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個人事業主スタートの備忘録

個人事業主になって半年。忘れないうちに会社員⇒個人事業主になるにあたってのチェックポイントややっておいてよかったこと、やっておけばよかったことを思いつくままに書きます。
あくまで私的意見。個人事業主の先輩方からは突っ込みどころ満載かと思いますが、自分の経験としてまとめておこうと思います。

独立前にしておいてよかったこと・しておけばよかったこと

1.個人事業主と会社員の違いの整理
これは自慢じゃないけれど徹底的にしました。Excelに個人事業主と会社員の比較表を作って、思いつくままに項目を挙げてメリットデメリットを可視化。考えの整理のためにコーチングも受けたりしました。
私の場合には、フルリモート・フルフレックス・時短を大前提としていたため、そもそも転職先を見つける選択肢の方が狭かったことと、会社の方向性不一致での退職だったため、また同じことになるのが嫌だったということが最終判断となり、個人事業主へ踏み切りました。
あとこの本は個人事業主になるにあたっての税や手続きなどの不安を一気に解消してくれて大変勉強になりました。心からお勧めします!

2.収支の試算
とはいえ、気になるのが収支。これまたExcelを活用して整理しました。
・収入
前職の年収(額面)を月額に直して、それを自分が稼働できる時間数で
割り戻した時に時給いくらで交渉するか、理想・現実・最低の3パターンでトータル年収のシミュレーションをしました。
私の場合、3社からの業務委託契約を掛け持ちしてのスタートだったので、稼働ボリュームが多い1社で現実くらいのトータル収入、残り2社を合わせて理想になるくらいの水準で収入を得るイメージが持てたのでGO!でした。
・支出
考えうる支出を全て書き出しました。キャリアコンサルタントのようなサービス業は大きな支出と言ってもPCくらい…と思っていたものの、なんだかんだ初期投資としてかかったものは以下。

PC
Wifiルーター
名刺
プロフィール写真撮影料
資格の年会費・更新料(これは今までもかかっていましたが)

3.健保か国保かのシミュレーション
健保の任意加入と国保の加入とどちらが安いかのシミュレーションをしました。これは自治体HPと健保のHPにシミュレーションツール等があります。ネット情報=自分ではないので、シミュレーションは大事だなと思いました。

4.事業用口座と事業用クレジットカードの準備
カードが増えるの嫌だなという安易な考えで、分ける必要性がいまいちわかっていなかったため私は事業用口座とカードを作りませんでした。半年やってみて、結論、最初から分けておけばよかったと思っています。最初から分けておいた方が会計ソフトに取り込む際にいちいち選別する必要もないのでシンプルだということと、よく言われることですが、会社員時代にカードを作っておいた方が信用性があるので審査は通過しやすいだろうということから。
審査に通過するかどうかは謎ですが、今更ながら事業用口座とカードを作る予定です。

5.健康診断受診
これは、退職前に受けておくべきだった。。。前職では自分で時期も医療機関も決めるのですが、もちろん会社経費で受けられます。
退職してから、あ、そういえば受けていないや、と思って自分で申し込もうとしたら人間ドックって高いですよね。。。自治体の助成も、国保加入1年以上の方との制限がありビックリ!全額自費は痛いなと思って、昨年は受けずに終わりました。今年の9月で1年経つので、今年の秋くらいに自治体の助成を受けて受診しようと思います。反省。

6.保育園の規定確認
保育園への入所規定、お子さんのいる方は必ずチェックしてください。自営業でももちろん預けられるのですが、提出書類として何が必要か(何があれば認められるのか)、入所のための就業時間の下限はどのくらいかは非常に重要です。
私の場合、自営業の必要提出書類に該当するものがなかったので大慌てで保育課へ相談しました。結論、業務委託契約書を全社合わせると時間数も足りて、収入を得ている確証にもできたので無事クリアでした。

独立する上で使って便利だったもの

1.Googleツール
会社員時代はどの会社でもMicrosoftにお世話になりっぱなしでしたが、個人事業主となったらGoogleの方が格段に使いやすい!(あくまで私の意見ですが)クラウドで管理できるのは安心だし、必要なソフトのインストール等もせずにメール・スケジュール管理・フォルダ管理・オンラインミーティングができてしまうのは、本当に助かります。
無料でもいいのだろうけど、容量やオンラインミーティングの録画などプラスの機能を使いたいなら有料にした方が使い勝手がいいです。
私は、Google Workspace Individualに申し込んでいます。月額1,000円ちょっとですが、安心して使う上では必要経費かなと思います。

2.会計ソフト
サービス業は支出が少ないとはいえfreee様様でした。収支の記録はもちろんのこと、請求書も作れるのはありがたい。freeeがなかったら確定申告もおそらくこんなにスムーズにできなかったでしょう。
まだまだ使いこなせていない感じはしますが、何らかの会計ソフトは必須だと思います。

3.wifiルーター
無料wifiを使えばいいというのも一つの考えですが、私の場合、個人情報も多く取り扱うことになるので、なんとなく無料wifiは避けたいなと思い、購入しました。
結果、電波が悪いところ(うちのマンション・・・w)や外出時にwifiがあるかを気にしなくていいので、ストレスフリーです。月額4,000円ちょいするのは少々痛いですが、便利さの方が勝つかな。在宅での仕事が多いため、ついほったらかしてしまい、急な外出時に充電できていなくて意味ない!ということも多々ありますが。

独立前後の認識ギャップ

1.開業届の提出はビックリするほどハードルが低い
開業届の提出にとてもドキドキして、書き方を何度もネットで調べていつ出すかも考えて臨んだのですが、税務署に持っていくと、あっさり受理。3分もかからなかったのではないだろうか。。。
一大決心は一瞬で終わるので意外とあっけないです。
当初屋号はつけておらず、改めてつけることにしたのですが、屋号をつけた程度で開業届の出し直しは不要とのこと!なんだか拍子抜けです。

2.確定申告は怖いものではない
多分これはfreeeのおかげ&支出が少ないおかげでそう言えるのだと思いますが、日々の収支をきっちりつけていれば、確定申告に苦しめられることはなさそうです。手間を省くために会計ソフトと口座を連携して自動取込しておけばなおさら。
そして、確定申告は納税だけじゃなくて、還付の意味もあるので、戻るお金をしっかりもらうためにも必要なことなのですよね。当たり前ですが。
何となく「確定申告ってめんどくさい」という話の方が聞きますが、あまりレッテルを貼ってはいけないなと思います。

以上、思いつく限りつらつら書いてしまいました。まだまだありそうですが。。。今の世の中、いろいろな働き方があるので、少しでも参考になればうれしいです。

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