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秘書として支えた初出版の裏側①準備編

こんにちは!えいちゃんです!
複業したい個人と企業・自治体を繋ぐ総合型複業マッチングプラットフォーム「複業クラウド」を運営している株式会社Another worksで社長秘書を担当しています。

この度、私が秘書を務める代表の大林さんが初の著書である『スキルマッチング型複業(副業)の実践書』を出版しました!

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今回は、秘書として支えた経営者の初出版の裏側を【準備編・執筆編・PR編】の三部構成でご紹介していきます!

秘書や経営メンバーのサポートをしている方、出版に初めて取り組む方、情報収集をしている方などに是非読んでいただきたいです!

まだまだ1冊目を出したばかりの新人ではございますが、私の体験談が何か少しでも参考になれば幸いです!では早速、準備編のスタートです!


スキルマッチング型複業(副業)の実践書とは?

今回お届けするのは『スキルマッチング型複業(副業)の実践書』の裏側です。本書は、 #複業の実践書 の名の通り、複業のはじめ方や失敗しやすいポイントを徹底解説した1冊です。

・複業に挑戦したいけど、何から始めたらいいのか分からない
・既に複業をしているけど、なかなか上手くいかない
などの不安や悩みを持つあなたに、是非手に取っていただきたいです!

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「書籍を出す」と決めるまで

こちらの準備編では、「書籍を出す」と決めるまでの過程をお話します。

今回は有り難いことに、日本能率協会マネジメントセンター様より商業出版という形で本を出させていただきました!

きっかけは、日本能率協会マネジメントセンターの編集者である大塩さんからお問い合わせをいただいたことです。「複業」という本業以外で仕事をするという新しい働き方を書籍という媒体で広めたい、そう熱いメッセージと提案書をいただいたことを今でも覚えています。

ここから「書籍を出す」と決意するまで、最も議論を重ねたポイントについてご紹介していきます!

誰に何を伝えたいか

書籍発売を決断するまで、最も議論したポイントは「誰に何を伝えたいか」です。「複業の社会実装を実現する」ことを推進しているAnother works社では、複業をより広く、多くの人へ伝えるべく、日々啓蒙活動を続けています。

弊社は、WEB媒体でのアプローチを強みとしていた一方、紙媒体でのアプローチはまだまだ注力できていない状態でした。大前提、このミッションを達成するためにできることを全てやり切り、啓蒙し続けることは欠かせません。一方で、執筆には経営者の時間を多く投資することになるため、簡単な意思決定ではないことも事実です。また、”書籍”は、WEB媒体と異なり、一度リリースすると内容を書き換えたり、取り下げたり、補足を入れたりすることが難しいという特殊性があるため、より慎重になる必要がありました。

我々の大義・ミッションを達成するべく、”書籍”という媒体で発信することが必要か否か。「書籍だから届けられる人は誰か」、「書籍だから届けられる情報は何か」という2つの軸で整理しました。

書籍だから届けられる”人”は誰か

書籍などの紙媒体と、ネット記事などのWEB媒体では、”より早く届けることのできる”ターゲット層が異なります。

WEB媒体で、より早く届けられる”人”

ネット記事などのWEB媒体では、複業に関連するワードで検索をしたり、関連記事や広告などでレコメンドされることで初めて記事を閲覧します。つまり、複業や働き方に既に関心があり、さらに詳しく知りたいという方(SEOやリスキリング広告等で可能性は広がりますが)に対して、より早く届けることができるのです。

紙媒体で、より早く届けられる”人”

書籍などの紙媒体では、既に関心のある方はもちろん、本屋さんでたまたま目に入って購入したり、表紙が印象的で手に取ったり、図書館で貸出がされていたり、と意図せず目に触れる機会を多く創出できることが特徴の1つです。皆さんの中にも、本屋さんに行ったらつい「予定にない本買ってしまった」ことがある方も多いのではないでしょうか。また、本を読むことを趣味にしていたり、WEB媒体ではなく紙媒体を中心に情報収集をする(逆も然り)方も多くいらっしゃいます。

いずれの媒体も多くの人へ届けたい情報を届けることができる共通点がある一方、”より早く”届けるという視点で異なる得意分野がありました。

書籍だから届けられる情報は何か

次に、紙媒体とWEB媒体ではそれぞれどのような情報を届けることができるのか、整理していきました。先ほど、「”書籍”はWEB媒体と異なり、一度リリースすると内容を書き換えたり、取り下げたり、補足を入れたりすることが難しいという特殊性がある」というお話をしましたが、「届けられる情報」の整理にはこの特殊性が影響してきます。

WEB媒体だからこそ届けられる情報

WEB媒体では、より早く、スピード感をもって情報発信ができる点が特徴です。自社メディアでは、情報を発信したいときに、発信したい情報を自由にカスタマイズできるため、極端な例を挙げると「今日の朝のトピックスを、即日で」公開することもできます。つまり、最新情報を常にアップデートし、世に発信し続けることができるのです。

一方、誰でも簡単に世の中に情報が発信できるようになったことで、情報過多となり、記事が埋もれてしまったり、WEB媒体における”情報の信憑性”が下がり、記事の信憑性の担保が難しくなることもあります。

紙媒体だからこそ届けられる情報

紙媒体では、より正確な情報を、客観的視点も交えながら情報発信ができる点が特徴です。紙で印刷され、それぞれの手元に届くという“簡単に修正できない”特殊性があるからこそ、著者、編集者、校閲者など様々な人の目を通過した上で世間へ発表されます。多くの人の目に触れてからリリースされるという特徴は、客観的な情報の発信に繋がるため、紙媒体は信頼性が高いと言われます。

一方、世間へ公開する前に時間を要するという点の裏を返すと「最新情報を届けることが難しい」と言えます。例えば2月発売の書籍であれば、少なくとも1-2カ月前(12月頃)の情報が書かれており、その間に大きな時代の変化があったとしても反映することはできません。また、重版されない限り、古い情報が残り続けるというデメリットもあります。

このように、それぞれの媒体で「誰に何を伝えることができるのか」「メリット・デメリットは何か」を細かく整理し、届けたい人へ届けたい情報を、より早く発信する方法は何か、議論を進めていきました。

結論、我々は、複業という新しい働き方を日本全国へ届けるべく、WEB媒体だけのアプローチではなく、書籍という紙媒体を通して情報発信を強化したいと考えました。複業は世間的には「お小遣い稼ぎ」や「ポイ活」のイメージがまだまだ強く、怪しいネット記事も多く存在しています。だからこそ、書籍という形でより客観的に、多くの人へ文化啓蒙を進めることで「複業の社会実装」を加速できると考えたのです。

次回は執筆編をお送りいたします!お楽しみに!

是非、書籍の詳細もチェックしてみてください!


EIKO KURODA
EIKO KURODA プロフィール
Another worksサステナビリティ
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