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【自己紹介】「ミステリー(推理小説)」「子の読書」「余命ゼロの姉」「大好きな映画」等について書いてます

 あらためまして。

 notoをはじめて1年が経ちましたが、今さらながらみなさんの投稿を読んで、私もあらためて「自己紹介」というものを書いてみよう、と思いました。投稿したものが一定の数になったので、その整理の意味も込めて。

 プロフィールにもありますが、出版業界で約15年働いたあと、家事育児に専念する生活を12年ほどおくっています。


 もともとの「スキ」は、読書と映画
 もろもろ落ち着いたら本と映画の記事を中心に・・・と考えていましたが、子育て真っ最中のとき、同じく子育て中だった3歳年上の姉が壮絶な死に方をしたことを機に、書きたい・・・いや書かなければと思うテーマが増えました。

 以下、書いていること、書きたいことについて、つづります。



(1)姉の無念死について


 もし読んでいただけるのなら、くわしくはこちら
〈手記1〉余命ゼロの姉、スローな調停で子に会えず、無念死[前編]|涼原永美 (note.com)

 ・・・いまは亡きその人が、本当はどんな人だったのか――を知る人間が、世界で自分ただひとりと思うとき、人はどんな行動をとるのでしょう。

 「その人は確かに生きていた」「確かに愛がそこにあった」ということを、文章にして残したいと考えています。


 それとともに、同じ苦しみを味わう人がひとりでも減るように、姉の闘病や調停中に起こった出来事を整理し、未来への教訓を共有したいという思いです。
  

 なぜタイトルにわざわざ、痛みを伴いながら「余命ゼロの姉」とつけたかというと、「余命ゼロ」になってからの姉の生きざまが、尋常ならざるものだったからです。


 ーーただ、ひとつだけ思うのは、「ありがとう」「ごめんなさい」を素直に言えたら、姉の最期はもっと違う展開になったかもしれません。その生きづらさも含め、いまは愛しく感じますが・・・。


 これはいずれ、小説のようなかたちにまとめたいと考えています(ちょっと時間がかかりそうですけど)。

姉が最後の旅行で撮った写真。美しい夜桜です



(2)共同親権について


 姉のことを書いていると、自然な流れで親権の問題にいきつきます。
 現在日本で審議されている共同親権については、私はどちらかといえば賛成です。

 ですが、慎重さが必要ですし、制度が整っても大人の意識が変わらなければ、これからも傷つく子どもは減らないだろう・・・というのが正直な気持ち。

 私の姉の身に起こった出来事は親権制度以前の問題でした。
 大人同士の、感情的な諍いです。

 かたわらで何もできなかった私が得た教訓は、

夫婦の、互いへの負の感情の応酬に、子どもを極力巻き込まない
大人同士の紛争に、子どもを極力巻き込まない

 ーーということ。離婚や別居をしない、ということではありません。


 夫婦間の不和が避けられないとき、負の感情ではなく、正しい情報を子どもに伝えることが大切だと考えています。


 単発記事ですが、少し書いているので、よろしければこちらをどうぞ

【子の連れ去り】話を聞いた夫が想像だけで涙目…当事者があり得ない困難に見舞われる理由|涼原永美 (note.com)

【片親疎外】が尚早なら【片親誹謗】【片親悪口】でいいから子どもの傷として可視化してほしい―確かにそこにある困難として|涼原永美 (note.com)

【共同親権】そろそろ本質の話がしたい―大人が大人にならなければ子の痛みはどんな制度下でもなくならない|涼原永美 (note.com)


じぶんの人生じぶんでつかみたいよね



(3)子どもの読書について


 私は本が大好きです。子どもにも「読む喜び」を伝えたい・・・と思いながら子育てをするうちに、
「どんな本がいいか」以前に、「どんな生活習慣を積めば子どもは気軽に本を手に取るようになるのか」という課題のほうが重要だと考えるようになりました。
 このデジタル社会にあっては、特に。

 その体験や考えをまとめたものをマガジンにしています。

 少しでも読んでいただけたらうれしいです。

好きなジャンル・傾向が早期にわかれば、わりとスムーズ


読書傾向で幼児期からの謎が解けた・・・「この子は〇〇系」とわかって育てやすくなった話です ↓↓
(21)5歳頃からの積読本が「本読む子」への最短ルートでした~10年前に出会ったママさんへ~|涼原永美 (note.com)


#「読解力をつける」というぼんやりとした目標の前に、具体的に取り組めることの話です ↓↓
【子どもと本】「読み解く力」以前に「読み〇〇力」を習慣で~文章のかたまりにひるまないってスゴイこと~(1)|涼原永美 (note.com)


#マガジンです。長いですが「読書の筋力は一生もの」という話 ↓↓
(1)〝デジ力〟の前に〝読書の筋力〟ー「よく読む子」に育つ5歳頃からの本好き大作戦 ~前置きとして~|涼原永美 (note.com)


#マガジンです。積読本が「読む子」を育てるという話。これは最終回ですが、すべての項目について触れています ↓↓
(32・終)5歳頃からの積読本が「本読む子」への最短ルートでした~10年前に出会ったママさんへ~|涼原永美 (note.com)


本棚には読む本も読まない本もあっていい


こんなのも

 

 また、子育てで得たさまざまな気づき等についても、ゆるりと・・・。
「あいをつたえるこに」というマガジンにまとめていく予定です。


極度の心配性の私が小6娘の子育てで「潮時」を感じた瞬間と、小さな事件|涼原永美 (note.com)


どんな育児本より私が心で感じた言葉を子どもに伝えたら|涼原永美 (note.com)


育児関連本も興味深いものが多いです。いつか書きます



(4)推理小説、ミステリーについて


 ごく個人的な嗜好として推理小説、なかでも論理的な謎解きメインの「本格もの」が大スキ。スキというか、no life no mystery ライフワークです。

 きっかけは小学生のときに読んだ赤川次郎ですが、もっと深い沼にハマったのは中学生のときに出合った1冊のガイド本、藤原宰太郎著『世界の名探偵50人』(※)。

 時代的にインターネットもなければ、推理小説について詳しい大人も身近にいないなか、この本が私の師匠で原点

 ここに紹介されていた海外のミステリーを読み漁ったのが10代。20代から島田荘司、綾辻行人などの国産ミステリーを開拓しました。

 この『世界の名探偵50人』は初版が1984年ということですが、あるページに紹介されている海外の「名作ベスト10」が、いま見てももう、圧巻のラインナップなんです(完全に趣味の世界にいってます。全然わからない方すみません)!

〈これだけは知っておきたい名作ベスト10〉

1 クイーン『Yの悲劇』
2 クロフツ『樽』
3 ヴァン・ダイン『僧正殺人事件』
4 ヴァン・ダイン『グリーン家殺人事件』
5 アイリッシュ『幻の女』
6 クリスティー『そして誰もいなくなった』
7 フィルポッツ『赤毛のレドメイン家』
8 ルル―『黄色い部屋の謎』
9 チャンドラー『長いお別れ』
9 フィルポッツ『闇からの声』
9 クリスティー『アクロイド殺人事件』
10 アイルド『殺意』
10 ドイル『バスカービル家の犬』

※作家名、タイトルは本に記載されているママ

『あなたの頭脳に挑戦する 世界の名探偵50人 推理と知能のトリック・パズル』
(藤原宰太郎著/p233より)



 あくまでファンが選んだ「一例」として紹介されていて、「ヒッチコック・マガジン」誌が推理小説の関係者27人にアンケートを求めて選出した表・・・と記されています(おそらく濃い27人だったのでしょうね。混ざりたい)。
 順位を点数で換算したため、同位のものが数編あるそうです。今みてもこれらのタイトル、パワーワードですよね。私だったら『黄色い部屋の謎』と『アクロイド殺人事件』はもっと上位にして、どこかに『オリエント急行殺人事件』を入れますけどね(笑)。

※『あなたの頭脳に挑戦する 世界の名探偵50人 推理と知能のトリック・パズル』(藤原宰太郎著/KKベストセラーズ/税別437円)
・・・ガイド分として極めて素晴らしいのですが、大いなるネタバレ本でもあるので、気になる方はご注意を


 推理小説、ミステリーについて書いたものは(まだ少しですが)こちらをそうぞ

『十角館の殺人』実写化でもう止まらない! 推理小説の映像化に湧き立つ(個人的な)期待と不安(1)|涼原永美 (note.com)

『十角館の殺人』を再読し改めて「これはミステリ好きほど騙されるわ!」と納得した理由|涼原永美 (note.com)

【2024 本屋大賞】知念実希人『放課後ミステリクラブ』ノミネートが子どもの読書にどれ程の希望か小6娘に全力で伝えてみたら|涼原永美 (note.com)


国産ミステリーも大好きです



(5)読まずに死ななくて良かった本について

 
 ミステリーはひとまず置いといて、ジャンルを問わず「読んでよかった」と心底思えた本についても、少しずつ書いていきます。

 ただ単に「面白かった」というのではなく、
読む前と読んだ後では確実に自分のなかの何かが変わった」本
読んだことで実際的に心の痛みがやわらいだ」本
読後、湧き上がる喜びや達成感を得て『ありがとう』と抱きしめたくなった」本
 

 ・・・をピックアップしていきたいと思います。

 本好きな方たちと、読む喜びを分け合えることができたら嬉しいです。

 ですが、特定の本については、まだほとんど書いていません。そのうちに・・・。



(6)大好きな映画について

 
 読書と同じくらい映画鑑賞が大好きです。雑誌編集者時代は映画のページも担当していました。アクションとホラーはちょっと苦手ですが、それ以外はノンジャンル。ーーというか、感想を書きたい映画リストを作ってみると(以下)、今のところほぼアメリカ映画ですね。

 映画は、たった2時間のなかに、あらゆるプロフェッショナルがその時の情熱と技術とセンスのすべてを込めてつくり上げた、嗜好の芸術だと思っています。

 忘れ去られてしまう作品も多々あるなか、数十年経っても観る人に感動を与え続ける傑作もあります。


 どちらかというと私にとって本は「先輩や師匠」的な存在ですが、映画は親友。ずっとずっと励まされてきました。


 これから少しずつ、好きな映画、おすすめの映画についても書きたいと思っています。

〈そのうち書きたい映画いろいろ(順不同)〉※自分の覚書として

『スタンド・バイ・ミー』(1987年/アメリカ映画/監督ロブ・ライナー)
『恋人たちの予感』(1989年/アメリカ映画/監督ロブ・ライナー)
『フラッシュ・ダンス』(1983年/アメリカ映画/監督エイドリアン・ライン)
『フェーム』(1980年/アメリカ映画/監督アラン・パーカー)
『グーニーズ』(1985年/アメリカ映画/監督リチャード・ドナー)
『スター・ウォーズ』シリーズ
(1977年~/アメリカ映画/監督ジョージ・ルーカス他)
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズ
(1985年~/アメリカ映画/監督ロバート・ゼメキス)

『市民ケーン』(1941年/アメリカ映画/監督オーソン・ウェルズ)
『素晴らしき哉、人生!』
(1946年/アメリカ映画/監督フランク・キャプラ)
『第三の男』(1949年/アメリカ映画/監督キャロル・リード)
『アパートの鍵貸します』
(1960年/アメリカ映画/監督ビリー・ワイルダー)
『十二人の怒れる男』(1957年/アメリカ映画/監督シドニー・ルメット)
『オリエント急行殺人事件』(1975年/アメリカ映画/監督シドニー・ルメット)

『月の輝く夜に』(1987年/アメリカ映画/監督ノーマン・ジュイソン)
『ニュー・シネマ・パラダイス』(1988年/イタリア映画/監督ジュゼッペ・トルナトーレ)
『天使にラブ・ソングを・・・』(1992年/アメリカ映画/監督エミール・アルドリーノ)
『プリシラ』(1994年/オーストラリア映画/監督ステファン・エリオット)
『スモーク』(1995年/アメリカ・日本・ドイツ映画/監督ウェイン・ワン)
『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』(1997年/アメリカ映画/監督ガス・ヴァン・サント)

『ターミネーター』
(1984年/アメリカ映画/監督ジェームズ・キャメロン)
『ターミネーター2』
(1991年/アメリカ映画/監督ジェームズ・キャメロン)

『羊たちの沈黙』(1991年/アメリカ映画/監督ジョナサン・デミ)
『JFK』(1991年/アメリカ映画/監督オリバー・ストーン)
『レオン』(1994年/フランス映画/監督リュック・ベッソン)
『ショーシャンクの空に』(1994年/アメリカ映画/監督フランク・ダラボン)
『コンタクト』(1997年/アメリカ映画/監督ロバート・ゼメキス)

『ラヂオの時間』(1997年/日本映画/監督 三谷幸喜)
『天国と地獄』(1963年/日本映画/監督 黒澤明)
『砂の器』(1974年/日本映画/監督 野村芳太郎)

・・・他、いろいろ


 『砂の器』についてだけは、原作の小説とからめて1本記事を書いているので、よろしければどうぞ

まさに奇跡の別物! 映画『砂の器』が邦画屈指の音楽映画でもある訳~ただ音楽が凄いとかそんな理由じゃない~|涼原永美 (note.com)


 ついでにこちらも
映画『罪の声』は原作の行間を的確に映像化した傑作~こんな人生があったかもしれないと思うこと~|涼原永美 (note.com)


 以上です。読んでくださってありがとうございました!

喜びも悲しみも、みんな同じ空の下




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