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ベンチャー秘書が大切にしている仕事への向き合い方

こんにちは!えいちゃんです。

複業人材と企業・自治体をWEB上で繋ぐマッチングプラットフォーム「複業クラウド」を運営している株式会社Another worksで社長秘書を担当しています!

2023年4月、令和4年度が終わり、令和5年度がスタートしました。1年を終え、新しい1年を迎えるにあたり、昨年1年の学びを3つにまとめました!是非、最後までお付き合いください!


仕事とは作業ではない

「圧倒的な行動量で成長する」
新卒で、社長秘書を任せていただき、日々働かせていただく中で、経験不足な私に、圧倒的な行動量は必要不可欠だと考えています。誰よりも経験し、失敗し、成功体験を積むことでしか、目標達成は叶わず、圧倒的に成長することはできません。

しかし、ただ行動することに満足してはいけない、これが1つ目の学びです。

前提として、決まった平等な就業時間の中、圧倒的な行動量を保つにはどうすればよいのか。それは1つのタスクをいかに短い時間で終わらせるか、という業務効率を上げることに尽きます。例えば、チャット1つ返信するのに3分かかっていたとき、1日に20通、1週間で100通のチャットを返していたら、300分、それだけで5時間を使っています。その5時間を、いかに短縮し、業務時間に充てるか、1つ1つのアクションにこだわり続けることが重要だと学びました。私は、デスクに時計を置き、1つのタスクの完了目標時間を決め、時間を意識しながら働くことを実践しています。

しかし、ただ行動量を追い求め、たくさんの時間を仕事に使っていることに満足してはいけないことを(本当に当たり前で情けない限りですが)、痛感した1年でした。

ある時、「仕事と作業は違う」、そう教えていただいたことがあります。仕事とは、自分にしかできない視点が成果に含まれており、求められた120%のアウトプットを実現すること。一方、作業とは、思考を停止し、ただ手を動かし、誰にでもできる作業を、誰にでも出せるアウトプットで満足してしまうことでした。作業をしてしまっている状態は、いわば、マニュアル通りに仕事をこなし、+αの付加価値がないにも関わらず、私の成果です、と言い張ってしまっているようなものです。以前の私の仕事ぶりは作業メイン、主語が自分になり、知らず知らずのうちにある程度の成果で満足してしまうような、そんな悪循環に陥ってしまっていたと思います。

そこで、日々の仕事が作業にすり替わってしまっていないか、自分の中でのアラートサインを決めることにしました。それは、「その仕事の何%が”私にしかできない部分”か」、しっかり振り返りをし、120%のValueを発揮し続けることです。

もちろん今の”私にしかできない部分”は、たかが知れています。しかし、いままでの業務の過程で得た情報や知見をフルに活用し、自分なりに思考し、求められた成果+αを出すことはできます。また、足りない情報に気づき、自ら情報を集め、新しい視点を持ち込むことも、思考し続けたからこそ得られる”私にしかできない部分”となっていくでしょう。

もし、私にしかできない部分が0%のアウトプットが想定された場合、それは私がすべき仕事ではなく、任せるべき仕事であるというサインです。逆に、誰かのアウトプットを見て、私にしかできない部分で120%のアウトプットになると感じたとき、それは私が積極的に情報を取りに行き、共にチームアップをし、目標達成を目指すべき事象かもしれません。

しっかりと日々のアクションを振り返り、”私にしかできない部分”はどこだったか、アウトプットの何%を占めていたか、再現性をもてる部分はどこか、を見つめ直すこと。そして、私にしか身につけられないことはなにか、私が身につける部分はどこか、足りない部分を狙って埋めることも重要です。今後も、”まだ足りない”と常に思い続け、これからも圧倒的な行動量で成果を出せる存在になりたいです。

向き合うべきは”内なる自分”のみ

「結果の原因は常に”内”にある」
秘書を担当している代表の大林さんからお勧めいただいた『原因と結果の法則』の一説です。できなかったという結果を他人や環境のせいにしてしまうことが多い一方、結果の原因は常に過去の自分の行動であり、だからこそ、環境を変えるのではなく、自分を変えるよう努力し続けることが欠かせないことを説いた1冊です。

これは、常に物事を自責思考で捉え、自分の弱さと徹底的に向き合うべきだということを示していると解釈しました。実際に日々の業務の中で、自分に向き合えていなかったこと、今振り返ると心当たりは多くありました。内なる自分に向き合えていない状態は主に3つに分類されます。

1つ目は、不安になり挑戦を恐れてしまうときです。

不安や恐怖とは、できない自分を想像し、失敗した自分になりたくないと逃げてしまったときに生まれる感情、つまり、内なる自分に向き合えていない状態だと学びました。

一歩を踏みとどまりたくなってしまう、やらなくていい方法を探してしまう、そんな弱い自分がいることがあります。しかし、できない自分の姿は案外曖昧なものです。例えば、「目標が達成できず、落ち込んでいる自分」のような粒度です。しっかりと自分と向き合い、解像度高く自分の次の姿を想像すれば、できない自分は生まれないはず。目標が達成できない、という不安は自分と向き合うことで、どの指標が何%足りない、という具体が表れ、その指標を達成させるためにどんなアクションを取ればよいのか、できる理由から探し続け、想定が100%になるまで徹底的に考え抜くことができます。自分と向き合うことで不安は解消できると知りました。

また、「失敗したらどうしよう」という不安や恐れは、理由が自分だけ、ならあとは行動をするだけでした。目標を達成するという強い意志を持ち続ける限り、経験で劣っている分、”行動”と”失敗”、試作をし続けるしか道はありません。迷っている時間さえもったいない、そう考えられるようになりました。

自分と向き合うことを中断し、目を逸らした結果が不安である、だからこそ一瞬でも不安を感じたときはアラートサインだと思い、自分と向き合う時間を作っていきたいです。

2つ目は、自分との約束に嘘をついてしまったときです。

「今日はいいか」と自分に甘えてしまうこと、これも内なる自分に向き合えていない状態の1つだと考えています。

今日は頑張った、この完成度で大丈夫、私が嫌いとする感情の1つですが、ふとしたときに出てきてしまうものです。しかし、自らが立てた目標を達成するためには、ひと時の妥協が足枷となります。例えば、期日を守ることは当たり前で、チャットの返信1つとっても細部までこだわり続けること。現状に満足せず、常に足りないと思い続け、何が必要か、どんなアクションをすれば身につけることができるか、徹底的に逆算し行動し続けることでしか目標には近づくことができません。

このnoteもある意味”自分で決めた宣言”です。宣言したからには、嘘をつかず守り続けていきたいです。

3つ目は、承認欲求が出てきたときです。

「承認欲求」という目線が内(自分)ではなく、外(他者)に逸れてしまったとき、これが内なる自分に向き合えていない最悪の状態であると痛感しました。

誰かからの承認を求めて仕事をしてしまうこと、誰かに認めてもらいたいと思ってしまうこと、自信のない弱い私にあった感情です。その結果、訪れるのは「ありがとう」と言ってもらえる仕事ばかりしてしまっている状態でした。そのような仕事の選び方をしてしまうと、緊急度と重要度が低い仕事ばかりを選んでしまい、目標への進捗が滞ってしまいます。常に結果と自分に向き合い続けることが重要である、そう気づかされました。

また、逆に上手くいかなかったと感じたときも要注意です。自分が思っていた理想像とかけ離れてたとき、改めて結果を見ることが大切だと学びました。すべてのアクションは結果が全てであり、自分が上手くいったと感じるか否かは関係ありません。上手くいかなかったと思っていても、目標が達成され、狙った効果が達成できていれば、それは成功です。二度失敗を繰り返さないための振り返りはすべきでも、成果は客観的に評価するべきです。ベクトルが自分に向き、理想的に成功したいと思っている危ないサインです。

常に目を自分へ向け、目標達成を求め続けること。強い意志を持ち続け、走り続けていきたいです。

”継続”以外に近道はない

「+1%」
Another works社のValueの一つであるこの言葉は、常に自分に1を足し続け、明日が今日を超えるように1日1日を大切に過ごすことが重要だという意味が込められています。しかし、1を足し続けるという言葉がどんなに難しく、また、重要で欠かせないアクションだと気付くには、私には少し時間がかかってしまいました。

「+1%」とは”継続”です。

前提として、「+1%」は、+10を1回するのではなく、+1を10回足すことを指します。よく言われることですが、誰も大きな成果をいきなり達成できるようになるわけではありません。高い目標を立てることは誰にでもできますが、達成出来る人はほんのわずか、その差には達成しようとする志の差と、毎日1を足せているか、ずるをして+10を狙おうとせず、着実に地に足をつけ、近づこうとしているかという継続の差があると学びました。

自分 +10            = +1%ではない  
自分 +1+1+1+1+1+1+1+1+1+1 = +1%

また、このValueでは「+1」ではなく「+1%」としている点も重要です。
「+1」で何でも足せばいい、というわけではありません。目標達成のための進捗が「+1%」していることが重要です。20%の達成率に、「+1%」し、21%にするのです。何を足せば目標が進捗するのか、考え、実現し、足していくことが大切だと学びました。

私は、1年前から1日の終わりに必ず日報を書き、「+1%」できたことは何か、足りていないことは何か、明日できるようになっていたいことは何か、振り返り、書き留めるようにしています。これも継続です。そして1を足すためには今の自分を知ることが欠かせません。今後も継続し、常に新しい自分でいられるように精進していきたいです。

自分で正解を創っていく

「正しさが必ずしも正解ではない」
私が秘書になってから学んだことです。世間一般から見て、秘書とは○○だよね、こういう仕事だよね、といわれることは多くありますが、今の私の仕事内容とは全く異なることがほとんどです。これは秘書に限らず、どの職種でもいえることではないでしょうか。一般的にはこうだよね、は当てはまる必要がなく、また、自分をその枠に閉じ込める必要がないと学びました。

私にとって秘書とは、叶えたい想いやビジョンを共に描き、具体化し、共に形にしていく存在です。だからこそ、自分で正解を創る、選んだ道を正解にしていくという考えを持ち続けていきます。目標(志)を高く持ち、それに向かって妥協せず精進し続けること、至らぬ自分を認め向き合い続けること、機会をくださることに感謝を忘れないこと、これらを意識し、さらに秘書として飛躍する1年にしていきます。


EIKO KURODA
EIKO KURODA プロフィール
Another worksサステナビリティ
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