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Another works入社日から振り返る4年のあゆみ

「あなたは何がしたいの?」

2020年4月3日。面接だと思って行った日に、私が人生で一番尊敬している人に当時聞かれたこと。いまの自分ではなく、未来の自分に期待してもらった初めての経験でした。

そこから4年間、正直歩みが遅くなったときもある、立ち止まりたくなったときもある。それでも常に1歩前に進み続けてきた、その自信だけはある、今日はAnother worksとの出会いから現在まで、私の4年間の軌跡を言語化していきます。

2020年4月(1期目4Q)~2021年3月(2期目3Q)

私とAnother worksの出会いは、2020年4月。当時の会社は創業1期目、当時の私は大学1年生(2年生が始まる直前)の学生でした。

当時の私は大学受験で思い通りの結果を出すことができなかった悔しさと、周りと同じことをしていては永遠に追い抜かすことができないという焦りがありました。何もできないから学びたい。学ぶにおいても、座学ではなく自分が経験して実践の中で学ぶことが自分に合っていると直観的に感じ、インターンをスタートしていました。

そんな最中で出会ったAnother works代表の大林さん。「人をサポートし続けたい」。中学生・高校生の頃からあったその思いを、「秘書」という職業に一旦当て嵌め、「秘書という職業で人をサポートし続けられる存在になりたい」、そう話したことを覚えています。

(まだ当時はワンルームのオフィスだったため)カフェで面接をして、そのままオフィスで挨拶させていただき、翌日から業務をスタートしたのは良い思い出です。

何もない、本当に何もできない私に期待してもらった日。どこに期待いただいたのか、当時を振り返ると「経験することでしか成長はない」、その考えに期待いただいたのではないかと思います。いまになって痛感しますが、見聞きしたことや腹落ちしていないフレームワークには価値がありません。自分で試行し、行動することで初めて成長につながる。このマインドセットを(無意識に)身につけさせてくれた高校時代の部活動、私の恩人である友人には心から感謝しています。

当時は経営メンバー・エンジニア・セールスしかいない組織。それ以外の業務をすべて拾う覚悟で日々駆け回っていました。何もできない前提で採用いただいたとは思いますが、入社直後は「本当に何もできない」と思われたと思います。コピーすらできない、スキャンすらままならない、この2つは思い出すだけで流石に恥ずかしいです(笑)

分からないことだらけ、それでもやり続けることだけを意識していた私でしたが、最初の転機は2020年8月に任せていただいたサマーインターンの開催でした。

Another worksにとって初めての試み。もちろん私にとっても初めての経験でしたが、目的やゴールを決め、他社の事例を調べながら、寝る間も惜しんで熱中していました。結果100名以上のエントリー、選考を経て、24名が参加、内数名が目的であった長期インターンとして働いていただくことができました。

この経験を経て、熱中することの楽しさ、仕事へのやりがいを感じ、これからも大林さんと仕事がしたい、そう思うようになりました。


2021年4月(2期目4Q)~2022年3月(3期目3Q)

大林さんの社長秘書としての仕事をスタートさせていただいた1年。自分が憧れていた「秘書」という仕事。どうあるべきか、理想の姿を考え抜いた1年でした。

常に意識していたのは、「組織の代表として」あり続けること。「秘書」は常に代表の写し鏡であり、私を通して代表を見ている。私の評判が代表の評判に強く影響する。私を通して代表を、Another works社を判断する人がいることを常に意識し、どこに出ても恥じない行動をし続けました。

また、「秘書」という仕事を考える中で、固定観念に囚われやすい自分自身の思考傾向にも気づくことができました。世間一般でこう定義されているからこうあるべき、他の人がこういっているからこうするべき、思考を放棄して当て嵌めてしまっていたのです。

「秘書」の定義を調べると、経営者や役員等の総合的なサポートを行う仕事と出てきますが、非常に曖昧かつ誰の秘書を務めるかによって必要な要素は異なります。「秘書」は代表の時間を増やす仕事。当時の私は自分なりに言語化し、定義し、どうしたら時間を増やせるか、私にできることは何か。常に考え続けていました。

この期間は「就職先を決める」という私の人生において1つの意思決定をするタイミング。自分は将来どうなりたいのか、何を成し遂げたいのか、私の夢を言語化した1年でもありました。

「はたらく素敵なお母さんになりたい」

これは当時言語化した、いまでも変わらない人生のテーマです。入社当初に口にしていた「サポートし続けたい」となぜそう思うのか。なぜ「秘書」に憧れていたのか。1つずつ自分を紐解き、秘書であった母親への憧れであると気づき、「私を育てながら楽しそうに働いていた母親のように自分もなりたい」。そう言語化しました。

覚悟を決めたのは2022年2月、20歳になる前。「誰が何をいうか」という他人を軸に持つのではなく、自分が何をしたいか、何を成し遂げたいか、どんな夢を掲げ進み続けたいのかという自分を軸に持ち、覚悟を決めました。

覚悟は磨き続けるもの。決めた覚悟を強烈に意識し、精進し続ける日々が始まりました。私は大林さんが描く未来を秘書として支えたい、「未来」というキーワードと「秘書」という役割に拘るようになったのもこの時期です。


2022年4月(3期目4Q)~2023年3月(4期目3Q)

新卒0年生、1年目から圧倒的に活躍するために許された最後の準備期間として挑んだ1年。会社としては、チームから組織になる過程を経験しました。何でもやるのではなく、何ができるのか、が求められることが組織。ジェネラリストから卒業し、スペシャリストになることが必要でした。

一方で、「求められること」をやっていては何も成しえることはできません。組織において必要なことを考え、自分がすべきことか(=自分がしなければならないことか、自分が最適者か、あったほうがいいというnice to haveではなくmustであるか)判断し、提案し、実践し、また考える。このサイクルを回し続けた1年でした。

2023年2月には、大林さんが『スキルマッチング型複業(副業)の実践書』を出版。秘書として大林さんの脳内を共に言語化し、読者に伝えたいメッセージを整理し、文字として形にしていく。1文、1フレーズ、1単語にこだわり、議論を重ね、1つの書籍という形でアウトプットした濃い半年間でした。実際に書籍が最寄り駅の店頭に並んでいたとき、丸善丸の内本店で1位の棚に並んでいたときの感動はいまでも情景が浮かぶほど、何物にも代えがたいものでした。

「支える」という言葉に違和感を持ち始めたのはこの頃です。私が使っていた「支える」という言葉の意味は、支えたい相手から1歩後ろを歩く存在。(私にとっては)どこまでいっても受け身であり、付いていくだけの無責任さを感じました。1歩後ろではなく、横に並びたい大林さんが描く未来を、共に実現できる人でありたい。また思考がアップデートされました。


2023年4月(4期目4Q)~2024年3月(5期目3Q)

1年目で大きく変われたことは、主語を自分から会社に変えることです。「自分がこう思う」「私はこう感じた」は主語が自分であり視座が低い状態、当事者意識が非常に狭くなっています。一方、「会社全体でみるとこう思う」「会社として必要である」「会社として〇〇すべき」は主語が会社になっています。

主語を自分からチーム、チームから会社へ。社長室という部署をいただき、私個人がどうあるべきかではなく、社長室が会社にとってどんな役割で、どんな独自性があり、どんな視点を持つのか。社長室にしかできないことは何か。組織においてなぜ必要で、社長室の取り組みがどう複業の社会実装に繋がるのか。考え続けた1年でした。

また、常にベクトルが自分に向くようになりました。「ベクトルが自分に向く」とは、何かミスしたときに他責ではなく自責で捉えられている状態。他の人にどう思われるか、など他者からの評価ではなく、謙虚にフィードバックを内省すること。常に至らないと思い続け、当事者意識を広く保ちながら自責で捉えること。意識せずとも体に染みついています。

「キャリアの1つの選択肢を体現する」 私が入社を決めたときに言語化した「はたらく素敵なお母さんになりたい」という夢。憧れていた母親も、実は女性という枠組みがキャリアにおいて障壁になっていた当事者でした。私を育てるために勤務時間が決められたフルタイムで働くことを辞め、臨時対応ができなくなることによって職種を変えざるを得えない。挑戦したいのに、機会がない。挑戦できる環境(=選択肢)を発想できないことも要因です。

だからこそ、「私の経験」が誰かの1つの選択肢になってほしい。そう願い、日経xwomanアンバサダーや東京都女性しごと応援テラス メンター、中学校・高等学校でのキャリア講演活動など積極的に発信し続けました。これからも私の経験が少しでも誰かの選択肢になれるなら、発信を続けていきたいです。


2024年4月(5期目4Q)~

2024年4月3日、新卒2年目・Another works5年目が始まる今日。

大林さんと共に未来を描き、まだ誰も見たことがない「複業を通じて挑戦機会が最大化」された世界を共に創っていく。4年間アップデートし続けてきた「私が目指す姿」を、また新たな言葉にしました。ワクワクする未来を共に描ける存在でありたい。常に動き変わり続ける世界、常に非連続な成長をし続け、いままで以上に思考を高速でアップデートすることが欠かせません。

また、”挑戦したい”という想いを、表に出すこと(=言語化すること)は簡単なことではありません。人知れず心に秘めている人もいれば、自分で気づいていない人もいるでしょう。私自身がそうであったように、”挑戦したい”という想いはあれど「どこに向かったらいいのか」「そのためにどんな手段があるのか」が分からない挑戦迷子になるケースもあると思います。だからこそ、「複業」を通じて、そして私の活動や発信を通じて、心の奥に持つ”挑戦への切望”から1歩進むきっかけを作り続ける。そう思考をアップデートしました。

私にいま足りないのは1つ「圧倒的な行動量」。誰にも譲れない、成し遂げたい未来を貫き通し、私が実現できると結果で証明すること。宣言することは誰にでもできますが、証明は行動した先にある結果を出した人にしか与えられません。

「行動量とは、思考量、試行量、人に会う量の総量を指す」この言葉は代表にいただいた言葉です。「思考」することは、至らない無知な自分と向き合い、苦しみながらもがくこと。一番重要かつ一番の課題でもあります。この言葉を、1年かけて実践し続けることで、代表にいただいた言葉かあら自分の言葉へ、また言葉をアップデートしていきます。

4年前の今日。私がAnother worksと出会った日。何もなかった当時を思い返すと「経験からしか成長はない」と意識し続けていました。立ち止まりたくなっても走り続けたからこそ、当時想像できなかった私がいます。

また来年も、来月も、明日も、想像以上の自分に出会えるよう、今日をやり切ります。至らない私と向き合い続け、今日からも誰よりも思考し、試行し、人と会い、成長し続けること。来年の今、今からは想像できない自分を目指して走り続けます。

私のAnother worksでの4年間、そして23年間を支えてくださった両親、代表の大林さん、関わってくださったすべての皆様へ感謝を込めて。

2024.4.3


共に未来を創る仲間を募集しています

必ず成し遂げたい「複業を通じた挑戦機会の最大化」は、私一人では実現することができません。”挑戦”を応援したいと志す仲間を募集しています。

泥臭く、苦しいことのほうが多い、キラキラした毎日ではないかもしれません。しかし、共に挑戦し続け、至らない点を補いながら、高め合える方と一緒に働きたいです。

Another works社長室では現在1名の新たな仲間(インターン)を募集しています。私と話してみたい、私と一緒に働きたい、Another worksの社長室で働きたいと思ってくださった方へ。是非一度お話させてください。XのDMやFacebook等からラフにメッセージをいただければ嬉しいです。

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EIKO KURODA
EIKO KURODA プロフィール
Another worksサステナビリティ
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