 そこで何かをつくることが楽しいなと感じて、ハードからソフトまで幅広くものづくりに関わることができる就職先を選びました。ELYZAに参画してからは、ソフトウェアエンジニアとしてフロントエンドからバックエンドまで、ELYZAが提供するあらゆるサ

【インタビュー】「LLMはまだ夜明け前」MLエンジニア森田さんの価値へのこだわりを聞いてみた

ChatGPTの登場でジレンマのひとつが解消された現在のお仕事内容について教えてください。 弊社のML(AI)エンジニアは、研究開発を主にするメンバーと、クライアントワークを主にするメンバーに分かれていて、私は後者に属しています。 お客様の課題に合わせて、モデルの開発やチューニングをすることもあれば、GPTの性能を引き出すためのモジュールを組んだりプロンプトを開発したりすることもあります。より具体的な仕事の内容は、NLPの技術進化、ELYZA組織の進化と共に、常に変遷して

【インタビュー】「社会の技術進化に貢献したい」MLエンジニア佐々木さんの探究心の根っこを聞いてみた

関心はずっと、情報伝達とその最適化佐々木さんの経歴を簡単に教えてください。 東北大学で学部から博士課程にかけて約6年間、自然言語処理(NLP)を学びました。2018年にデータサイエンティストとしてリクルートに入社し、レコメンドエンジンの開発やデータ分析基盤づくりをしていました。ELYZAに来てからはお客様との共同研究プロジェクトを推進したり、現在は主にLab部門で自社研究開発を担当しています。 自然言語処理を研究してきた理由は何ですか? 昔から言葉遊びが好きでしたし、テ

【インタビュー】SW&MLエンジニア、堀江さんが探求する「理想のものづくり」を聞いてみた

テキストから情報を抽出する研究はとても面白いと感じて堀江さんの現在のお仕事について教えてください。 サーバーの構築・運用など、ELYZAのあらゆるサービス開発に関わるバックエンドに携わっています。機械学習モデルづくり周辺のライブラリやデプロイフローを整えることも含みます。 ELYZAはGPUでないと動かせない大きなモデルを運用しているので、GPUサーバーをいかにスケーラブルに構築・運用するかは重要です。また、扱うモデルが増えていった場合に、それぞれコードを書いていると大変

【ELYZA 5th Anniversary】次の5年にELYZAは何を目指すのか?ミッションに込めた想いとは。

5年間の歩みとこれから。スライドにて公開中 ELYZA 5th Anniversary 会場の様子多くのOGOB、インターン生が駆けつけてくれた 会場には現社員はもちろん、ELYZAにこれまで関わってくれたOG・OBのみなさん、インターン生のみなさん、業務委託やアルバイトとして関わってくださるみなさんが集いました。こんなにたくさんの方に支えられて今のELYZAがあるのかと、始まる前から感慨深くなります。 会場はGINZA SIX!聞いたときは驚きましたが、意外にリーズナブ

【インタビュー】MLエンジニア×スタートアップ。共同研究プロジェクトをリードする平川さんの選択とは?

スタートアップへの挑戦、どうせやるなら今。現在のお仕事について簡単に教えてください。 私が所属するAIリサーチ&コンサルティング部門では、お客様との共同研究という形で、LLM(大規模言語モデル)や周辺技術を用いた業務変革プロジェクトを推進しています。 お客様の課題を把握し、その解決策を技術観点から見極め、実現することが仕事です。プロジェクトにもよりますが、ほとんどが前例の無いものです。GPTを使って解ける場合もあれば、ELYZAが保有するモデルやOSSを選び、ファインチュ

【インタビュー】ELYZA Labを牽引するMLエンジニア、中村さんが見据える次の課題を聞いてみた

言語処理技術の社会実装に関わりたかった中村さんは大学在学中からELYZAに関わってくださっていますが、どのようなきっかけだったのですか? 2018年の末頃から、ELYZAで長期インターンとして関わり始めました。松尾研究室が主催するスクールや『DL Hacks』という勉強会に参加し、懇親会で曽根岡さんと話したことがきっかけでしたね。機械学習を扱いつつ、社会実装に関われることに魅力を感じました。 もともと機械学習を研究していたのですか? 元々は映像やゲームなどのクリエイティ

課題解決力が備わった「馬力のある社会人」になりたいので、今の未知なる最先端AI技術を社会実装できる環境にワクワクしています

自己紹介はじめまして。東北大学の学部4年生の栗田です。ELYZAでは2022年6月から機械学習エンジニアのインターンをスタートしました。NLPの社会実装を実現するため、大手クライアントとの共同研究プロジェクトのメンバーとして働いています。 機械学習やNLPに興味を持ったきっかけは何ですか?高校の時は文系だったんですよね。将来は通訳になりたいと思っていましたが、ロシア語圏の国に留学をした際、英語が通じなかったのでGoogle翻訳を使ってコミュニケーションを取っていました。正直

【インタビュー】MLエンジニアからSWエンジニアへ。ELYZAのサービス開発を行う村山さんに話を聞いてみた

ELYZAに入社した経緯-前職はどういったお仕事をされていたのですか? 新卒でデータサイエンティストとして機械学習モデルの設計・実装はもちろん、プロジェクトの予算管理やスケジューリングなどマネジメント業務も多く経験させてもらっていました。そこから3年経ってリーダーという次のキャリアも見えてきたタイミングで改めて自分自身のスキルを振り返った時に、「エンジニアリングのスキルを一番に伸ばしたい」と考えるようになったことが転職のきっかけでした。 -「エンジニアリングをしたい」と思っ

【エンジニアインタビュー】iOSDCのベストスピーカーにELYZAのサービス開発状況について聞いてみた。

前回の記事に入社経緯や当時の想いが載っているので合わせてご覧ください!ELYZAに入ってからの変化とは?-ELYZAに入社をして2年半が経ちますが、入社時と比べて変化を感じる点はありますか? 一番大きな変化は2021年夏にリリースされた「ELYZA Digest」のデモがバズったことですね。入社した当時から「サービスをつくりたい」と言われていましたが、企業との共同研究が多かったので本当にプロダクトまでつくれるのかな、という思いがありました。ELYZAのAIモデルに需要があると