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オンラインで中1冬から高1春まで家庭教師をした

丸2年以上みてきた生徒が4月で終了になるので、なかなか感慨深く思っています。
教育サービス(塾・家庭教師事業)にはなんやかんやで8年ほど携わっているのですが、1人だけの生徒を(その期間で他の生徒とかけ持ちしていたことはあったが、1対1担当制という意味で)この期間みさせてもらったのがはじめてでした。
だから私にとってもいろいろ考えさせられたし学びや成長になった機会でした。

当初は英検を受けたいと言っていたので、それに沿った学習をしていきました。
文法予習→対策テキスト→過去問演習って感じ。
結果、予想以上すぎてもう記憶も曖昧なのですが、春・秋・冬を休んで次の春で3つの級を取得しちゃいました。
常々本人にも言っていますが本番に強いんで、級が上がるほどに「今回は厳しいかもしれない」なんて言いながらも結果が来れば(場合によっては間一髪で)合格点に達している。

受験期は、常にテストが目の前にあるといったスケジュールで動いているので、その対策をしてきました。
本人が「やりたい」「わからない」ということがあればそれができるように問題や解説を探しては一緒に考え、特に疑問や用意しているのがないようなら、こちらから提案して演習などをする。
ほとんど英語はしていなかったような気がしますが…
あとは、受験に向けた相談やアドバイス(という名目の雑談)の時間も結構多かった
普通の雑談も多かったです。オンラインだからこそ許されるけど、大事な時間だと思ってました。
結果、ある県で有数の公立進学校に合格することができました。
模試では厳しい判定も多かったけど、行きたい気持ちに正直に頑張り続けてよかった。

これまでの経験上、高校受験生は2月か3月で塾等をやめてしまう人が多い。
でもこの子は4月まで続けてくれたのはすごくありがたいと思います。
本人が本当に勉強した方がいいと思ったならそれがいちばん嬉しいし、私がこれまで伝えてきたことが伝わったり、私の授業は受けたいと思ってくれたりしたなら、これまでの苦労が報われるな、と感じています。

良かったことは、先にも書いたように本番に強いという度胸・柔軟さに加えて、自分の意志で目標を持っていたこと、
元々勉強のセンスがあったこと(国語力があった、ある程度はやらなきゃという危機感があった、わからないことをわからないと言えた)
すべては本人のちから、頑張りによるものです。

あえて「これは課題だな」と思うことを挙げるとすれば、
勉強の習慣がないこと→これは家庭教師があったことや、進学した高校が結構やらされるところみたいで、矯正されてそうな感じがします
それに関連して、英単語や社会などの用語に弱いこと
→英検の次の級を取るには単語が壁になると思います。
社会はそもそも興味が薄いと思いますが、中学のように試験前で追い込みや得意分野で補うというのが高校では限界あると思うので、学校の授業をちゃんと受けるか教科書を理解することだけはやっておきましょう

週に2回の授業時間があったことは、かなりよかったです。
直前や長期休みなどは学校から出される課題も多いしそこで授業を増やすよりも負担が少ない
小さな目標に向けた計画を余裕を持って進められる、軌道修正しやすい
会話の時間もとれるから関係性が築きやすい
忘れにくいテンポ感で学習ができるし宿題も多くなくていい
本人にとって合っていたのだと思います。

何より本人が、会ったことのないにも関わらず私にこころを開いてくれたこと、少なくとも授業内においては信頼してくれたこと
これが私にとってもやりやすかったし良い結果を生んだように思います。
ありがとう。

教育サービス事業について私の考えは、また別の記事にまとめたいと思います。
今回はとある生徒について、その出会いとこれまでに感謝したいと思い書かせてもらいました。
これからもあなたらしく自分の道を描いていけますように。

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