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#71 行政書士試験に合格するために(試験委員編)

今回は、行政書士試験の試験委員について
書いてみたいと思います。


20人の試験委員!

一般財団法人 行政書士試験研究センターの
サイトには、「行政書士試験委員名簿」が記載
されています。

サイトの「センター概要」から見ることが
できるのですが、現在は20名の方が
在籍しています。

試験委員の方々は、
東京大学、東京大学大学院、早稲田大学、
慶應義塾大学、一橋大学大学院、一橋大学、
青山学院大学、立教大学、明治大学、國學院大學、
立正大学、専修大学、明治学院大学、
東京都立大学、筑波大学、千葉大学、
これらの大学の教授が担当されています。

専門分野は、法学の方が多いですが、
社会学が専門の教授もいらっしゃいます。

毎年同じ教授、というわけでもないようですが、
固定というわけでもないようです。

20人全員が試験60問すべてに
関わっているのかどうかは不明です。

今年の記述の担当は○○教授、
という割り当ての場合、問題作成者の方の
癖が反映されやすくなります。

仮に、1人で記述の問題を作成するのなら、
・試験の難易度
・過去に出題された問題
これらは必ず考慮すると思います。

それにプラスして、
市販されている予備校の模試を買ってみて、
「これと同じ問題は出さないようにしよう」
と考えたり、
参考書に書かれていないような
「ニッチな条文から出題してみよう」
と考えたりするのかなと思います。


まとめ

各予備校の試験解説を聞いていても、
毎年の択一の平均点は大きくは
変動していないように感じます。

大きく変動するのは、いつも記述です。

*記述の採点方法や部分点の配点は
 非公開ですが、記述の合計得点のみは
 個別に分かるようになっています。

受験者数46991人と、前年よりも859人も
減っているにも関わらず、
合格者数6571人と、前年よりも769人も
増えています。

受験者数は令和6年度も47000人前後だと
思いますが、合格者数は、6000人以下に
減らす傾向になると思います。

合格率が高かった令和5年試験では、
記述の難易度は比較的易しめ、
だと言われていました。

択一の難易度が同じなのであれば、
記述は難易度が同じでも、
採点は厳しめになるとも考えられます。

問題の作成をした方が採点をされるのだと
思うのですが、その方の「さじ加減」で
合格不合格が決まることは避けたいところです。

行政書士試験では、択一のみで180点を
取ることができれば、基礎知識の足切りさえ
回避すれば、必ず合格することができます。

実際には、この「択一のみで180点」が
試験直前の追い込んでいるときにしか
取ることができないので、それまでの
約1年間、苦しみ続けるのですが、
それでも毎日勉強することで、
合格に近づくしかないのかなと思います。




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