我が子が自分の配偶者に連れ去られたら、まずどうするか。子の連れ去りについて経験談をもとに対処法を紹介。



1. 我が子が配偶者に連れ去られたら、まずすること

我が子が、誘拐されました。
それも自分の配偶者に。
本当にあっけなく、計画的に、パッと連れさらわれました。

その当時、自分がどのような行動に出て、どのように対応し、どんな手続きを行ったのか。
同じように悩んでいる皆さんの参考に少しでもなればと思い、投稿していきます。よろしくお願いいたします。

・ 落ち着くこと。そして冷静に

まず落ち着いてください。
連れ去り対応はスピード勝負
これを読んでいる人は、恐らく 今平静でいられていないでしょう。不安、焦り、恐怖、悲しみ、怒り……そんな様々な感情が湧き上がって止まらないと思いますが、ま一旦落ち着いて。冷静にいきましょう。以下の順番で手続きしてください。

2. 対応や手続きの順番

念の為書いておきますが、ここでは自分はこうした、というのを書いていきます。必ずしもこれがあなたの正解かどうかは分かりません。参考程度にしてください。

・ 行く場所について

まず、実子連れ去りが起きてしまった時点で すぐさま向かう場所は2つ。

警察署、裁判所です。

行く順番や手続きを間違えると、とんでもなく時間が取られます。
無駄のないようにいかなければなりません。
ちなみに仕事なんか行ってる場合じゃないです。1週間くらいお休みするのがベスト、最低でも3日は必要です。

step 1 警察署

まず行くのは警察署です。
警察署に「実子を連れさらわれた」というと 生活安全課と刑事課の方がその日中に動いてくれます。

何をするかというと、「子の安否確認」に向かうのです。そこの警察署の方々が、恐らく自分の子が連れ去られたであろう場所に向かい、怪我がないか無事かなど安否を確認するのです。それはたとえ県をまたいでも行います。

しかし、そこではそれ以上してくれません。警察の方が お部屋であなたにお話を聞いてくれますが、30~2時間ほどの待ち時間が生まれる可能性が高いです。その間に弁護士事務所へかたっぱしから電話をかけるのです。

step 2 弁護士事務所に電話をかける

弁護士は連れ去りの起きた地域周辺で探しましょう。(例えばA県に家族みんな同居していたとして、配偶者に実子をB県に連れさらわれた場合、B県の地域で探しましょう。 )

弁護士の検索の仕方は
「子どもの連れ去り」「弁護士」「B県 」
などが良いかと思います。
これで、検索に出てきた順にかたっぱしから電話していきましょう。

大体 弁護士事務所に電話すると、その日に会ってお話を聞いてくれる先生はほとんどいません。日にちが埋まってたり、30分の無料相談だったり、お金の発生する相談日を決めなければなりません。
早くて翌日~3日以内、遅くて2週間もかかります。
しかし焦らなくて大丈夫、むしろ3日後くらいの方が都合がいいかもしれません。弁護士事務所に予約をとるのは、後述しますが 書類のチェックをしてもらうためなんです。
感じの良さそうな対応をしてくれた事務所数件に予約してみてくださいね。

ちなみに、弁護士費用に関しては 法テラスという制度が使える事務所があります。その制度を使える人と使えない人がいますか、使える場合、同じ相談内容で3回まで相談料が無料になります。後ほど詳細に記述します。

step 3 家庭裁判所へ

警察署では そんなに長居しなくて大丈夫
事情をしっかり説明して、子の安否確認をしてもらったら、大体 地方の警察は「夫婦のことはどうしようもないから、弁護士いれて話して」なんて言ってきます。ここでは安否確認さえしてもらえれば、また後日に あなたは書類を持って警察署には行くことになるので、用が済んだら次は裁判所に行きます。

この裁判所も もちろん連れ去られた先の地域の家庭裁判所に行ってくださいね。
事前に電話して確認することをおすすめします。
実は、書類を受け付けるだけの家庭裁判所と、書類の受付も 裁判自体も行う裁判所があります。なので、裁判自体を行える裁判所の方に行きましょう
そこで、5つの手続きを行うので、それぞれの書類を貰ってください。

  1. 子の引渡しの審判

  2. 子の監護者指定の審判

  3. 子の引渡しと監護者指定の審判の仮保全

  4. 面会の審判

  5. 面会の審判の仮保全

この5つを伝えて 書類を貰ってください。
これからこの書類の作成に入らなければなりません。
これらの書類はもちろん弁護士に依頼できます。しかし、私は複数人の弁護士さんにチェックをしてもらいながら、全て自分で書きました。
その方がかなりのスピード感を持って対応することができます。
次回のnoteで 書き方やフォーマットもレクチャーするので、自分で準備できる方は準備して行きましょう。

最後に

取り急ぎ、連れ去られた瞬間にやるべきことをまとめてみました。
当事者の方は本当に焦るし、不安になるし、怒りも湧き、涙も出るでしょう。
痛いほど気持ちが分かります。だからこそどうか負けないで。人事を尽くして天命を待ちましょう。

前述しましたが、この手続きの詳細はまた 次のnoteで書きます。すぐにアップしますのでお待ちください。

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