#12 行政書士試験に合格するために (記述対策専用ノート㉛~㊵)
今回も民法(総則)のあたりの記述について。
記述は条文のまま書く必要がある場合と、
設問にある言葉を組み合わせて
答える場合があります。
令和4年度の問44では、
(同法の条文の表現を踏まえて記すこと。)
と、設問にわざわざカッコ書きで
書かれていました。
記述の採点は、裁量の余地があるため、
減点になる可能性は出来る限り
排除したいところです。
ただ、「時」のように漢字で書くのか、
「とき」のように平仮名で書くのかを
私はあまり意識しませんでした。
*条文集を開いたときに確認する程度に
留めていました。
そんな細かい所を気にしていては、
前に進めないからです。
私のような複数年受験者と違い、
条文を一言一句間違わず、
そのまま覚えられる人は、
1年であっさり合格する人、
と割り切っていました。
*割り切らないと、やっていられません。
㉛Q:債権の消滅時効は?
A:債権は、債権者が
権利行使できることを知ったときから5年間、
権利行使できる時から10年間行使しないとき。
㉜Q:生命・侵害の場合は?
A:人の生命または身体の侵害による
損害賠償請求権の場合、
権利行使できる時から20年間行使しないとき。
㉝Q:財産権の場合は?
A:債権または所有権以外の財産権は、
権利行使できる時から20年間行使しないとき。
㉞Q:不法行為の場合は?
A:不法行為による損害賠償請求権は、
被害者またはその法定代理人が
損害及び加害者を知った時から
3年間行使しないとき。
不法行為時から20年間行使しないとき。
㉟Q:生命・侵害の場合は?
A:人の生命または身体を害する
不法行為による損害賠償請求権の場合、
知った時から5年間行使しないとき。
㊱Q:時効完成前の第三者とは?
A:当事者類似の関係
(ex.時効取得者は登記なく所有権を取得可)
㊲Q:時効完成後の第三者とは?
A:二重譲渡と同視
(ex.先に登記したものが勝つ)
㊳Q:AがC所有の甲建物を
時効取得するための要件とは?
(A:Bの子、B:死亡+甲の所有者ではない)
(C:Bに甲を賃借していた)
A:Aが、10年間、所有の意志をもって、
平穏に、かつ、公然と甲建物を占有すること。
㊴Q:貸金債権が時効消滅するのはいつ?
(ex.行政書士試験に合格したら返す契約)
A:AがBの行政書士試験合格を
知った時から5年後、または、
Bの行政書士試験合格時から10年後。
㊵Q:CはAから預かった電気機器を
X所有の甲地に不法投棄した。
XはAにいかなる権利に基づき、
いかなる請求をすることができるか?
XはCにいかなる権利に基づき、
いかなる請求をすることができるか?
A:Aに対し、甲地所有権に基づき
妨害排除請求をすることができる。
Cに対し、不法行為に基づき
損害賠償請求をすることができる。
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