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大人の英語発音どうする?フォニックスより大事なイントネーション!①

英語を話すなら、発音をきれいにしたいと思いますよね。

私は社会人になってから本格的に英語を始めたのですが、実は、発音にはめっちゃくちゃ苦戦させられました。

英語の音の世界は奥が深いんですよ。

変数や例外がめちゃくちゃたくさんあって、最初は一瞬でたくさんのことを一度に考えないとうまく話せないので、緊張するし、不自然になります。

頭ではわかっていても、身体(口と耳)がついて行かない、ってことがたくさんなんです。

私は、今でも苦手な音がいくつかあり、「そうだったのか!」と今さらながら気づくこともあるのですが、それでも話せ、発音を教えることができるようになったのは、英語の発音を本当に一から、それこそABCからやり直して積み上げていったから。

でも、このやり方がもっとも効率的かというと、そうではありません。

今から発音を良くしたい!という方には、私がやった方法は絶対におすすめしません。

ただ、大失敗をいっぱいして、すごく苦労した経験があるからこそ、ここは端折れる、ここは絶対とばしちゃダメ!というところがわかるのも事実。

ということで今日は、大人になって、一から英語の発音をマスターした私が、「この順番で、これはゼッタイやってね!でも、これは飛ばしてOK!」という方法をお伝えします。

名付けて!「最短ルートで英語の話し方をマスターする方法」(笑)

英語の発音を良くしたいと思っている方、そして、そんな友達や家族がいるよという方は、ぜひ、最後までお読みください。お役に立つ情報をできる限り盛り込んでいます!

大人になって正しい発音を身につけたいなら、いちばん大きい変化が出るところからやっていくのが、もっとも効率的です。

発音指導方法には、子供向けと大人向けの方法があります。コツコツと下から積み上げるのは、子供向けのやり方です。

大人は大人のやり方で学習しないと、せっかく頑張っても成果が出ない、出る前に諦めてしまうことになります。私の失敗経験が、みなさんのお役に立てるといいなと思い、今回、記事にしてみました。

最短ルートで英語の話し方をマスターするには?


大人が最初にやっちゃいけないのがフォニックスです。

何を隠そう、私、フォニックスを最初にやりました!
で、結果、英語が一気に壊滅的な状態になりました!!(爆)

フォニックスは効果的!ってみんな言うのに、なぜそんなことになったのか?

フォニックスは強く読む音の学習と練習です。だから、フォニックスを使って発音すると、全部強い音になり、まるで叫んでいるような英語になってしまうからです。

I AM PRACTICING ENGLISH PRONUNCIATION VERY HARD!!

って感じですね。叫んでます!(笑)

全く自然な英語じゃありません。不自然極まりないです(笑)

私、これをやらかしてしまって、英語が一気に下手になった時期があったんです。

何でそんなことになったのか?

自分の発音のダメさは、自然には直らないことに気づいて、間違った手順で頑張ってしまったから、なんです。

私がカナダにいた頃、カナダ在住の日本人の方とたくさんお話しました。

カナダ在住歴が5年、10年、20年という方もいましたが、中には、5年住んでいても全く英語が話せないという方や、20年仕事をしているけれど発音が完全にカタカナ英語という方もいました。

大人になってから移住された方は、ほとんどの方が発音にかなりクセがありました。

アクセントが強い英語をどう感じているか、英語ネイティブたちに質問してみると、
「正直、すごく聞きづらい。頑張って聞かないとわからないから、長く聞いていると疲れる」
って言います。

「それでも通じてるから、いいじゃない!アクセントも個性!」という考え方もできると思います。

日本語の影響を受けた訛りのある発音でも、もちろん内容がしっかりして、言っていることに価値があるのであれば全く問題ないです。

でも、私はあえて発音も良くしたかった。

自分の英語に全く自信がなくて、蚊の鳴くような小声でしか話せなかった当時の私は、少しでも自信が持てたら、もっとはっきり大きな声で話せるようになれると思ったからです。

それに、いちばん残念なのは、価値があることを話しているのに、発音が悪くて伝わらないことじゃないでしょうか?。

内容をせっかく一生懸命に準備しても、最後の発音でちゃんと伝わらなかったら、すごく悲しいじゃないですか…。

発音、つまり自分の声で伝える場面は、新しい人とのはじめましての出会いの場にもなるし、自分の考えを届けるための最後の仕上げをする場でもあります。

だからこそ、自分の人生や経験や努力、伝いたいメッセージも、相手の時間も、同じように大切に想うからこそ、発音は大切にするべきだと私は思うんですよね。

英語の発音は、ちゃんと勉強しないと自然には直らない


「発音って、英語圏に住んでたら上手になるって思ってたけど、結局、今の自分の英語をただ単に使うだけじゃあ、何年も何十年も生活するだけでは、自然には直らないってことだよね…?」

そうなんです。発音は、自分で積極的に直そうとしないと、直りません。

歌が上手な人が歌うのをいくら聞いても、自分も歌が同じように上手になることはありませんよね?

そして、さらに気づいて唖然としたのが、

「私は、英語の発音をきちんと勉強したことがない!」ということ。

10歳ごろに第一言語(ファーストランゲージ)の日本語は完成します。

その後に英語を学ぶと、日本語の音のフィルターを通して、英語を聞くようになります。

Aはエーになり、
Appleはアップルになる。

英語の音をそのまま聞き取ることができないので、近そうな日本語の音で置き換えて話す。

これが日本語訛りの正体。

正しい英語の音を受けとることすらできてないのだから、正しい音で再現することができるはずはありませんが、みなさん、英語の音の学習って、一から体系的にやったことがありますか?

当時の私は、中学校の時に初めて習った日本語英語のまま、自己流で発音してました。

これは、間違ったフォームでバッティングしてるようなもの。それではヒットが打てる確率は低いです。

それなら、基礎からやり直そう!としいうことで、自分が知っている単語を片っ端から英語の正しい母音と子音の音に仕分けしていきました。

apple, friend, orange, shoes, books, study, learn, am,  などなど、とにかく、自分がよく知っていて、使っている単語でも、みーんなぜーんぶ何もかも、せっせせっせと仕分けしました。

そして、フォニックスで習うように、すべての単語を「正しく」発音しようと、発音を辞書で再確認して、発音記号通りに発音できるように練習しました。

そうしたら、まるで大声で叫ぶロボットにようになってしまったんです(笑)

なぜこんなことが起こったかというと、英語には単語一つ一つの発音以上に大切なことがあるのに、それを無視して英語を話そうとしたから。

発音よりも重要なものが、強勢やストレス。

日本語では、強く読むという意味で、アクセント、とも呼ばれてます。
単語を辞書で調べると出てくる、発音記号の上の ’ とか の記号のことです。

一つ一つの単語の中には、必ず強調して読む音節が一つあります。

強調する=強く読む
とされますが、私が敢えて強調すると言っている理由は、
英語には強調の仕方が3種類あるからです。

声を大きくする
音を長くする
音程を高くする

英語はこの3つの方法を組み合わせて音を強調します。

日本人に一番やりやすいのは、音を高くする方法だと思います。

橋と箸の発音の違いは、音の高低差ですから、日本語でも音の高さを調整するというのはやりやすい強調の仕方だと思います。

でも、文章になると、このルールが変わり、文の中で強調される単語が決められますこれがイントネーション、つまり、文章の中での強弱なんです。

フォニックスは、単語それぞれをマックスの音で読んでしまうので、文章の中での強弱が消え去ります。

そして、私のロボット英語が完成しました。(笑)

私がSchwa(弱母音・シュワー)という音の存在を知った時は、雷に打たれたような衝撃(笑)を受けました!革命的でした!

もう、なんじゃこりゃ??でした。

試しに、辞書で”am”って引いてみてください。

発音に
(弱形) (ə)m; (強形) ˈæm
って出てないですか??

そうなんです!
弱形と強形の発音があって、場合によって使い分けされるんです。

(ちなみに、ˈæmはMの音と同じで、emに近いです。Appleのæとは違うんですよ…英語の発音、ほんとに深くて、終わりがありません!学び甲斐があります!I hate(love) English!)

でも、私はamはフォニックスでは (強形) ˈæmで覚えて発音していたのですが、文章の中では弱形で発音されるべき単語です。

それなのに、すべての単語を発音記号通りに最大音量で強調し、ほぼ怒鳴りながら話している、いわゆる「変人」になってしまっていたんです!!(爆)

わ・た・し・の・え・い・ご・は・へ・ん・で・す!

ってはっきりと大声で叫んでいる感じでしょうか??

この変人期間を経験して学んだことは、
「大人はね、フォニックスより先に学ぶ大事なことがあるんだよ」
でした。

その大事なことがイントネーションです。

イントネーションについては、次回(3月27日)の記事で詳しくお伝えしますので、お楽しみに!


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