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ユーモレスクを聞く日に

小学生の娘は、バイオリンを習っています。調弦していると、隣の弦から音色が同時に響いてきました。まるで鐘の音のように聞こえます。

自分が寝ぼけていたのか、それとも娘の腕が上がったのか。きっと後者だと思って、耳を澄ませます。

共鳴がうまくなったのよね。すると、ドヴォルザークのユーモレスクが室内に流れます。

ユーモレスクは娘も大好きな曲だったので、なんとも習得が早かった!習得が早いランキングでは、ダントツのトップだったと思います。練習に入る前から何度も上級生の演奏を聞いていたので、耳コピができていました。

すぐ読譜が終わって、すぐ弾けるようになったのです。
母親として珍しいくらい、練習に関わらなくても弾けるようになった曲。娘にとっては、この曲を弾きながら行進することが一つの夢でした。無事に叶いました。

スランプ真っ最中のときは、一曲仕上げるのに半年がかり。なのにユーモレスクは一ヶ月程度で暗譜まで完了。本人のモチベーションも上がります。上手に弾けるうえ、自信を思い出せる曲の一つ。

私にとっても、ユーモレスクを聴きながら夕食を作る時間は至福です。

ちなみに来年、バイオリン教室の役員を引き受けることになりました。5年ぶり2回目です!役員としての役割は、諸連絡や合奏の準備、会計、コンサートの裏方などもりだくさんです。

と同時に、新しくレッスンに来られた方が長く続けられるよう、お手伝いさせていただくのも大切な役目。何事も習いはじめが肝心。親子二人三脚で心づもりしていても、心折れる瞬間はたびたび訪れます。習慣化できるかどうかが肝なのです。タイムマネジメントも大変。そんなこと、助言できる立場ではないのですが。

習い事として、はや七年目のコミュニティ。娘にとっても大切なサードスペース。
アットホームなお教室が大好きです。新たな出会いに感謝して、気持ち新たに新学年を迎えたいと思います。


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