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第三回「この世界の片隅に」

皆様こんにちは!
南北です✨

最近、旅行に行ってきましたよー!
二人ともお城が好きなので「100名城スタンプラリー」というのをしています。
元気なうちに制覇したいです!
そして、旅行中にも映画会を開催しました。
ということで

映画会、第三回目は「この世界の片隅に」

この世界の片隅にとは?
2018年に公開したアニメーション映画。
昭和20年、主人公(すず)は18歳で広島県呉市へ嫁ぐ。物資不足、空襲、爆弾、終戦。戦時下の日本で前向きに生きる人々を描いたストーリー。

以下ネタバレ注意!

この映画は、日常生活と戦争の描写のバランスがとても巧く、日常がゆったりした雰囲気で丁寧に描かれているので、戦争の悲惨さが際立っていると感じました。

前半ほのぼのなので、嫁いだ先でのお話かなぁと思っていたら、後半から情報が半端なく多かった…

前半では釜でお米を炊いたり、薪でお風呂を沸かしたり、昭和の暮らしがみれます。現代の暮らしと比べながらみると面白いです。

その中でとても印象深く好きなシーンが、水原さんの課題の自由画をすずが代わりに描くところ。
白波をうさぎが跳ねているみたいだという水原さんの感性も素敵だし、その言葉を聞いて、反映させて描いたすずの温かい優しい絵が好きです。
水原さんが海を見つめる先には船があり、すずから見た水原さんの心を描いているような気がして。「海が嫌いだ」と言っていた水原さんがその絵を見て、「海を嫌いになれんじゃろ」と言ったのも、拾い集めたコクバ(植物)に一輪、椿を入れるのもよいですね…

後半では頻繁に空襲に遭うようになり、空襲警報が鳴るたびに避難。
空襲警報を聞いて、またか…というような場面がありましたが、当時、空襲警報に「慣れ」というような感覚があったのか、と。死という危険が日常的になっていることがとても怖いと感じました。

そして、原爆後、母を探しにすずの妹と父が広島へ。妹や父は「原爆」というものを知らず、現地へ行って被ばくしてしまいます。
実際、放射線の危険性を知らずに、被ばくして亡くなってしまう方が沢山居たんだろうな…

すずはいろんなものを失うが、
それでも家族や周りの人々と支え合い、日々の生活は続いていく

苦しい想いをしながらも、自分の生きがいを失っても、その自分を受け入れ、前を向いて、自分の生きる居場所を見つけていく。  

この映画は、すずだけの物語ではなく、遊郭で出会ったリンさんや幼馴染の水原さんなど、複数人の人生ストーリーも隠れているのではないだろうか。


状況は違えど、現代人も沢山の選択を迫られ、時間に追われ、様々なコミュニティの中で生きて行かなければならない。
色んな状況下でも終戦後でも「日々の生活」は続く。私たちもすずの様に苦しくても前向きに、自分の居場所を探して行けたら良いな。



最後に南北から
◾️原爆投下後の注目ポイント!
・妹(すみ)の腕にアザのようなものが出来ていた
・晴れているのに近所の女性は、なぜか傘をさしていた
などの細かい部分までしっかり描写されている作品でした。
上記気になって調べました。


と言う事で
今回はボリュームがあるので、
言いたいことが収まらないですが、、、
次回も宜しくお願いします!

またね!


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