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22本目 地方➡️東京赴任で学んだ5つのこと


令和2年度から3年間、中央省庁へ出向しておりました。

環境の変化は、誰もが不安、負担を感じるもの。


ですが、声がかかったなら紛れもなく幸運。


前向きに検討することをオススメします。


そんな私が3年間の経験を交えながら、東京へいったら5つのポイント(心がけ&やってほしいこと)を雑記してみました。


1.仕事以外の軸を持つこと

出向先は、決して優しい職場とは限りません。

中央省庁、民間。いずれも日本の首都、中心で働くわけです。

時間や情報の流れるスピード感は当然違ってきます。

そんな中でオススメしたいのが、『仕事以外の軸を見つけること』。できればコミュニティーに参加したいものです。

仕事に100%全振りしてしまうと、土日までもが仕事のことを考えてしまいます。

そして何より、仕事で行き詰まった時の『逃げ場』が無くなります。


経験上、R2.4月から出向した際、外出自粛の緊急事態宣言が出た時でした。(銀座のど真ん中、昼間全く人がいない光景。あのタイミングです)

1回目の緊急事態宣言は、ホントに緊急事態でしたね。

そして、日曜午後からだんだんと鬱々としてくる…


持論ですが、コレは『没頭できるものが無い』から生まれる感情だと私は考えています。


この文章を読んでいる皆さん、何かしらの趣味、学生時代の部活など経験があるかと思います。


なんでも良いんです。『東京出向の○年間で極めてやる!』くらいの勢いで。

趣味の時間のために、仕事パパッと終わらせる!

モチベーションにも繋がりますよ。


2.あらゆる人へ出会うこと

職場では、コレまで触れたことのないような人たちに会うことでしょう。

出身地はもとより、価値観、言葉の訛り、野心、有名人…

飲み会をはじめとした、人が集う場所に積極的に顔を出すことをオススメします。

その繋がりは、出向期間が終わった後も、永遠です。

そして誰から刺激を受けるかわかりません。

もしかしたら、出向終了とともに転職したり、事業を起こしたり。

(実際に私の出向先では、毎年3名ほど地元に帰らず、東京で働き続ける方がいました。)

私の場合、ずっと続けてきた野球を東京でも続けるために、一念発起しチームに飛び込みました。

その結果、出会う人の数は膨大な数増えたと思います。

youtuber、甲子園で活躍した選手、元プロ…
地方にいたら絶対に味わえない思いをしました。

1年中活動できます。3年間で180試合しました

そして私ができなかった、後悔していること。

それは、【SNSを積極的に活用すること】です。

SNSを使うと、その人の脈の広がり方は膨大なものとなります。


また、SNS界隈のインフルエンサーは、圧倒的に首都圏近くに集まります。

もし直接会うことができれば、人生が変わるような出会いとなる可能性だってあります。


3.お金は生きた使い道に使うこと

さまざまな誘惑がある東京。

どうせなら、自己投資のためのお金を使いたいものですよね。

私の場合、年収ベースで300万ほど増えましたが、貯金は一切残りませんでした。

これは流石に後悔してますが。

(地味に、出向終わった翌年の税金が痛い)


例えば、本業の勉強会に参加すること、前述したようなコミュニティーや趣味に使うこと。

出向後にも【経験】として残るものは何なのか、考えてみるとよいかもしれません。


せっかくなので旅行なんかも良いかもしれませんね。

私の場合は地元が東北なので、西日本へ行くためのアクセスが悪くて中々行くことありませんでした。

でも東京だったら、日本全国、どこでも容易に行けちゃいます。新幹線、飛行機。

飛行機はなんといっても、格安航空が成田から出ているのが大きい。

片道4,000円で福岡まで行けます。


4.歩くこと

突然ですが、東京23区内にどれくらいの数、『駅』があるかご存知でしょうか?



正解は『約600』


コレだけ駅があれば、23区内ありとあらゆる場所へ移動できます。


私は野球が無い土日は積極的に散歩へ出ていました。


オススメは『アテもなく歩く』こと。


道に迷っても、どこかしらに駅は出現します。

実際にあてもなく散歩したら17キロ

東京の散歩は飽きが来ない。

没頭すると平気で10キロ歩きます。

〜とある日のいかとんの散歩経路〜

10時 自宅出発、電車で渋谷へ

10時15分 渋谷から北へ新宿御苑を目指す

11時30分 新宿のラーメン屋

12時 新宿御苑の芝生で昼寝

14時 新宿のカフェでプリン食べる

17時 池袋のサウナ(かるまる)に到着

20時 電車で帰宅


たまにこんな贅沢な時間の使い方も良いかもしれません。

歩くことでわかるのが、『まちの表情』が全く異なることです。


高級住宅街(渋谷松濤)から、古風な雰囲気が残るまち(根津や千駄ヶ谷も良い雰囲気でした)。


5.ハイブランドに触れること


銀座、六本木、麻布…とても足を運ぶとは思えなかった地区へ食事に出かけたり、ブランドのお店に入ったり。


私も『東京には染まらないぞ』と当初は考えていました。


結論、『自らの金銭的な範囲内でハイブランドに触れる』ことを強くお勧めします。

私はこれによって、のちの『生きのびる強いモチベーション』を得ることになります。


人間は欲の塊。


誰だって欲がある。


だからこそ、種が繋がってきたのだから。

欲と生命力は比例するもの。

おわりに

最初の3ヶ月。これをまず区切りとして考えましょう。

住む場所と働く場所と取り巻く人が一気に変わるわけです。しんどいのは『他の人も一緒』。

その人たちと、スクラム組んで乗り越えていけば良いのです。

決して孤独にならないで、大勢いるうち、誰かしらは気が合う仲間がいるはずです。
職場以外のコミュニティーも、地方とは比べ物にならないほどあります。


孤立すると、途端に東京はしんどいものになります。


紛れもなく、出向3年間が私に与えてくれた影響や出来事のうち、9割以上が好影響を与えています。


一歩踏み出せずに迷っている方は、『迷っているくらいなら行って損はない』私はそう、背中を押したいと思います。

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