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柿 (カキ)


ツツジ目、カキノキ科、カキノキ属


晩春から真夏にかけて黄色い花をつけるのが
柿ノ木(カキノキ)となる。


桃栗三年柿八年の言葉通り、この柿ノ木は実を
付けるまで、時間のかかる樹木となる。




学名の『ティオスフロス』は、ギリシャ語では
『神の食べ物』を示し、洋名『パーシモン』は
アメリカ先住民族であるインディアンの言葉で
『干し果実』を意味する。


柿といえば正岡子規(マサオカシキ)が詠んだ
誰もが知る有名な句となっているのがこちらの
『柿食えば 鐘が鳴るなり 法隆寺』



実はこの句には元々のネタがある。正岡子規が
尊敬してやまぬ夏目漱石(ナツメソウセキ)が
その数ヶ月前に詠んだ元となったその一句とは
『鐘つけば 銀杏散るなり 建長寺』




建長寺(ケンチョウジ)は、鎌倉にあるお寺で
この漱石が詠んだ句は、1895年9月であり
子規の法隆寺の句は、1895年10月であり
1ヶ月後に、交流のあった漱石へのオマージュ
として詠んだ句とされている。


この子規の句は全国でも最も有名な句の一つで
全国果樹研究連合会のカキ部会はこの句は柿の
PRに丁度良いと、詠まれた10月26日を
『柿の日』に制定し、句と柿の相乗効果を狙い
成功したものともなっている。


昨日、京都北山の地の深泥池(ミドロガイケ)
の探索ツアーを、京都園芸倶楽部のメンバーと
なった最初の冒険ツアーへ参加した。その時に
見つけたのがこの柿の花だったのである。


NOTE BLOG に移籍以来、柿(カキ)について
何の記事を書いてきたのかしらと履歴を調べて
老鴉柿(ロウヤガキ)、常盤柿(トキワガキ)と
食べられぬものばかりを紹介してきていた。
色んなブランド柿の記事が消失してしまった。
また、柿も今後も書き連ねていこうと思う。


過去の柿の実の画像を載せておこう


和名 柿ノ木 (カキノキ)
   柿 (カキ)
洋名 カキ パーシモン
   (KAKI PERSIMMON)
   パーシモン (PERSIMMON)
学名 ディオスフィロス カキ
   (DIOSPYROS KAKI)
分類 ツツジ目、カキノキ科、カキノキ属
種類 落葉高木
草丈 10〜15m
開花 晩春〜真夏
花色 黄
花径 20〜25mm
原産 日本、朝鮮、中国
言葉 自然美
   優しさ
   恩恵
撮影 深泥池(京都、北山)

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