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# 198 【書評】 まんがでわかる LIFE SHIFT 2(ライフ・シフト2): 100年時代の行動戦略

今回はこちらの書評です。

評価:75点
一言:ライフ・シフトってよく聞くけど、もう少し踏み込んで知りたい!という方には少し物足りないかもしれません。漫画でざっくりと知りたいくらいならニーズに合っています。

「ライフ・シフト」って最近よく聞くワードですよね。

これからは人生100年時代!と多くのメディアが宣伝していて、そのための対策に○○!みたいなお話がここ数年でかなり増えていませんか。

このある種のブーム?の火付け役の1人が、このライフ・シフトという本で、ざっくりと「これからの人生は100年生きることを前提に、定年まで働いて老後を暮らすというこれまでの価値観に囚われない生き方をしよう!」みたいに理解していたのですが、一度も関連本を読んだことありませんでしたので、もう少し突っ込んで知りたいと思って、本書を手に取りました。

少し話は脱線しますが、こういうブームが起きている時は、データとか何か客観的な指標で物事を考えることが大切だと思います。株式投資とかでも、○○ブームとかいって、あまり深く考えずに投資すると大抵失敗するように、ブームに乗るのが良いとは限りませんからね。

このグラフは厚生労働省が出している平均寿命の推移ですが、2040年の推計でも2年くらいしか寿命伸びてませんし、ここ10年でも2歳くらいしか増えていません。「人生100年時代!」は今に始まったことないですね。

そう考えると、この寿命の考え方を変えるいいきっかけくらいに捉えて読むのがフラットかなと思います。つまり、この本に書かれているように、あえて出世を手放さなくても良いと思いますし、家族との形も様々で、マネする必要はないです。

ところで、たまにあるんですが、この本は11/2に出版されたばかりなのに、なぜか「Kindle Unlimited」で無料で読めてしまいます。今、かなりお得です。

さて、本書の内容は、まずとにかく漫画形式なので読みやすいです。また、物語形式で、主人公の悩みも一般的なサラリーマンの悩みに近く、例えば「転職したほうが良いのか」、「独立のほうが良いのか」、「家族との時間はどうすれば取れるか」などの共感できる部分も多いと思います。そして、その上でライフ・シフトという考え方を踏まえたうえで、主人公がどのように考え方、行動を変えていくのが参考になります。

ぜひ手に取って読んでみてください。きっとあなたの考え方、行動も変わるかもしれませんよ。それでは、Bonne Chance!