「よかれと思って」を振りかざすあの人は宇宙人?
エッセイや小説に時折登場する「よかれと思って星人」。
よかれと思って、あなたのために、を枕詞に筆者(主人公)を無神経に追い込んだり痛みを負わせる彼らは「悪者」だ。たとえ婉曲に表現されていても、「こちらを理解してくれないし寄り添ってもくれない敵」として描かれる。
彼らの理不尽さや、自己の正当性を示したいがためだけなのに、恩着せがましく他者をコントロールしようとする言動。私は文字をなぞっているだけなのに、そこから立ちのぼる情景を想像すると、口角を下げざるを得なくなる。
何なのこ