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【随筆日記】ストリートビューで追う47都道府県思い出の場所《埼玉県》

埼玉県さいたま市岩槻区華林山慈恩寺

10埼玉県 慈恩寺

 さいたま市の岩槻にあるこのお寺も茨城の日輪寺同様坂東三十三ヶ所観音巡礼の札所だ。十二番だったと思う。さいたま市内ではかなり有名なお寺。坂東巡礼の札所であると同時にここにはなんと三蔵法師の遺骨が収められている事でも知られている。聖地インドからお経を運んだ僧侶だ。

 第二次世界大戦中中国に進行(と言うよりは侵攻)した日本軍が玄奘三蔵の遺骨を発見し、戦火で失われては困ると判断し戦時中は日本軍で保管。敗戦と同時に中国に引き渡した事を感謝され分骨されたものがこのお寺に納められていると言うからすごい。なのでこのお寺で読経を何度かした事があるがやたらと緊張する。

 このお寺、実は僕の悪友の祖父の家でもあってそんな縁起はたまたま話に出てきて知ったこと。でもその友人のお父さんが亡くなった後、巡礼でこの寺を打った際はお願いをして遺骨に読経をさせていただいた。なんて話は当の悪友も知らん事だと思う。知ったら多少は有り難く思って欲しい😁

 ついでに書けばこいつは放送作家で僕をクラハの道に引き摺り込んだ張本人。僕のプロフの下のところに消したくても消せない存在で張り付いている。さらに書けばこいつは東日本大震災の時に女川へ行き「女川さいがいFM」を立ち上げた経歴もある。自慢できる友人なのだがその分何度となく迷惑も被っているのでそこは言いっこなしにしている。まさに悪友という言葉がピッタリの奴である。

 そんな縁もあって坂東札所の中でも特別な存在なら、埼玉県内には他にもいろんな思い出の場所がありながらやはり筆頭に出したくなる場所でもある■

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