MTG:サンダージャンクションの無法者全カード個人的寸評・緑

緑。白と並んで無法者が少なく、乗騎が多い。
サボテンと融合した生物が多いせいか植物が人間並みに多い。

アロエの錬金術師

序盤は素出し、中盤以降は計画で2アクション取りつつアタッカーを強化。
計画して殴れれば速攻を得ているのとだいたい同じわけで、
かなりダメージ加速には使えそう。今回の赤緑のパワー4以上
参照の為に効果を使うのも手か。何よりトランプルが怖い。

ゴールドラッシュ

宝物の数で効果が上がるバットリ。+2でも加速しつつ一方勝ちを
狙うのならば問題ない。貯めた後の効果が本命の場合、
軽く+8ぐらいは狙えそうなので露骨に宝物貯めてる相手には注意。

サボテンチュラ

砂漠があるならかなり優秀なので他の効果で使うこともあり
確保はしっかりと。即除去されても1枚は引けるので気休めにはなる。
除去以上にタッパーはこれを寝かすか悩むはず。

タンブルウィードの増大

対応で除去されると悲しいが2マナで軽く5/5ぐらいは見込める。
ただ、計画があるとはいえ先出しは出来ないので2マナカウントとは
見なさないほうがよさそう。あくまで参照はパワーのみなので
傭兵で応援してやったりバットリ使った戦闘後だと化け物が出る。

タンブルウィードの踊り

見て!タンブルウィードが踊っているよ、 かわいいね。
砂漠も持ってこれる《荒々しき自然》かトークン生成。
どちらの効果もマナコスト相応なので合体時は結構お得。
半面引くわけでないので手数は増えないのでそこは注意。

ハードブリスルの略奪者

5色マナクリの時点で多色構想及び加速目的で優秀コモン。
ノーコストの悪事でアンタップできるとかなりの加速が可能。
悪事を呪文で行う場合、2回唱える為のマナ出し要員としても良いだろう。

全速前進

某社長<「全速前進DA!!」
定番の5マナアンコモンの《踏み荒らし》枠。今回はちゃんとトランプルが
付くが、修整が+2/+2といつもの通りで及第点。
一応威迫持ちは確定でブロックされなくなることに留意。

剛胆な馬小屋主

マナクリだが、サイズと引き換えに汎用マナは緑しか出せない。
ただ、乗騎や機体のみ2マナ加速と5色出るほぼ専用機。
他の色のレア乗騎をタッチで運用しやすくするにはもってこい。
地味に到達もあるので乗騎の泣き所の空軍をけん制もできる。

匪獣の隆盛

《蜘蛛の発生》のP/Tが逆になった形が近い。
計画で軽くなるが墓地が少なくとも3枚は無いと打つ意味は薄いので
速く打つ意味はあまりない。今回自軍切削は少ないので使用は計画的に。

古のヤギ角

マナファクト兼ラッキーチャーム。ただしターン1制限としょぼい。
他の有用なビッグスコアに比べると悲しい程の性能。
《セレスタス》で当面類似の加速は事足りている。

大食の匪獣

警戒持ちの上に置き《帰化》になる。1周り小さい
《打ち壊すブロントドン》と言っていいかもしれない。
コモン熊として相手の絡め手に対する保険としては十二分の性能。

天まで届け

瞬速付きだが流石に構えるにはかなり重い。修正も並みで入るデッキと
相手の行動をかなり選びそうな1枚。万が一にもフィズらないように。

宝物庫での裏切り

対象2体に一方格闘、なのだがさすがに重すぎる。
下手をすると除去を悠々と構えられているターンなので
フィズったら間違いなくゲーム終了のお知らせ。
1枚入れて相手のビッグアクション後の打開に使うぐらいか?

宝物庫生まれの暴君

トランプル持ちで戦闘は申し分ない、《太陽降下》が無ければ。
CIP効果もかなり強い。《太陽降下》で流されてもそこだけのアドは残る。
そして死んでも機械化して戻る。《太陽降下》が無ければ。
恐竜の総大将枠として使えるかもしれない、《太陽降下》が無ければ。

密輸人の驚き

《歯と爪》+《暴走の先導》+パワー4以上限定《英雄的介入》。
注目すべきはインスタントで2体召喚する効果。下手しなくても
返しで殴ってゲームエンドになる組み合わせはいくらでもある。
全除去だらけのコントロール相手に一泡吹かせてやろう。

巨大なガラガラワーム

砂漠条件で瞬速、そして平気でシェオルを超えるサイズの上
先に捨てられたり相打ちした後でも砂漠ランパンになる強生物。
砂漠が必要になる若干の手間以外ド安定の1枚。

巨大ビーバー

騎乗抜きにしてサイズがド安定。騎乗3が少々厳しいが後続を
強化してこれが落とされた後に二の矢三の矢として用意したい。
警戒持ちでもあり、大きめの騎乗を補えるのはうれしい。

放浪するフクロネズミ

騎乗時の攻撃はほぼ同格では止まらない。戻すかは任意選択なのは嬉しい。
戻すのに向く軽いCIP生物は緑にはあまりいないので他の色で賄うか、
戻して呪文を2回唱える為と割り切ろう。
大道芸としては全軍戻して全除去ぶっぱ、だが。

棘を播く者、逆棘のビル

《咆哮する大地》内蔵。終盤一気に倍増が可能だが流石にロマン砲か。
当然出番は白緑か赤緑の改善系、《西の樹の木霊》とはベストマッチ。
土地系カードは最近追加されまくってるので上陸軸でも何かできるか?
その場合起動効果を連打も可能になりそうではあるが。

棘林のアルマジロ

《群れの渡り》とほぼ同じ捨てたときの効果を持ってきた。
護法と到達でフィニッシャーとしての信頼度は高い。マナ加速の
手段がきっちり取れていれば複数枚採用して行けるはず。

棘林の聖騎士

計画で4マナになるがサイズそのものは緑にしては抑えめ。
素でトランプルを持つのでバットリ構えての牽制要員には向く。
3点回復も今回赤が早そうなので備える意味ではよさそう。

気性の荒いタンブルワグ

《包囲の古参兵》と同じ戦闘開始時効果を持ってきた乗騎。
用法もそこは変わらないが、あちらが除去の保険だったのに対し
こいつは一点突破の爆発力が持ち味。今回戦闘フェイズ追加呪文も
出てきたので隙を見て特攻ぶちかますのも一興。

獣繋ぎの荒野無頼

条件を満たせば3マナ3/3キャントリップ。計画経由でも条件を
満たすめどがあるなら《サルーフの群友》が近くなる、というか、
唱える時にはマナ使わないので相当な圧になる。
2ターン目計画を狙う場合は3マナパワー4をかき集めよう。

町荒らし

ドローとバットリを兼ねる放題呪文。トランプル付与を単独で使うことは
まず無いだろうが。やや重いものの汎用性はまずまず。
緑でドローが進むカードは生物以外だと珍しい。
なお、いずれも自軍クリーチャーでなくてよく、全部同じ対象で
ある必要もない。トランプルだけ相手に向けで悪事を働いても良い。

砂嵐の回収者

ファイレクシアのゴーレム技師の連中と似たことを行えるが起動効果が
トークン限定になってる代わりに強力。トークン連合を強化して殴ろう。
《トロスターニへの御目通り》や《三匹の盲目ネズミ》でどうか。
死んだら大釜にぶち込むと後続のトークンがえらいことに。

群追いの灰色熊

騎乗で殴れば全軍トランプル、今回緑の大型はトランプルを持ってないので
これの効果がとどめになる可能性はあるかもしれない。そうでなくても
3マナパワー4なのでそれらのトリガー要員としては働けるか。
4/2の灰色熊ってことはこいつ出身はタルキールか?

自由放浪団の猛士

3マナ3/3か、更に1ターン遅れる4マナ5/5か。
一応リアニメイト等で釣ってきても5/5なので一部カードで
狙えるなら狙ってみるのも一興。

自由放浪団の見張り

緑に少ない悪事誘発クリーチャー。5枚見れば流石に当たるだろうし、
格闘除去などのついでに誘発を狙って加速しよう。
問題はサイズ的にはかなり見劣りしてしまう点、火力や
生物のぶつかり合いをこいつで止め切るには結構苦しい気がする。

荒野無頼団の先駆者

CIPでマナが出る他、大型で1ドローが付くことを考えると
計画から次のターンに5マナ生物に繋ぎたいが早いデッキ相手には
タフネス2ということもあってかなり不利になりそう。
裏の手として除去枠に《痛烈な質問》等の1マナを用意して即打つ手も。

緑刃

砂漠が増えればサイズが上がる。持ってくる砂漠はちゃんと用意したい。
小技として持ってきた二色砂漠で悪事を働く手がある。
複数取れた場合土地を砂漠染めにする手もあるが流石に砂漠も含め
そうそう枚数取れるもんじゃなさそうではある。色散らしに便利すぎるし。

蛇皮のヴェール

再録のバットリ。軽さ、汎用性、強化が残る、と言うことなし。
今回注意すべきは呪禁で弾いても相手の悪事の誘発は消えない点。

足首噛み

緑1マナ定番の毒蛇。黒だけはタフネス1を咎める手段があるので
相手に黒マナが浮いてる時だけは注意。
それ以外は例によって地上の相打ち要員。

辛抱強い自然主義者

《風変わりな農夫》に近いが、切削したカードしか拾えなくなった代わり
外れても宝物が出るので最低限のマナは保証される。
むしろ多色だと外してタッチ色使いたい時があるかもしれないが
見つかってしまったら土地を戻すのはマスト。
切削から墓地依存のカードを打つ黒緑だとほぼ必須。

逆棘群の歩哨

《うたた寝するティラノドン》の種族だけ違う同型再販。
用法も同じ。傭兵でこいつを強化したり普通に3マナパワー4を
並べて殴り手としよう。ただ、今回コモンのサイズが上がってるので
討ち取られる可能性はやや上がってることに注意。

逆棘芽の農家

流石は農家というべきか、CIPで食べ物いっぱい。
攻撃時にアド取りが可能だが、《陰湿な根》の誘発を狙うのも一興。
幸い、こいつは植物なのでカウンターが乗る。
しかし、この世界の農家強すぎ、法務官連中と殴り合いできるんかい。

金脈のハイドラ

《シヴの壊滅者》の飛行を緑向きに変えて死亡誘発が付いた形。
死ななければ問題なし、死んでも次のハイドラに繋げればよし。
隙を見て叩き込むのに適してはいるが何処まで行っても盤面で
コストは1でコスト参照除去にはめっぽう弱いのは難。

鉄道の喧嘩屋

後続のP/Tが倍加する。計画も可能なので続けて速攻持ちを
出す分にはそっちだけでも2倍で殴れる。計画クリーチャーを
他にも用意して速攻ワンショットを狙うのも一興かもしれない。
《活力の温泉》でこれも上げつつ全員で殴り込みだ。

開拓地の地図作成

《迂回路》の門が砂漠になったもの。用途も恐らく変わることは無し。
砂漠で悪事やアンコモン砂漠を仕込みたいところだ。

鞍上からの投擲

一方格闘、乗騎に使う分には一時修整でなく永続強化。
ソーサリーだが使いやすい除去なので優先度はそこそこ。
乗騎はいずれもパワーは2以上あるので3点除去以上は飛ばせるだろう。
例によって相手の対応除去には気を付けて。

頑固な穴掘り悪鬼

珍しく騎乗された時点で効果が誘発するので殴らずともよい。
終盤は割ととんでもないサイズになるが、山札切れの危険が
付きまとうのでトランプルは付与したい。

領界路への旅

《終わりなき地平線》に似ているが手札でなく場に出て、
持って来る土地は何でもいいが別名に限られ、更にランダムになる。
そのせいで土地コンボには向かないのでマナ伸ばしに使うか?
スタンダードで使う分にはさすがに悠長すぎ。
《下生えの偵察者》もあるし、《密室の温室の事件》もある。

騒々しい芸人

後続に強化を乗せられる熊。計画からまとめて出した連中に
乗せることができる、他にもまとめて数が出るカードとは好相性。
《匪獣の隆盛》から繋げれば墓地次第で一撃必殺級のコンボとなる。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?