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017 土岐市美濃陶磁歴史館にてギャラリートーク
20204年3月3日、岐阜県土岐市美濃陶磁歴史館にて〈桃山デザイン〉のギャラリートークをしてきました。
〈桃山デザイン〉とは、京都市立芸術大学において開講している「陶磁器工芸史」の講義の中で、あまりにも嬉しそうに桃山陶器の話をすることに端を発します。本学では、木曜の午後の時間をぶち抜きで学生たちが聞きたいレクチャーや演習などを提案して行う「テーマ演習」という科目があります。15回×2コマを桃山陶
015 論文「汽車土瓶の考古学ー福祉・芸術にかかわる地域実践ー」の掲載
2023年に立命館大学史学会にてお話しさせていただいた「汽車土瓶の考古学ー福祉・芸術にかかわる地域実践ー」を『立命館史学』43号に掲載していただきました。
言ってしまえばいつもの話、ではあるのですが時折こうした機会をいただいて自分のやってきたことを振り返り整理することは(自分にとっては)とても必要なことです。
この時には、歴史学を研究する方々に向けた話だったので、非常に失われやすい近現代の史料の特
014 〈アーティストトーク 金サジ「はたむんとからだはいま」〉を開催しました
2024年1月20日(土)14:30-16:00、〈アーティストトーク 金サジ「はたむんとからだはいま」〉を開催しました。
2023年秋、「芭蕉布の里」として知られる大宜味村・喜如嘉に長期間滞在しながら作品を撮影した写真家・金サジさんを中心に据えてのトークイベント。東アジアの現代美術や工芸を含む文化的エコシステムにおける協働、プロデュース、キュレーションの実践的研究をおこなう金島隆弘さん(金沢美術
012 〈八重山之嘉例 喜宝院蒐集館のクガニ〉の開催について
1月20日から沖縄県大宜味村を中心とした地域で開催されている〈やんばるアートフェスティバル〉に展示参加しています。
タイトルは〈八重山之嘉例 喜宝院蒐集館のクガニ〉。もちろん私が単独で参加しているわけではなく、総合ディレクターの仲程長治さん、エキジビションディレクターの金島隆弘さん、沖縄を中心にさまざまなプロジェクトを仕掛ける松島由布子さんとともに〈五風十雨〉というユニットを組み、豊かな自然と文
011 「しまをまとう 石垣昭子が紡ぐ黒のスディナ」の刊行について
すっかりお知らせするのを失念していたのですが…
昨年度の〈やんばるアートフェスティバル〉にて展示をした西表在住の染織家石垣昭子さんの活動及びその際に開催したトークショーの内容(〈しまをまとう〉石垣昭子×仲程長治×金島隆弘)及び今回の企画の意義についての対談(〈新・琉球の富〉金島隆弘×畑中英二)のアーカイヴを京都市立芸術大学美術学部畑中研究室調査研究報告のシリーズ12として刊行しました。
西表島を起
010 高取焼研究会オンラインシンポジウム
2023年12月17日、オンラインで高取焼研究会シンポジウムを開催し、消費地での動向を発表し、生産地からのコメントをふまえ、現状での知見をまとめた。
高取焼は、黒田家の関与の下、17世紀初頭に開窯したもので、茶陶の存在が知られている。消費遺跡からは高取焼かと考えられるものは出土するものの、まとまった量はなく、実態が明らかではないところが多い。また、近隣の唐津窯との親縁性もあり、そもそも高取焼とは何
009 美濃陶磁歴史館で〈桃山デザイン〉コラボ
少し先のことになるが、岐阜県土岐市美濃歴史陶磁館にて2024年1月7日から3月31日まで開催される〈挑戦!重要文化財2000点並べてみる〉展において、私たちが展開している〈桃山デザイン〉とコラボしてくださることになった。
〈桃山デザイン〉とは、2020年から京都市立芸術大学において桃山陶器をじっくり見て話を散々聞いた上で、それらから着想を得た作品を作るという少し変わった授業(テーマ演習・考古楽)か
008 京都市立芸術大学交換留学生展
2023年12月11〜15日(11〜17時)まで京都市立芸術大学C地区B棟1階交流室2にて第35回交換留学生展が行われる。フランス国立高等装飾美術学校からやってきたIsabel StubとZoénine Laurent-Perroto、フィンランドアールト大学からやってきたMirei Katoの3名による展覧会。それぞれ自身の考えや感性、バックグランドを基盤にした作品が並ぶ。いつもとは違うものを見
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