見出し画像

#74 行政書士試験に合格するために(記述(出題分野【直近18年分】)編)

今回は、行政書士試験の記述の出題分野に
ついて書いてみたいと思います。


債権からの出題が多い!

出題分野を5つに分類してみました。

・総則
・物権
・債権各論
・債権総論
・親族・相続

以下は、
平成18年~令和5年試験の合計18回分の集計です。

・総則    5回
・物権    8回
・債権各論  10回
・債権総論  11回
・親族・相続 3回

*平成23年試験で、総則と債権各論の2つから
 出題されたため、全てを足して36(18×2)
 ではなく、合計は37になります。

*この集計は、
 『みんなが欲しかった!
 行政書士の40字記述式問題集 (TAC出版)』
 を参考に作成しています。

 (記述問題の一言目が書けない方には、
  この本を、ぜひお勧めしたいです)


親族・相続の勉強…

直近5年だと、以下のようになります。

・総則    3回
・物権    3回
・債権各論  3回
・債権総論  3回
・親族・相続 0回

満遍なく出題されている印象です。

親族・相続については、択一でも一問しか
出題がないため、勉強時間も削りがちです。

直近での出題がないからと言って、
令和6年度試験で出ないわけではないので、
記述の親族・相続の対策は、
意外と悩んでしまいます。

では、どうすべきかですが、
重要条文の暗記のみで対応する形が
良いのではないかと思います。

少し問題をひねられた場合、おそらく
満点を取ることは出来ません。

条文どおりに書くことで、
部分点をもぎ取るしかないと思います。

重要条文の暗記は、当然、択一の対策にも
なるのですが、出題の可能性が低いものに
時間をかけることは、タイパが良くない、
という理由もあります。


まとめ

また、「債権」のくくりで見てみると、
平成18年からの18回の試験のうち、
債権各論と債権総論のどちらかが
出題されたものは15回あります。

どうしても絞りたいという方は、
「債権」に絞るのが良さそうです。

ただ、直近5年の出題を見ても、
「今年はここが出る!」という
さらに絞った予想をするのは難しいため、
記述の対策は満遍なくやるべきだと思います。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?