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5/13 気持ちに寄り添う

今日の出来事

今日は、新幹線で静岡出張に行く
統治を、子どもたちと一緒に
車で小倉駅まで送って行った。

今日思ったこと

送っていく時に、
助手席に座った統治の身体に
力が入って、緊張しているのが
振動で伝わってきた。

私は統治に『緊張してるの?』
と声を掛けた。

すると統治から
『緊張してるよー!
窓口でチケット受け取れるかな、
間違って違う新幹線に乗らない
かな、うまく乗り換えできるかな?
とか、色々考えて不安になるもん』
と返ってきた。

それを聴いて、私は最初
『そんなこと位で不安に
なるのかー。つまらないなー。』
と、内心あきれていた。

でも、
少しでも統治が安心出来る
ようにと思って、
『大丈夫だって、分からなかったら
駅員さんに聞けばいいよ』とか、
新幹線のホームを確認する方法
など、不安への対処方法を
話していた。

しかし、話している内に、
何か胸のあたりに苦しさを感じて、
自分のことを振り返った。
ふと、自分が初めて
ひとり旅をした日のことを
思い出した。
ワクワクが大きかったけど、
同時に、初めてすることに
対しての、
不安や心配もあったなあ。

と思うと、統治は、

初めて仕事の出張として、
他県に1人で新幹線で行く。
いつもは数日前から入念に
準備をして行くのに、
初めて、静岡までの新幹線の
チケットを数日前にネットで予約し、
初めて駅窓口でチケットを受け取り
初めて、出発当日
ギリギリまで仕事をして、
初めて当日30分程度で
旅の準備をして、
1人で新幹線に乗るのだ。
しかも途中で乗り換えもある。

初めてやることって、
それが何歳であっても、
ワクワクもあるけど、
不安や心配もあるよな。
経験者に
いくら大丈夫と言われても、
大丈夫な理由を話されても、
『自分で体験していない』という
一点は変わらないのだから、
その時のワクワクや、
不安や、心配は、
その人だけが感じる気持ちだな。

と思うと、自分が統治の気持ちに
全く寄り添っていなかったと
知った。
自分がすでに体験、経験した
ことについて、
相手の気持ちに寄り添わず
思い上がっている自分に
愕然とし、悲しくなった。

また、自分も、今までの人生で
初めてのことをする時、
自分の不安や心配な気持ちを
無視して無理やり平気なことに
して突っ走ったことが多々あった。
一方で、
その不安や心配な気持ちに
相手から寄り添われたことも
あったな…と思い出した。

寄り添われた時は、とてつもなく安心し、
初めてのことに
落ち着いて取り組むことが出来たな、
と、その時のホッとして行動を始める
感覚を思い出した。

思い出すと、
統治への声掛けが変わった。
『今から、初めてのことばかり
だから、ワクワクもあるけど、
そりゃあ不安や心配もあるよね。』

すると統治は、
『そうなんだよね〜。』と言った
隣に座る統治から感じる振動が
落ち着いたものに変わったのが
分かった。

今日の感情%

あきれる(20%)悲しい(30%)
ほっとする(30%)うれしい(20%)

最初、初めてのことに不安で心配で
緊張が中々取れない統治のことを
『たかが新幹線に乗るごときで
そんなに不安なの?』
とあきれて見ている自分がいた。

相手をバカにしていて、
そんな自分を感じると、
相手のことも大切にしていないし、
不安や心配を感じる時の自分の
ことも、バカにしていて
大切にしていないのだ、
と、思うと、悲しかった。

だけど、ああ、
自分も不安や心配な気持ちに
寄り添われたことがある
と思い出すと、とてもホッとした。
統治に、気持ちに寄り添う声掛けが
自然と出て、
そのことで統治が落ち着いたことは、
自分の気持ちも相手の気持ちも
大切にした気がして、嬉しかった。

ああ、
自分が感じたことを
大切にしていると、
相手との共感が生まれやすいのだなあ、
と知った。

統治、今日もうんと心を動かして
たのしんできてね!
私もそうするから。


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