江口 敬

写真家。福島県在住。15年ほど前から、個展を中心に作品を発表してきました。2023年4…

江口 敬

写真家。福島県在住。15年ほど前から、個展を中心に作品を発表してきました。2023年4月、51歳にしてプロ宣言した、やや奇特な男です。わたしが追い求めているのは、日常とそのとなりにある非日常の架け橋となる写真。Art is alive. Art is everywhere.

マガジン

  • 半径5メートル写真館

    日常のとなりにある非日常の美しさを捉えたい。写真を始めたときからずっと、大切にしてきたテーマです。レンズとカメラを通すことで、見慣れた部屋の中の光景も、光と影のワンダーランドへと姿を変えるのです。

  • 1995年自転車の旅

    昔々、一人の青年が東京から鹿児島まで自転車で旅した記録を、そのとき感じたこと・現在の視点で考え直したことなどと合わせて、不定期で連載します。 それはまた、30年前の日本を垣間見るタイムスリップ旅行でもあると思っています。 長旅になりますので、のんびりお付き合いいただけますと幸いです。

  • 風花画廊オンラインショップ通信

    福島県福島市の山懐にたたずむアートギャラリー「風花画廊」。そのオンラインショップに関する記事です。 新たに取り扱いを始める作品など、最新情報をお知らせします。 江口は、ショップに掲載する作品の写真撮影とサイト管理を担当しています(いわゆる「中の人」です)。 公式X(旧ツイッター)もあります。https://twitter.com/kazahana_online

ストア

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    序曲

    東海桜が福島盆地に春の到来を告げる。 インクジェット顔料プリント 用紙サイズA4 イメージサイズ24.2㎝ × 16.1㎝ サインあり 木製額縁 高さ31.5㎝ × 幅22.8㎝ × 奥行2.5㎝ 重量0.6㎏ 保護アクリル(UVカット)・吊り紐・保管箱あり 長期保存に対応したコットン100%素材のファインアートペーパーにプリントしています。 サインはプリント裏面に記載しています。
    25,000円
    喫 写 ・
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    春の気配

    昨日までとは違う、春の気配。 インクジェット顔料プリント 用紙サイズA4 イメージサイズ24.2㎝ × 16.1㎝ サインあり 木製額縁 高さ31.5㎝ × 幅22.8㎝ × 奥行2.5㎝ 重量0.6㎏ 保護アクリル(UVカット)・吊り紐・保管箱あり 長期保存に対応したコットン100%素材のファインアートペーパーにプリントしています。 サインはプリント裏面に記載しています。
    25,000円
    喫 写 ・

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【個展開催のお知らせ】江口敬 写真展「二つの部屋」

江口敬 写真展「二つの部屋」 9月11日(水)〜29日(日) 会期中無休 9:00〜16:30(入場は16:00まで) 福島市写真美術館(花の写真館)にて 主催:福島市写真美術館(公益財…

江口 敬
13日前
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田植えの季節@福島盆地

風が水の上を渡ってゆく。

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青空の下で

5月の空は一年のうちでいちばん青い気がする。 いや、5月の空は一年のうちでいちばん青空らしい色をしている、と書いた方が、より気持ち的に正確かな。

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夕方の光景

強い西日が部屋の奥まで射し込む季節になって、久しぶりの「半径5メートル写真館」。

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信夫山の初夏を少し

この前の、岩谷観音への行き帰りに撮影した景色を少し。 ぼくは、草花や鳥や虫たちの名前を、ごくごく基本的なもの以外は、本当によく知らなくて。 正直に言うと、あまり…

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【写仏部】福島市「岩谷観音」の仏さま

今回は久しぶりに「note写仏部」の活動です。 「note写仏部」について、詳しくはこちらを。 (追記)諸事情あって↓に引っ越し。(2024.5.24) ぼくは絵は描かないので、…

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《神》の居場所

 5月10日付けの毎日新聞に「掃除をしないとどうなる?」との見出しでコラムが掲載されていた(「れきし箱」伊藤和史)。  コラムは、執筆者が京都の禅寺で接した「一掃…

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1995年自転車の旅|07|謎の酷道「錦峠」と銚子川の青き淵

 1995年(平成7年)秋。一人の青年が東京から鹿児島まで自転車で旅した記憶と記録です。  まずは下の地図をご覧いただきたい。  旅の6日目は、国道260号最大の難所と…

江口 敬
2週間前
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「風花画廊オンラインショップ」では、展示会期間中限定で販売していました後藤五木さんの陶芸作品と樋口健也さんの絵画作品、各2点ずつを継続して取り扱うことになりました。どうぞよろしくお願いします。
https://kazahana.official.ec/

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初夏

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午後の散歩

街が「撮ってみろ」光線を発している。 気のせいか。

江口 敬
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山吹の黄色。 林の中でよく目立つ。 そう言えば、子どものころ使っていた色鉛筆セットには「ヤマブキイロ」という色があったっけ。 「ヤマブ・キイロ」だと思っていたよ。 …

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1995年自転車の旅|06|紀伊半島上陸

 1995年(平成7年)秋。一人の青年が東京から鹿児島まで自転車で旅した記憶と記録です。  5:30起床。食事と撤収作業を済ませ、7:30に出発。  伊良湖岬から鳥羽へ向かう…

江口 敬
1か月前
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風花画廊オンラインショップ通信【8】

お知らせ(宣伝)です! 福島市の「風花画廊」では、4月26日(金)から5月5日(日)まで、「 絵画 × 陶芸 絵画 樋口健也 陶芸 後藤五木 」展を開催中です。 11時~19時…

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春の末のこと

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どんどん芽吹く!

江口 敬
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【個展開催のお知らせ】江口敬 写真展「二つの部屋」

【個展開催のお知らせ】江口敬 写真展「二つの部屋」

江口敬 写真展「二つの部屋」

9月11日(水)〜29日(日) 会期中無休
9:00〜16:30(入場は16:00まで)
福島市写真美術館(花の写真館)にて

主催:福島市写真美術館(公益財団法人福島市振興公社)
協力:公益社団法人日本写真協会

インスタレーション要素を取り入れた大胆な展示を予定しています。
乞うご期待!

シルバーウィークの前後、長い会期を頂戴することができました。
福島にお越

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青空の下で

青空の下で

5月の空は一年のうちでいちばん青い気がする。
いや、5月の空は一年のうちでいちばん青空らしい色をしている、と書いた方が、より気持ち的に正確かな。

夕方の光景

夕方の光景

強い西日が部屋の奥まで射し込む季節になって、久しぶりの「半径5メートル写真館」。

信夫山の初夏を少し

信夫山の初夏を少し

この前の、岩谷観音への行き帰りに撮影した景色を少し。

ぼくは、草花や鳥や虫たちの名前を、ごくごく基本的なもの以外は、本当によく知らなくて。
正直に言うと、あまり覚えようと思っていない。
花は花のままに、鳥は鳥のままに、咲いて歌えば、その美しさにつかのま触れることさえできれば、それで十分だと思っている。
この辺りの考え方は、人によってだいぶ異なるだろう。たぶん、それでいいんだ。
人が作ったものに関

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【写仏部】福島市「岩谷観音」の仏さま

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今回は久しぶりに「note写仏部」の活動です。
「note写仏部」について、詳しくはこちらを。

(追記)諸事情あって↓に引っ越し。(2024.5.24)

ぼくは絵は描かないので、写真班(班長)という位置づけになっています。

最近、部長であるHimashunさんから、
「石仏を描くべし!」
とのお達し(=部長令)が出されました。
ぼく自身、福島市の信夫山にある「岩谷観音」を紹介したいと考えてい

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《神》の居場所

《神》の居場所

 5月10日付けの毎日新聞に「掃除をしないとどうなる?」との見出しでコラムが掲載されていた(「れきし箱」伊藤和史)。

 コラムは、執筆者が京都の禅寺で接した「一掃除二信心」の禅思想の話に始まって、或る民俗学の著作の話題へと移る。その本の著者がかつて沖縄の宮古島で暮らしていたとき、掃除をする意味を実体験として深く理解したエピソードが紹介される。

 この箇所を読んだ瞬間、ぼくはハッとした。
 もし

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1995年自転車の旅|07|謎の酷道「錦峠」と銚子川の青き淵

1995年自転車の旅|07|謎の酷道「錦峠」と銚子川の青き淵

 1995年(平成7年)秋。一人の青年が東京から鹿児島まで自転車で旅した記憶と記録です。

 まずは下の地図をご覧いただきたい。

 旅の6日目は、国道260号最大の難所ともいえる「錦峠」越えから始まる。
「錦峠」は、2015年(平成27年)に新道が開通するまで、その通行の困難さから、いわゆる「酷道」として知られていた。
 当時のぼくはそんなことはつゆ知らず、しかしながら地図を見れば一目瞭然、これ

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「風花画廊オンラインショップ」では、展示会期間中限定で販売していました後藤五木さんの陶芸作品と樋口健也さんの絵画作品、各2点ずつを継続して取り扱うことになりました。どうぞよろしくお願いします。
https://kazahana.official.ec/

午後の散歩

午後の散歩

街が「撮ってみろ」光線を発している。
気のせいか。

春の拾遺

春の拾遺

山吹の黄色。
林の中でよく目立つ。
そう言えば、子どものころ使っていた色鉛筆セットには「ヤマブキイロ」という色があったっけ。
「ヤマブ・キイロ」だと思っていたよ。

林檎の花には、桜とはまた違った美しさや生命力が感じられます。
これは受粉樹。
まるで命の奔流。

うっすらと、林檎色。

もうすぐ、立夏。

1995年自転車の旅|06|紀伊半島上陸

1995年自転車の旅|06|紀伊半島上陸

 1995年(平成7年)秋。一人の青年が東京から鹿児島まで自転車で旅した記憶と記録です。

 5:30起床。食事と撤収作業を済ませ、7:30に出発。
 伊良湖岬から鳥羽へ向かうフェリーは、8:30出港。

 今日も天気は快晴。暖かい秋の日、朝早いにもかかわらず、フェリーには大勢の観光客が乗船していた。皆、週末(この日は土曜日)を楽しんでいる様子だ。

 船に揺られている間、となりの席に座ったお爺さ

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風花画廊オンラインショップ通信【8】

風花画廊オンラインショップ通信【8】

お知らせ(宣伝)です!

福島市の「風花画廊」では、4月26日(金)から5月5日(日)まで、「 絵画 × 陶芸 絵画 樋口健也 陶芸 後藤五木 」展を開催中です。
11時~19時、会期中無休です。
皆さまのお越しをお待ち申し上げております。

併せて「風花画廊オンラインショップ」では、お二人の作品2点ずつを期間限定で取扱中です。
取扱期間は、展示会の会期と同じ、5月5日(日)19時までとなります。

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