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NARU未来創造部「LINEに通知できる防犯カメラをつくろう」

NARU未来創造部は「新しい技術に触れるワクワクと、新しい未来を創るワクワク」に出会える部活です。

当イベントでは毎回新しい技術に精通したゲストをお呼びし、その技術でどんなことができるか、どんな未来が訪れるのかを伺います。後半では実際に体験するワークショップや、それを活用してどんな未来が描けるかを参加者でワイワイと話し合います。



講師の紹介

今回のゲスト講師は
・伊藤浩之さん(IoTクリエイター)です。

Arduino互換WiFiマイコンのESP32やRaspberry Piを使って、生活を便利にするモノや面白いモノを作っています。
ネットワークスペシャリストの他、IT系の資格を20種類以上取得しています。
IT企業でプログラマー・システムエンジニア・プロジェクトマネージャーとして様々なシステムの開発を行っていました。
技術評論社より「M5StackではじめるIoT電子工作」が出版されています。

伊藤さん自己紹介


日常でのIoTとは

IoTは「Internet of Things」の略称で、インターネットと様々なモノをつなぐ技術を指します。具体的には以下のような特徴があります:

  • 日用品や機器などの様々なモノがインターネットに接続されること

  • それらのモノからデータを収集・転送し、リアルタイムに制御・管理できるようになること

  • センサーやクラウドサービスなどを使って、モノの状態を把握したり自動で制御したりすること

  • 遠隔操作や状況分析、予防メンテナンスなどが可能になること


IoTにより、家電、ウェアラブル、産業機械、自動車など、あらゆるモノがインターネットにつながり、より便利で効率的な社会が実現できると期待されています。IoTは、スマートホーム、スマートシティ、スマート製造など、様々な分野での活用が広がりつつあります。

IoTの定義だけでは分かりづらいので、伊藤さんが住んでいたシェアハウス時代の話をしてもらいました。

シェアハウスに住んでいた頃、洗濯機が空かない問題がありました。洗濯し終わっているのに、取りに来ない。中に洗濯物があるから、次の人が使えない。そんな問題があったので、洗濯が終わったら感知して、スマホに通知が来るようにしました。

アプリの画面。昔はFacebookに、現在はLINEに通知が来るようになっているそう。
ラズベリーパイを使用し、普通の洗濯機をIoT化。


LINEに通知できる防犯カメラをつくろう!!

IoTは自分たちとは遠いところにあるものではなく、日常生活でも使われていることが分かったところで、今回の目玉イベントのLINEに通知できる防犯カメラつくりです。

Arduinoの開発環境をととのえ、伊藤さんがあらかじめ用意してくれていたソースコードを貼り付けて、と超初心者にも簡単に作れるように至れり尽くせりの丁寧なサポートで、初心者だらけのイベントでしたが、なんとかみんなが遅れることなく出来上がりました

初めてマイコンに触る人ばかりでワイワイしてました
実際にLINEに通知された写真


イベントを企画したい人へのTips

noteを書いていると、どうやって企画していますか?と質問をもらうことがあるので、企画する際の自分なりのポイントを記載します。

・集客の段階で初心者の方にも参加してもらいやすいように、募集文章の中に「初心者歓迎」や「丁寧なサポート」がある旨を記載しました。
・IoTを身近に感じてもらえるように、日常生活での活用事例を説明しました。
・初心者にも体験してもらいやすいか判断するために、事前に伊藤さんのワークショップを受けに行きました。受けることで何をイベントでは重点を置くべきか考えられるので、自分が体験することはおすすめです。


次回イベントのお知らせ

次回は5月24日(金)19:30~21:30に開催。次回のイベントは「ロボットをつくろう」です。世界的ロボットデザイナーで、現在はデジタルハリウッド大学で授業をしている星野さんをゲストにお呼びし、パクパク折り紙とロボットを組み合わせ、ロボットが喋っているような動画まで撮影します。いわゆるアニマトロニクスを気軽に体験できるイベントですので、ご興味がある方はぜひご参加ください。


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