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管理栄養士おもちです。歯科医院と急性期病院での勤務経験あり。2023年腎臓病療養指導士…

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管理栄養士おもちです。歯科医院と急性期病院での勤務経験あり。2023年腎臓病療養指導士資格取得。栄養や食べ物についてためになる情報を発信したいと思っています!現在は転職活動中の勉強で、国家試験の過去問解説を編集中✍️

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  • 管理栄養士国家試験解説

    管理栄養士国家試験の過去問解説をしていきます。復習もかねて過去問勉強中!受験生の参考になれば幸いです。ご意見ご指摘あれば、コメントよろしくお願いいたします!

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【解答解説】第38回管理栄養士国家試験(問32)

問題神経系の構造と機能に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。 (1)飲水中枢は、視床にある。 (2)橋は、中脳と延髄の間にある。 (3)錐体路の神経線維の多くは、胸髄で交叉する。 (4)顔面神経は、舌の運動を支配する。 (5)交感神経の興奮は、瞳孔を縮小させる。 解答(2) 解説(1)×  飲水中枢は、視床下部にあります。  視床では、視覚、聴覚の情報を大脳皮質に伝える役割があります。  視床下部には、飲水調節、体温調節、摂食調節の中枢があります。  ちなみ

    • 【解答解説】第38回管理栄養士国家試験(問31)

      問題ホルモンと内分泌疾患に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。 (1)黄体形成ホルモン(LH)は、排卵を抑制する。 (2)ドーパミンは、プロラクチンの分泌を抑制する。 (3)抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)では、高ナトリウム血症がみられる。 (4)先端巨大症では、血中成長ホルモン値が低値である。 (5)クッシング病では、血中副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)値が低下する。 解答(2) 解説(1)×  黄体形成ホルモン(LH)は、排卵を促進します。

      • 【解答解説】第38回管理栄養士国家試験(問30)

        問題腎・尿路系疾患に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。 (1)急性糸球体腎炎の多くは、A群β溶血性連鎖球菌感染が関与する。 (2)血圧値は、ネフローゼ症候群の診断基準に含まれる。 (3)出血性ショックは、腎後性の急性腎障害(AKI)の原因になる。 (4)慢性腎不全では、低リン血症がみられる。 (5)末期腎不全の合併症に、二次性副甲状腺機能低下症がある。 解答(1) 解説(1)⚪︎  急性糸球体腎炎は、急性上気道炎を中心とする感染(主にA群β溶血性連鎖球菌)

        • 【解答解説】第38回管理栄養士国家試験(問29)

          問題腎臓の構造と機能に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。 (1)尿細管は、糸球体とボーマン嚢で構成される。 (2)ヘンレ係蹄は、遠位尿細管と集合管の間に存在する。 (3)健常成人の1日当たりの糸球体濾過量は、約1.5Lである。 (4)クレアチニンは、糸球体で濾過される。 (5)イヌリンは、尿細管で再吸収される。 解答(4) 解説(1)×  糸球体とボーマン嚢で構成されるのは、腎小体です。  尿細管は、近位尿細管、ヘンレループ、遠位尿細管で構成されます。  

        【解答解説】第38回管理栄養士国家試験(問32)

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          【解答解説】第38回管理栄養士国家試験(問28)

          問題循環器疾患に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。 (1)褐色細胞腫は、本態性高血圧の原因となる。 (2)新規発症した狭心症は、安定狭心症である。 (3)急性心筋梗塞では、血中クレアチンキナーゼ(CK)値が上昇する。 (4)下肢の閉塞性動脈硬化症は、肺塞栓のリスク因子である。 (5)脚気心は、ビタミンB6欠乏で起こる。 解答(3) 解説(1)×  褐色細胞腫は、二次性高血圧の原因となります。  二次性高血圧は、病気が原因となって高血圧を起こすものです。  

          【解答解説】第38回管理栄養士国家試験(問28)

          【解答解説】第38回管理栄養士国家試験(問27)

          問題循環器系の構造と機能に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。 (1)僧帽弁は、2枚の弁尖からなる。 (2)3本の冠状動脈が、大動脈から分枝する。 (3)心電図のP波は、心室の興奮を示す。 (4)安静時の新拍出量は、成人で約20Lである。。 (5)ANP(心房性ナトリウム利尿ペプチド)は、血管を収縮させる。 解答(1) 解説(1)⚪︎  心臓の弁は4つあります。  ・三尖弁 右心房と右心室の間  ・僧帽弁 左心房と左心室の間  ・肺動脈弁 肺動脈へつながる

          【解答解説】第38回管理栄養士国家試験(問27)

          【解答解説】第38回管理栄養士国家試験(問26)

          問題上部消化管疾患に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。 (1)わが国では、食道がんは、中部食道に比べて下部食道に多い。 (2)胃食道逆流症では、下部食道括約筋機能の亢進がみられる。 (3)早期胃がんでは、ボールマン(Borrmann)分類が用いられる。 (4)ヘリコバクター・ピロリ菌感染は、萎縮性胃炎を起こす。 (5)早期ダンピング症候群は、インスリンの過剰分泌で起こる。 解答(4) 解説(1)×  約半数が中部食道で発生します。 (2)×  胃食道逆流

          【解答解説】第38回管理栄養士国家試験(問26)

          【解答解説】第38回管理栄養士国家試験(問25)

          問題消化器系の構造と機能に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。 (1)胃底部は、胃体部と幽門部の間にある。 (2)セクレチンは、胃酸分泌を促進する。 (3)肝洞様毛細血管(類洞)は、肝小葉と肝小葉の間を走行する。 (4)直接ビリルビンは、水溶性である。 (5)α-アミラーゼは、マルトースをグルコースに分解する。 解答(4) 解説(1)×  胃底部は胃体部の上部にあります。 (2)×  セクレチンは十二指腸のS細胞から分泌され、胃酸の分泌を抑制します。  胃

          【解答解説】第38回管理栄養士国家試験(問25)

          【解答解説】第38回管理栄養士国家試験(問24)

          問題糖尿病の合併症に関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。 (1)高浸透圧高血糖状態は、急性合併症である。 (2)糖尿病網膜症の初期にみられる自覚症状は、失明である。 (3)浮腫は、腎症の症状である。 (4)起立性低血圧は、神経障害の症状である。 (5)急性心筋梗塞は、大血管障害である。 解答(2) 解説(1)×  糖尿病の急性合併症には、高浸透圧高血糖症候群と糖尿病ケトアシドーシスがあります。  高浸透圧高血糖状態は、血糖値が異常に上昇したことにより、高度の

          【解答解説】第38回管理栄養士国家試験(問24)

          【解答解説】第38回管理栄養士国家試験(問23)

          問題疾患の治療に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。 (1)C型肝炎に対する抗ウイルス療法は、原因療法である。 (2)急性胆のう炎に対する胆のう摘出術は、保存療法である。 (3)早期胃がんに対する手術療法は、対症療法である。 (4)輸血療法の後に、交差適合試験が実施される。 (5)生体腎移植は、わが国では禁止されている。 解答(1) 解説(1)⚪︎  選択文の通りです。 (2)×  急性胆のう炎に対する胆のう摘出術は、原因療法です。 (3)×  早期胃が

          【解答解説】第38回管理栄養士国家試験(問23)

          【解答解説】第38回管理栄養士国家試験(問22)

          問題疾患に伴う変化に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。 (1)発赤は、炎症の4徴候(Celsusの4徴候)に含まれる。 (2)乾酪壊死は、クローン病で見られる。 (3)アポトーシスは、炎症を引き起こす。 (4)扁平上皮化生は、食道でみられる。 (5)良性腫瘍は、悪性腫瘍に比べて異型性が強い。 解答(1) 解説(1)⚪︎  炎症の4徴候は、発赤、熱感、腫脹、疼痛です。 (2)×  乾酪壊死は結核でみられます。  類上皮細胞肉芽腫を認める消化管疾患では、消化

          【解答解説】第38回管理栄養士国家試験(問22)

          【解答解説】第38回管理栄養士国家試験(問21)

          問題情報伝達物質に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。 (1)アセチルコリンは、交感神経節後線維と消化管平滑筋の接合部で分泌される。 (2)ドーパミンは、黒質の神経細胞で産生される。 (3)副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)は、下垂体後葉から分泌される。 (4)卵胞刺激ホルモン(FSH)は、卵巣から分泌される。 (5)アドレナリンは、副腎皮質から分泌される。 解答(2) 解説(1)×  アセチルコリンは、交感神経節前線維、副交感神経節前線維、副交感神経節後線維

          【解答解説】第38回管理栄養士国家試験(問21)

          【解答解説】第38回管理栄養士国家試験(問20)

          問題アミノ酸、糖質および脂質の代謝に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。 (1)リンゴ酸は、尿素回路の中間代謝物である。 (2)ペントースリン酸回路は、ミトコンドリアに存在する。 (3)グルコース-6-ホスファターゼは、筋肉に存在する。 (4)脂肪酸合成は、リボソームで行われる。 (5)β酸化は、ミトコンドリアで行われる。 解答(5) 解説(1)×  リンゴ酸は、クエン酸回路の中間代謝物です。  クエン酸回路はオキサロ酢酸→クエン酸→イソクエン酸→α-ケトグ

          【解答解説】第38回管理栄養士国家試験(問20)

          食事で気をつけるポイントは?【五月病】

          涼しく肌寒い日もあれば、汗ばむ夏日もあったりと、体調管理が難しいですが、いかがお過ごしでしょうか。 GWも終わり、疲労やストレスが溜まってくるこの季節。新年度が始まり、気を張っていた4月。 連休明けと同時に緊張の糸が切れ、発症しやすいのが「五月病」です。 なんとなく憂鬱になる、体調が優れないなどの症状に心当たりはありませんか? こうしたメンタルの落ち込みを放置すると、うつ病に進行してしまう場合もあるため、注意が必要です。 五月病の原因は?五月病の原因は以下のようなものがあ

          食事で気をつけるポイントは?【五月病】

          【解答解説】第38回管理栄養士国家試験(問19)

          問題生体エネルギー源と代謝に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。 (1)ヒトは、独立栄養生物である。 (2)クレアチンリン酸は、高エネルギーリン酸化合物である。 (3)ATPの産生は、同化の過程で起こる。 (4)電子伝達系では、二酸化炭素が産生される。 (5)脱共役たんぱく質(UCP)は、ATPの賛成を促進する。 解答(2) 解説(1)×  無機物(二酸化炭素)から有機物を生み出すことのできる生物を「独立栄養生物」、植物や動物から有機物を摂取する生物を「従属

          【解答解説】第38回管理栄養士国家試験(問19)

          【解答解説】第38回管理栄養士国家試験(問18)

          問題アミノ酸、たんぱく質および脂質に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。 (1)トリプトファンは、分枝アミノ酸である。 (2)βシートは、たんぱく質の三次構造である。 (3)飽和脂肪酸は、分子内に炭素ー炭素の二重構造をもつ。 (4)トリグリセリドは、複合脂質である。 (5)アラキドン酸は、エイコサノイドの合成材料である。 解答(5) 解説(1)×  分枝アミノ酸はバリン、ロイシン、イソロイシンの3つです。  トリプトファンは必須アミノ酸の1つです。  ちなみ

          【解答解説】第38回管理栄養士国家試験(問18)