僕の純朴な詩

ある日   友人と話していると
思いがけないことを
告げられた

「僕の詩の良さは
   純朴な書き方の
   なかに潜んでいると」

「簡単な詩文だから
   書こうと思えば書けるだろう
   と思っていても   いざとなると
   そんな風に書けない」と

僕は常日頃
ああ   僕の詩文は拙いなあ
たどたどしいなあ

そう思って書いてきた
でも   それがいつの間にか
自分の詩の味になっていたのかも

そう思った瞬間だった

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