『原因と結果の法則』から学んだ"自分との向き合い方"
「環境は思いから生まれ出るものである」
今週は、この言葉が印象的だった『原因と結果の法則』からの学びです。
こんにちは!えいちゃんです!普段は、東京のITベンチャー企業である株式会社Another worksで社長秘書を担当しています。
ジェームズ・アレンによって1902年に書かれた『原因と結果の法則』は、「歴史上もっとも多くの読者を獲得してきた」と言われるロングセラー作品です。
本書を一言でいうと”自分との向き合い方”を説いた1冊でした。
という方におすすめの1冊です!では早速本編スタートです!
『原因と結果の法則』
著者:James Allen(坂本 貢一 翻訳)
結果の原因は常に”内”にある
最も印象に残ったのは、本書のキーメッセージである”内”なる自分と向き合うことの大切さです。
冒頭でもご紹介した「環境は思いから生まれ出るものである」とは、自分の行動や心情が環境となって表れていることを意味しているといいます。
つまり、自分がどうしたいか、どんな感情を抱き日々行動しているのか、それらの自分の内側にある本心や行動原理が、環境という形で顕在化されているのです。逆に言えば、今の環境は、過去の思いの表れであり、今悪い環境にいる要因は過去の自分にあるといえます。
結果の要因は、自分の内側を正しく認識しなければ誰にもわからない、だからこそ、”内”と向き合い続けることの重要性を学びました。
環境を変えるのではなく、自分を変える
では、現状を変えるにはどうしたらいいのか。原因は常に”内”にあるからこそ、常に自分の”内”側を正しく認識し、行動につなげることが重要でした。
本書では、それを”自責思考”として説いています。
環境を変えようとすること・環境をコントロールしようとすることはできない一方、自分を変え、コントロールすることはできる。だからこそ、広い範囲で自責思考を巡らせ、”自分が変えることができること”を見つけ、行動し続けることが自己成長に直結していくと学びました。
また、自責思考で捉えるということは、自分の弱さと向き合うことにもつながります。例えば仕事でミスをしてしまったときに、私が至らなかった点はどこか、次に改善したい点はどこか、今の自分の弱点を徹底的に言語化し、同じ失敗を二度繰り返さないことも重要だと感じました。
理にかなった目標と達成できる信念
”自分を変えること”に焦点をあてる重要性が分かった次は、理想の自分にどう近づくか、です。
本書では、まず、”思いと目標を結びつける”という表現を使って解説されています。
「環境は思いから生まれ出るものである」の言葉の通り、自分が目指したくない・少しでも疑念を抱いている目標や、誰かに言われ、自分の中で落とし込めていない目標は、その心情が表に現れるために達成が望めません。また、自分が絶対に叶わないと思っている目標も同様です。高すぎる目標・ロジックのない目標、いわゆる理にかなっていない目標が達成できない原因はここにあると感じました。
だからこそ、必ず達成するという信念をもち、目標を追い続けること、これが思いと目標を結びつけることだと解釈しました。
そして本書では、目標達成において”集中力と自分をコントロールする力”が重要だと示しています。
集中力とは、他に目を逸らされず、まっすぐに目標に向かって進み続けることだといいます。例えば、失敗してしまったとき、個々の失敗で落ち込み、立ち止まるのではなく、失敗を出発点とし、弱さを知り、持続的に鍛錬することが重要だというのです。また、疑いや恐れを排除することも同様に重要だと書かれています。決めた目標を疑ったり、弱い自分が恐れを抱き、行動をためらってしまうことは目標への直線経路から外れているからです。
自分をコントロールする力とは、身勝手な欲望を抑え、目標達成に向かうことだといいます。目標にもよりますが、少しさぼりたい、楽な道を選びたい、思いのままに遊びたい、などが身勝手な欲望に該当するでしょう。本書では、どんな目標も何かの犠牲なしには成功することはできないと説いており、欲望を抑えることも重要なファクターであると学びました。
穏やかな心を持ち続ける
本書を通じて、私は自分の弱さと向き合うことを恐れていると痛感しました。日々の小さな行動や心情を振り返り、すべてを自責思考で捉えられているか、環境やタイミングのせいにしていないか、少し不安が残ります。だからこそ、常に自分の内から原因を探り、1日1日を積み重ねることで、自分をアップデートさせていきたいと強く思うようになりました。
また、常に組織・社会の代表であると考え、美しい行動を心がけていきたいです。本書では、心の美しさが体や顔、行動に表れるとしており、日々の些細な行動もどこかで露見する、邪な心はいつかばれてしまうために、美しい心を持ち合わせることが重要だと書かれています。もっとも、心が美しくない、信頼できない、余裕のない人の言葉には誰も耳を傾けたくならないことでしょう。だからこそ、行動、発言、仕草すべてに余裕があり、いつ何時もどんなことでも誰とでも120%の対応ができるような人でありたいです。
今回は、『原因と結果の法則』からの学びをアウトプットしていきました。また次回も是非チェックお願いいたします!
EIKO KURODA
▶EIKO KURODA プロフィール
▷Another worksサステナビリティ
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