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人生は山登り:続けること「+α」

メイプルでコラボレッスンをやってくださった
ピラティス・インストラクターのJunさんとお話しする機会がありました。

「ピラティスも英語も、続けることでしか成果を得ることはできないね。」
といういう話になりました。

チャンスがあってせっかくはじめたのに、

何らかの原因で途中やめになってしまう人が多いのは

すごく残念だ、と同感。


変化を確実にするためには、継続するしかない。

でも、ただ続けるだけは失敗のもとで、

徐々に負荷を上げ続けないと

飽きてしまって継続できなくなる。


私はJunさんのピラティス・パーソナルトレーニングを受けているので、

Junさんは私の運動習慣と身体の変化のこともご存じ。

Eikoさんはなんで自宅でも続けられるの?という話になったのですが、

いろいろおしゃべりしてたら質問にきちんと答えられなかったので(笑)

この場を借りてまとめてみたいと思います。


私、これしかない!と納得すると、継続させることができて、

2021年に運動を始めて以来、昨年の夏に39度の熱で倒れていた2日間以外は、

一日もトレーニングを欠かしたことがありません。


今は、自宅でヨガマット一枚で自重トレーニングで

HIITとピラティスを日替わりでやっています。


毎日30分間のトレーニング。


HIITに組み入れている腕立て伏せは

1日450回を超えてきました。


私はウサギとカメでは、

完全なカメタイプです(苦笑)


なので、習慣化して地道に続けることに徹底します。


私は、続けるために大切なメンタルは4つあると思っています。


「他に道はないと納得すること」

「未来の自分に優しい行動をすること」

「昨日の自分をちょっとだけ超えていくこと」

「目に見えない衰退を意識して、最後1回の腕立てをサボったら、

明日の自分はその分だけ弱くなると言い聞かせること」


これって、まるで山登りのようなんです。


今日はちょっと哲学的なんですが、お付き合いください(笑)


みなさん、山登りは好きですか?

私は山登りは好きではありませんでした。

疲れるし、危ないし、良いことは一つもないと思ってました。


でも、山登りって、まるで人生の縮図のように思えるようになり、最近は山登りが好きになりました。


山の頂上って、下からは見えないですよね。

見えるのは入り口である登り口だけ。


そこから、一歩一歩、足を上げて、着実に登っていかないといけない。


それに、山登りって、足元が割と危険なんですよね。

注意しないと岩が大きすぎて登れなかったり、足をひねったり、滑り落ちたりします。


もしも、上ばかり見て登っていたら大怪我をします。


だから、足元をじっと見て、足をのせたところが安全かどうか確認しながら登ります。

山という自然の中では、岩の大きさや傾斜が違うので、一段一段、大きさが同じところはありません。

なので、スポーツジムでやる筋トレやランニングマシンとは違って、足を置いた場所の傾きや、段差の大きさによって、いろんな筋肉を使います。


脚力だけに頼ると早く疲れるので、頭の重みで前に進んだり、足を引き上げる腸腰筋や、上半身を支えるお腹の筋肉を総動員して、いろいろ工夫しながら前に一歩一歩進みます。

頂上に登った時のことを考えるのではなく、今、この瞬間に集中して、一歩一歩前に進みます。

さっきまでの自分を、一歩一歩超えていきます。

でも、傾斜がきつくなったりすると、途中で辛くなることもあります。

そんな時には、後ろを振り返ります。

そうしたら、
「え!もうこんなに登って来てたの?」
って思います。

へこたれてる自分ってへなちょこだと思ってたのに、
「割とイケてるじゃん、自分!」
って、ちょっと誇らしくなります。

そうしたら、もうちょっと頑張ってみようって、勇気が湧いてきます。

登ってこれた自分を信られる自信と、そこまで登ってくることによって鍛えた筋力と体力が支えてくれます。

頂上に登ると気づきます。頂上が見えるのは最後の一瞬だけ。

頂上を見るために登っていたんではなくて、頂上にたどり着いたときの達成感のために登っていたんだなって。

私たちは刻一刻と変化しています。

成長するにしろ、老化するにしろ、人生には、一瞬として同じ時はありません。

人生でStatus quo 現状維持というのは幻想です。

何もしない=徐々に衰退している

なぜなら、私たちは刻一刻と最期の時に向かっているから。

でも、幸か不幸か、私たちの身体の変化は一朝一夕には起こりません。

Overnightで、身長が30㎝伸びることもなければ、一足飛びで山の頂上にたどり着くこともない、繰り返しのトレーニングなしで100キロのウェイトを持ち上げることはできない。

でも、浦島太郎のように、一瞬にしてシワシワの老人になってしまうこともないです。

私たちの身体に起こる変化はとてもゆっくりです。

だからと言って、今やるべきことをやらなくていいっていう言い訳にはなりません。

やるべきことを休まずにやり続けるのが大事。

でも、ただ続けるだけでは、緩やかな下降線にとどめているだけ。

なぜなら、負荷に慣れてしまったら、身体は成長しなくなるから。

毎日全く同じコースで同じ時間をかけて散歩をしても、痩せもしなければ、体力も向上しませんよね。

単に続けるのではなくて、「+α」が必要です。
+αは、少しずつ負荷を上げながら続けること。
+αは、飽きさせずに、諦めさせずに続ける工夫。

今の自分を甘やかし楽させることは、未来の自分の成長の芽を摘み取ること。

頑張りすぎて続かないのも、未来の自分の成長をダメにします。


傾斜のない踊り場で足踏みしているだけなら、時間だけが浪費されていきますが、一歩一歩、ちゃんと踏みしめて高みを目指しているなら、登っただけの体力と自信がついてきます。

このメンタル、仕事や英語学習、肉体トレーニングにもすごく役立ちます。


結局は人生って、自分がやってきたことのトータルでしかない。

毎日、一歩一歩、昨日の自分をほんのちょっとだけ超える負荷をかけながら続ける。

私たちは、頂上にたどり着いたときの達成感のために生きています。

今日の一歩に集中して、昨日の自分を超えていく。

今日はどんな一歩にしますか?


私は一昨日、14回×16セット+15回×16セット=464回腕立てをしました。

今日は一昨日よりも4回だけ多く468回腕立て伏せをします。

微増させて続けることが維持すること。

何を目指しているわけでもなく、
ただ、昨日の自分を超えていこうと思います。

今日の一歩に集中して。


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