CITIZEN SHINE
家の手直しの前準備ということで暇を見つけては大掃除をしていて先祖代々の貧乏性ゆえ捨てるに捨てられずに溜まりに溜まったゴミの山にウンザリしてる日々を送ってる、てな感じのことを以前書いたかと思います。
今日も今日とて埃まみれになりながら片付けをしていたらちょいと珍しいものが出てきたので紹介を。
腕時計です。銘は"Citizen Shine"とありまして調べてみたところ日本初の視覚障害者用の腕時計のようです。視覚障害を持つ人の"光"となれるように"SHINE"と名がついたそうです。
このように風防をパカっと開けられるようになっていて指先で針とインデックスを触ることで時間がわかるようになっているんですね。
ベルトは伸縮式。
留め具を使わないので手首に装着しやすいようできています。
発売されたのが1960年、なんと64年前、昭和35年ですよ。カラーテレビの本放送が始まり「ララミー牧場」のテレビ放送が開始された年ですよ(知らねーよ)。そして驚いたことにこの腕時計、機械式で竜頭を回すと今でもちゃんと動くんです。シチズンのものづくりの精度に感服いたします。
ベルトが切れてしまっているのを直せばまだまだ使えるので近いうちオーバーホールも兼ねて修理に持ち込んでみよう思います。
しかし先祖に視覚障害者はいなかったはず。なぜこのような腕時計が我が家にあるのか不思議に思って親父に聞いてみたところ
「あーそれ?じいさんが親戚の○○さんから貰ったんだよ。山に落っこちてたのを拾ったけど使わないからやるって言ってさ」
いや、そんなもんもらうなよ。というか親戚も拾ったなら警察に届けるとかしろよ…。
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